10月から3月は、基本的に「高気圧優位」となります。
高気圧優位の時期には細菌が、そして寒く乾燥した時期にはウィルスが活発化する傾向にあります。
安保徹先生の著書にも、《秋晴れのゴルフ日和の日に限って、消化器外科医は緊急手術に呼び出される》というように、秋には虫垂炎が多いという例えを出しておられました。
現代では、まずは抗生剤の内服や点滴で抑えるのが一般的かと思いますが、とにかく高気圧優位=細菌活性↑ということです。
増田カイロではNAET®を使って有形無形の身の回りの物すべてと自分を合わせていく『体質改善』を進めていきますが、誰のどんな心身の問題においても、犯人(原因)はすでに体の中にいる「潜在感染源」であることがわかります。
痛みを起こすのも、かゆみを起こすのも、急性・慢性炎症を起こすのも、感情を乱すのも…、みんな自分の体の中にいる感染源の仕業です。
我々の体内・体表には多くの常在菌を含む潜在感染源が同居しているわけですが、口腔内・鼻咽腔・腸管内・膣内といった大きな感染源のグループの中で最も手ごわいのが【口腔内の細菌叢】です。
その中に含まれる歯周病菌、そしてその黒幕であるカンジダが手ごわいのです。
歯周病菌が、がん・動脈硬化(脳卒中・心筋梗塞)・心疾患・誤飲性肺炎・認知症・糖尿病・骨粗しょう症・早産・不妊・精神疾患・自己免疫疾患・発達障害・アトピー・喘息・アナフィラキシー・病巣感染など、いろいろな症状・病態に関与していることは、いろいろな論文が出ている通りですが、逆に臨床の立場からすれば、関係ない疾患を上げることの方が難しいと思っています。
それだけ重要な歯周病菌は、何百種類ともいわれますが、トップ3及びトップ5はいつでも不動です。
いろいろな歯科医院のサイトにもその詳細が紹介されていますから、検索してみてください。
臨床的に、歯周病菌に関連した口腔内の自覚症状としては、以下が挙げられます。
①歯磨きをして出血する
②歯茎の不快感・腫れ・赤味
③歯・歯茎の知覚過敏
④朝起きたら口腔内がねばねばする
⑤口内炎・舌苔
⑥口臭を感じる
⑦歯のぐらつき・堅いものが噛めない
⑧歯が長くなった(歯茎が委縮した)・隙間が広がった
⑨抜歯の必要性
⑩神経処置の必要性、および神経処置が長引く
増田カイロでもこのトップ5を含めた約20種を調べて、アレルギー除去していきますが、やはりトップ3・トップ5の影響度はどなたも大きい、といえます。②歯茎の不快感・腫れ・赤味
③歯・歯茎の知覚過敏
④朝起きたら口腔内がねばねばする
⑤口内炎・舌苔
⑥口臭を感じる
⑦歯のぐらつき・堅いものが噛めない
⑧歯が長くなった(歯茎が委縮した)・隙間が広がった
⑨抜歯の必要性
⑩神経処置の必要性、および神経処置が長引く
トップ3の中でよく話題になるのは《ポルフィロモナス・ジンジバリス》という菌です。
これはがんや認知症との関連がここ数年特に研究として発表されて注目を集めていますが、私個人の臨床の感覚としては、スピロヘータという種類の細菌の仲間である《トレポネーマ・デンティコラ》もかなり顔つきが悪いように感じます。(トレポネーマで有名なのは梅毒で、日本においてもこの10年で患者数が増えています。)
そしてすべての歯周病関連細菌の黒幕はカンジダ・アルビカンスを代表とした真菌だと感じてます。
振り込め詐欺の店子(歯周病菌)は捕まるけど、黒幕(カンジダ)はなかなかつかまりません。
感染源と自分のエネルギーを合わせておく
NAET®において、【アレルギーのある感染源には「やられる」】ので、これら細菌・真菌のアレルギーを徹底的に除去することが最優先です。これらのアレルギーは1回しても、何週・何か月・何年かするとまた反応してきますから、歯科でのお掃除のように繰り返しすることが大事だと思います。
乳酸菌・ビフィズス菌・宮入菌・サッカロマイセスブラウディなどのプロバイオを摂ることは、解決策ではなく、痛み止め・咳止めと同じ対症療法です。
また日本人には乳酸菌アレルギーが多いので、むやみに乳酸菌を摂ってしまうことは、腸内環境をさらに悪化させていきますから、アレルギーがなく、かつ有効度・必要度の高いものだけを使うことが重要になります。
ということで、歯周病菌やカンジダのアレルギーによって、「将来の病理を待っている」のではなく、アレルギー除去をしてこれらの感染源が【居てもいいけど邪魔しない】状況を作り出すことが、すべての健康問題に通じることだと我々は考えています。
どんな感染源であっても、アレルギー除去が完成していれば、邪魔してきませんから、もちろんもう敵ではなく、どんな悪玉菌であっても味方にすらなりえるのです。
アレルギーがなければ、潜在感染源の居心地も悪くなれば、どんどん悪さしやすい菌は減っていきますからね。
マウスケア
その上で、抗菌・抗真菌効果のあるマウスケア用品を使っておければ鬼に金棒です。もちろん歯ブラシにも、歯磨きにもアレルギーがないこと、これがいつでも大前提です。
アレルギーがあるものは『自分のエネルギー/パワーを落とします』から、どんなに高くて良いものであっても、使っているうちに必ず不快症状や問題につながります。
市販の添加物たっぷりの歯磨きやマウスウォッシュ、そしてせっけん成分の歯磨きは、歯周病菌やカンジダの大好物です。
よって、口腔内各種感染源を抑制することができないだけでなく、より活性化させてしまいますので、当院ではお勧めしていません。
どうしてもせっけん成分の歯磨きがいいという人は、アレルギーがなく、潜在意識(=体の声)がOKで必要性が高ければ、使っていいと判断します。
そしてアレルギーのない抗菌作用を持つ歯磨きとともに、抗カビ成分のマウスケア用品を併用できればなお良いと思います。
増田カイロ日用品ブログ:マウスケア
意識・顕在意識は自分の知識・経験でしかありません。
安全と思っている(思い込んでいる)のはそういう知識が入ってきたことがあったからでしょう。
しかし、何事においても、本当に大切なこと、信じるべきは自分の無意識・潜在意識の声ですから。
ある人にとっての薬は、自分にとっても薬となるとは限らず、毒かもしれないのです。
世の中の万人に良いものなど、この世にありませんから、自分の五感、そして体の声を信じて自分で判断してみてください。
自分の最大の敵は、自分の外ではなく、自分の中にいる
自分の体内にいる「親譲りそして後天的に獲得した潜在感染源」と、いかに仲良くできるかが体質改善のカギとなります。そしてアレルギー除去を根気強く、確実に進めていくことで、最大の敵を最大の味方に変えてみませんか。
そうなれば自分を否定することもなく、自分に対する肯定感も当たり前になるはずですから。
そうすれば「仕事・家族を守るために自分第一」という物差しが、絵に描いた餅じゃなく、当たり前の現実になりえます。
※いつも手短にと思っているのですが、長くなってすいません。
斉藤記