15年来のお客様でS原様がいらしゃいます。
月に一度来店されます。(毎月です)
86歳のおばあちゃんです。
この方はオープン当初からズーッと来られています。
(お客様もほとんどなく、貧乏のズンドコのときから)
S原さんは秋田出身ですごくなまっていて
どうしてもおばんちゃ(私の祖母)と重なります。
このS原さんも小さい頃お父さんが樺太で商売をしていて
その当時はいい思いをしたそうです。
砂糖が少ない時期でもたくさん食べれたそうです。
商売のいい時期も悪い時期もよく知っているそうです。
事情があって今は静岡に住んでいるそうです。
この樺太商売の話で終わる時はいいのですが
医心堂の話になってくるとやばいです。
そのS原さんが私によく言います。
私を手放しに褒めてくれます。
「よく頑張ったね。私は信じていたよ(すんずでいだよ)」
「一人一人大事にすて贅沢しなげればきっとうまくいぐ」
「立派になってわだずはうれしいよ」
「ありがでなぁ、ありがでなぁ」…
これを聞くと亡くなったおばんちゃが言っているように感じます。
自然に涙が出てきます。
何か話そうとするともっと出てくるので話せません。
困った困ったです。
S原さんは足が悪くいろいろなものにつたわりながら店に入ってきます。
帰りにはしっかりとS原さんの手を握り外まで案内します。
心ではおばんちゃを思い出しながらしっかりと手を握ります。
若い方だと問題があるのでできませんが
ここでは遠慮なしにしっかり手を握り、腰にしっかり手を回します。
S原さんは
「先生、すまねな、ありどね、もうすわげねえ」
と言いますが私にとってもうれしいことです。
S原さんいつまでも元気で、また来月来てください。
*おばんちゃのことはS様には言っていません。
月に一度来店されます。(毎月です)
86歳のおばあちゃんです。
この方はオープン当初からズーッと来られています。
(お客様もほとんどなく、貧乏のズンドコのときから)
S原さんは秋田出身ですごくなまっていて
どうしてもおばんちゃ(私の祖母)と重なります。
このS原さんも小さい頃お父さんが樺太で商売をしていて
その当時はいい思いをしたそうです。
砂糖が少ない時期でもたくさん食べれたそうです。
商売のいい時期も悪い時期もよく知っているそうです。
事情があって今は静岡に住んでいるそうです。
この樺太商売の話で終わる時はいいのですが
医心堂の話になってくるとやばいです。
そのS原さんが私によく言います。
私を手放しに褒めてくれます。
「よく頑張ったね。私は信じていたよ(すんずでいだよ)」
「一人一人大事にすて贅沢しなげればきっとうまくいぐ」
「立派になってわだずはうれしいよ」
「ありがでなぁ、ありがでなぁ」…
これを聞くと亡くなったおばんちゃが言っているように感じます。
自然に涙が出てきます。
何か話そうとするともっと出てくるので話せません。
困った困ったです。
S原さんは足が悪くいろいろなものにつたわりながら店に入ってきます。
帰りにはしっかりとS原さんの手を握り外まで案内します。
心ではおばんちゃを思い出しながらしっかりと手を握ります。
若い方だと問題があるのでできませんが
ここでは遠慮なしにしっかり手を握り、腰にしっかり手を回します。
S原さんは
「先生、すまねな、ありどね、もうすわげねえ」
と言いますが私にとってもうれしいことです。
S原さんいつまでも元気で、また来月来てください。
*おばんちゃのことはS様には言っていません。