生活管理・日用品ブログ

増田カイロの臨床における生活指導内容。NAET施術と併用して弱アルカリ体質を維持しましょう。

熱中症予防に「水は飲んでいました」じゃダメなんです。

2023-08-23 | 斉藤の独り言
今日も「北海道で小2の子供が屋外活動直後に死亡」というニュースがありました。
本人も、ご両親も、そして同級生も、先生方も…、みな悲痛でやるせないことと思います。

学校のPTA役員じゃないですし、何もできない私に何も言う権利はないと思いますが、同じような事故をこれ以上起こさないためにも、このブログを読んでいる人の参考になればと思って、気になったことを簡単に書いておきます。

1)屋外活動の際は、きちんと温度・湿度を測っているのかしら?

個人の体調は、遺伝・体質・食事内容・ストレス・睡眠など、個々の状況によって異なります。
一番弱い子を基準にして、屋外温度・湿度系が「安全」を上回っていたら、「止める勇気」を教員が持つべきです。
教員が屋外温度・湿度計を持っていなければ、親は自分の子供に持たせて、こうなったら涼しいところに避難しなさい、と教えて、子供を守るべきです。
それが伝わらない子であれば、一人でそういうところに行かせないことです。
大人の主治医は自分自身ですが、子供の第一主治医はどんな状況においても親御さんですからね。医療者は第二主治医であり、セカンドオピニオンです。

2)真夏でタンパクが枯渇している状況において、「熱中症・脱水は水・塩不足ではない」という認識を、医師(校医)・看護師(養護教諭)・教員、そして親御さんが持っていないといけない。そして子供たちにも大人が伝えておかなければいけない。

日本で水分を摂っていない人はいません。しかしタンパクと塩が足りません。
減塩が有効な人もいれば、有効でない人もいますから、医師・保健師・メディアが減塩を当たり前のこととして推奨していることにも問題があります。
酸性食品の代表である砂糖を減らさずに、アルカリ食品の代表である塩だけを減らしたら、体質の酸性化⇒慢性炎症⇒病気のデパートに繋がる道を歩いているわけです。
どんなことにおいても「有効性」と「必要性」が大事です。その2つ、特に「必要性」がないものには、取り入れる意味がないだけでなく、逆効果にもなりえます。

タンパク・塩が足りないのに水ばかり摂っていれば、水毒になり、汗もかけず、体温も下がらないまま、脳が煮えてしまいます。
脳が煮える状態になれば、復活しても後遺症は残ります。また将来、脳疾患・精神疾患・認知症などに繋がります。
そうならないためにも、普段からどれだけ食事でタンパク(卵・肉・魚・豆・乳)を摂っているか、そして屋外活動を日常的にするなら「アレルギーのない(←これがとても重要!)」プロテイン・ペプチドスープ・アミノ酸サプリを適宜・必要量補給しているか否かが大切です。暑いからそうめんだけ、アイスだけ…、じゃダメですよ。

また子供がポテチやおせんべいをよく食べるなら、それはすでに塩が足りないサインです。
そういう子には、食事では米やスープにしっかりとピンク岩塩をかけさせ、おかずには好きなだけ醤油・ソースをかけさせていいのですよ。

今年の暑さは異常ですが、来年以降もまだまだ太陽が強い時期ですから、この状況は続くでしょう。
子供の命は大人が、大人の命は自分自身がしっかり守るためにも、ちょっとした違和感をどなたもそのまま見過ごしませんように。
明日は自分の家族が…ということもあり得るのですから、自分には関係ないと思わずに、熱中症や死亡事故から自分の家族を守りましょう。
この異常事態下において「反省しても後悔しない」ためには、エアコンのない学校には行かせない、くらいの親御さんの強い態度が必要ですからね。
みんなが行っているから大丈夫、先生がいるから大丈夫と安易に考えている方も多いと思いますが、何事に対しても「大丈夫じゃない」時代です。
自分の子供のことはよく観て、話して、第一主治医として判断してください。

斉藤 記



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