「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督が
役所広司と初タッグを組んだ人間ドラマ。
これまですべてオリジナル脚本の映画を手がけたきた
西川監督にとって初めて小説原案の作品となり、
直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」を原案に、
舞台を原作から約35年後の現代に置き換え、
人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。
殺人を犯し13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、
身元引受人の弁護士・庄司らの助けを借りながら自立を目指していた。
そんなある日、生き別れた母を探す三上に、
若手テレビディレクターの津乃田とやり手のプロデューサーの吉澤が近づいてくる。
彼らは、社会に適応しようとあがきながら、
生き別れた母親を捜す三上の姿を感動ドキュメンタリーに仕立て上げようとしていたが…
お薦め度☆☆☆☆