出張先のベルリンで
交通事故に遭ったマーティン・ハリス博士は意識を取り戻して、愕然とした。
わが妻は夫である自分の顔を覚えておらず、
そればかりか、見ず知らずの男が自分になりすましていたのだ。
警察に訴えても信じてもらえず、
殺し屋に命を狙われるはめになったマーティンは孤独感と疲労を引きずりながら街中を転々とする。
異国の地で孤立無援に陥ったマーティンだったが、
成り行きで行動を共にすることになった協力的とはいえない協力者を得て、
底知れぬ謎を解明しようとする。
しかし、やがて自分自身に疑いを抱くようになる― 自分は正気なのか、
自分は何者なのか、そしてどこまで真実を知る覚悟があるのか。
謎解きを楽しめる久々のナイスな映画です。
お薦め度★★★★☆