増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

人類、みな罪人

2011年04月07日 | 近況
原発事故以来、放射性物質から出る放射能による空気汚染、水道水汚染、野菜汚染、牛乳汚染…と毎日のように報道されています。

よく政府は真実を伝えていないとか、甘く見すぎだという批判も耳にしますが、私は現政府の対応は、ギリギリだけど、とりあえず合格点であると認識しています。

なぜなら、まず周囲を気にかける国民性だからとも言えますが、これだけの大惨事で国内のパニックを、この程度で済ませているのですから。

原子力発電に対する、電力会社と政治家・官僚の結びつきは、今の政権からというわけではなく、前の自民党政権時代から続いてきたのものでしょう。そして天下りもバンバン。
それを知らん顔して、現政権だけの責任には、心ある政治家なら到底出来ないでしょう。

今まで放置・黙認してきたのは、電気を使いたいだけ使って、原子力発電計画自体を他人事に考えていた私達日本国民ひとりひとりなんです。
だから原発震災は、電力会社や国だけでなく、私達大人ひとりひとりの責任でもあるのです。

そしてパニックをあおるのは、諸外国と一部の専門家。

もっとこうすればいいのに、こうすればよかったのに…というのは、もう少し落ち着いてからの話。
今はまだ、全貌がやっとつかめだしたときなのだから、まずは現内閣とそのブレインを信じて任せるしかないでしょう。
結局は、国民が自分達で選んだのだから。
海外からの指摘も、役に立つものもあるけど、邪魔なものも多いから、余計なことを言って…と感じることもしばしばです。


自分にできもしない、やりもしないことに関して、他人を批判することは誰にもできません。
基本的に、人に人をジャッジすることはできないはず、と私は思っています。(裁判官は、職務上許されますが。)

キリストの話にあるでしょう。
罪を犯した女の人に皆が石を投げつけるところにキリストが通りかかって、「あなた方の中で、これまでに一度も罪を犯したことのない人だけが投げなさい」という言葉に、誰も石を投げられなかった、というような話です。
私は信者ではないので、正確でなければごめんなさい。

でも話の言いたいことは同じ。
自分は手を汚さないのに、自分に出来るかどうかもわからないのに、文句ばっかり言っている人は、自分のことを棚にあげて罪人に石を投げる人と同じじゃないかしら。


私は自分が実際に見たこと、聞いたこと、体験したこと、筋力検査で判断したことしか、基本的に信じません。
本やネット上に書いてあること、人から聞いたことも、信じていいもの(自分にとって有効度の高い情報)でなければ、鵜呑みにしません。

外部からの情報に、自分の信じる判断基準・ものさし(筋力検査)を照らし合わせて、そして最終的に自分の判断にする。
すべてこれまでの様々な経験から出た結論であり、私のポリシーです。


口先だけで批判するなら、誰でもできます。
でも今欲しいのは、実現可能で安全性・効率性を兼ねそなえた助言・アドバイスです。
国の責任者として、会社の責任者として、今やるべきことをさぼってしないのなら非難に値しますが、誰がやっても難しい問題に全身全霊で取り組んでいる(ことを願います)時にその当事者を応援しないで、どうして難局を乗り切れるのでしょうか。

日本が大惨事を引き起こして倒れるかどうかという時なのですから、政党関係なく、政治家みんなで協力し合って国の根底を人柱となって支えようという気概のある人物、リーダー適性の高い政治家はいないのかしら…。
それとも自分の、党の損得勘定が優先されるのでしょうか。

国を操る大人がそんなことをしていたら、将来を背負う子供たちに、誰が正義を教えられるというのでしょうか。
この状況を目の前にして口先だけで批判するくらいなら、どんどん動いてまず自分でできることをしてくださいよ。
会合という名の井戸端会議で愚痴こぼしていないで…、と自分の椅子を温めている政治家さんたちに言いたいです。

いつも口だけは達者な人たちも、今全く姿が見えませんものね。
こういうときこそ、本当に動いて地元の為、日本の為に働ける時で、腕の見せ所だと言うのに。。。
誰も見えない。それが情けない。
あらっ、私もこんなところで愚痴っていますね、嫌だわ~。


私は現地に行っていませんが、現地入りした患者さんや知人、増田院長の担当医からは、想像を絶する状況であり、まず何からしたらいいのか、誰が何をしたらいいのか、呆然と立ちすくむことしか、まずできないと聞きました。

大自然の脅威にもまれ続けた歴史をもつ国なのですから、この自然のありのままの姿に畏敬の念を持ち、膝まづくしかないのですね。

NAET公認施術者の東北4名もおかげさまで無事でした。
もう少し状況が落ち着いた段階で、必要な時が来たら、彼らを中心として私たちに出来る募金以外のお手伝いができればと考えています。

もちろんNAETでは地震や核放射線などの治療ができるでしょう。
アクティベータは忘れかけていますが、復習すれば大丈夫…、だと思います。

民間ボランティアや炊き出しなど、皆さん頑張っていますものね。
でもまだ避難生活を強いられている方々の、不便で不安な状況は変わりありません。

「早く暖かくなって、みんなが仮設住宅に入居できて、町も整備が進み、福島原発での危機的事故を回避でき、安全に確実に処理できる」ことを私の毎日の日課として、感情の自己治療をずっと続けています。

どうかご協力いただける方は、また一緒にお願いします。
ひとりよりふたり、ふたりよりさんにん…、数が多いほど、その思いはエネルギー的に実現に近づきますからね。

また大きな余震も多いですから、またドカンと大きなのが来ないための感情の自己治療とそれなりの準備をしておきましょう。
いざという時に、あわてず落ちついていられるように。

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