増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

自分が一番大事、ですよね。

2006年11月21日 | 近況
自殺という記事が多く見かけられるようになって、堰を切ったように連鎖反応まで起きているのは悲しいことです。

大事な人を失った悲しみは、何事にもかえられないほどの苦しみをもたらします。
残されたご家族の悲しみが少しずつでも癒えてくれればと願います。

私のお気に入りの本のひとつ、アメリカインディアンの教え(ニッポン放送出版、加藤諦三著)の冒頭に、子どもたちはこうして生きかたを学びます(ドロシー・ロー・ノルト作)と言う詩が載っています。

短いけれど物事の的を得た11の文から成っていて、その中に「人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします」とあります。

自殺は何も子どもに限ったことではありません。日本では大人の自殺も多いです。

子どもは大人を見ています。私たち一人一人にできることはなんでしょうか。
私たち大人が、自分を一番大事にすることではないかなと思います。

「自分を大事にすること」には、好き勝手することとは違います。
ありのままの自分自身をまず認めること。いいところも、悪いところも。
人間なんですから、完璧なんてありえない。背伸びをしない、そのまんまの自分でいいんです。

大人が頑張って責任を果たせてうれしい!というところ、頑張ったけどうまくいかなくてくやしい!というところ、怠けちゃってできなかった自分に腹が立つ!というところを、自分をかざらずに出せれば、子どもは自分の感情を素直に出すことをためらわなくなるでしょう。

大人が中身のないところを格好ばっかり取り繕ってごまかしているいるのを子どもは見ています。
それは人をごまかしているんじゃないんです。自分をごまかして、安心しているんです。そこに子どもは不安を、絶望を見ているんです。

「いい子」であることと「自分を大事にすること」は、違うことを大人がまず知らなければいけないんじゃないでしょうか。



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