生活管理・日用品ブログ

増田カイロの臨床における生活指導内容。NAET施術と併用して弱アルカリ体質を維持しましょう。

タンパクカウントが上がる人、上がらない人

2023-08-14 | 体調管理

夏場は一年で一番タンパクを消耗しますから、しっかり補給しておきましょう、と8月の注意点に挙げておきました。

時を同じくして、8月過ぎたころから、体調がすぐれない…という連絡を多くもらうようになり、どなたにも「タンパクカウントがかなり下がっている」と個別に対処法をお伝えしました。

脱水は、水不足ではありません、塩不足でもありません。脱水は熱中症とほぼ同じ状態ですが、皆さん、水は良く摂っていると思います。
「水と塩分を取りましょう」と、よくテレビでも聞きますが、その前に「タンパクをしっかり摂っておきましょう」なのです。
そして水分の摂りすぎも、摂らなすぎも「低タンパク症状」といえるのです。

タンパクが足りなければ、水も、塩も、薬も、サプリも、重曹・クエン酸も、何も効果を発揮できません
もちろん感染するのも、感染後の後遺症が長引くのも、病気になるのも、メンタルが弱いのも…、全ての問題の始まりは低タンパクであり、全ての健康問題は低タンパクの結果といっても過言ではありません。

低タンパクによって薬やサプリが効果を発揮しないだけならまだいいですが、単独で体内にあってはいけない薬成分や栄養素が低タンパクの人の体内・血液中に常にあれば、それは活性酸素を生み出し、潜在感染源を活性化させ、慢性炎症を悪化させていきます。それが長期に渡れば、血管疾患(動脈硬化・糖尿・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)、免疫疾患(がん・リウマチ・自己免疫疾患・過敏症・認知症・内臓機能低下・アナフィラキシー・不妊症・発達障害など)に繋がります。

血液データにおいては、総タンパク・アルブミン・BUN・ヘモグロビンなどによって、タンパク量を評価しますが、「血液データによるタンパク量が多い=健康」ではないので、身体の声は身体全体として最も正確に過不足状況を教えてくれます。

まず、ご自身のタンパクカウントは、10段階でいくつかご存じですか?
筋力検査のできる人は、自分の体に聴いてみてください。(個人でも、仕事でも、筋力検査の正確性は、検査する人のアレルギー度に比例します。アレルギーフリーなら精度が高くなります。)

私の勝手な筋力検査による調査として、現時点でのタンパクカウントの平均値は、以下の通りです。
日本2、中国6、韓国4、アジア4,中東4,北米4、ヨーロッパ4、(南半球は冬ですが)南米4、アフリカ4、オーストラリア・NZ6です。

何が言いたいかというと、日本は総じてタンパク摂取、特に動物性のタンパクが他国に比べて少ないのです。海外はもっともっとお肉を食べてますよね。
U18のサッカー選手を見て、南米の高校生と日本の高校生には、かなりの体格差がありましたが、それでも南米でも4なのです。中国がなぜ6なのかわかりませんが、一般の人はアミノ酸が豊富な内臓肉もかなり摂っている可能性が高いのからかしら…と思います。
普通の筋肉部分より、内臓肉のほうがよりアミノ酸成分を含みますから、焼肉のもつは脂が多いので好きじゃありませんが、静岡おでんのお店に行ったら、「もつ」の刺さった串をたくさん食べようと思います。

タンパクカウントを底上げするためにも、日本の皆さんには、動物性タンパクと植物性タンパク、どちらもアレルギーのない自分に合った食材を十分に摂っていただきたいと思います。とはいえ、何でも値上げでエンゲル係数をこれ以上はあげられないという場合は、アミノ酸サプリが最も効率的かと思います。

ただし、単独ではなく、必須・非必須アミノ酸をまんべんなく網羅したサプリを使うべきでしょう。
単独のアミノ酸だけの使用は、体に負担をかけるので一定期間以上は逆効果となり、無駄になるだけでなく、身体に負担をかけるでしょう。(私自身が「摂る」と出ないものは、他人にも勧めないのが基本スタンスですので、それに基づく発言です)

必須アミノ酸は食事からでないと摂れないものですが、だからこそ重要性は低いです。摂れるに越したことはないですが、万が一摂れなくても大丈夫なように体はできているからです。逆に非必須アミノ酸こそ、絶対に欠かせないから、食事で摂れなくても合成できるようになっている、と私は考えます。

ということで、必須アミノ酸だけではなく、非必須アミノ酸も含むミックス系のアミノ酸サプリしか私は使いません。(それも自分の体の声である筋力検査による答えです)
必須+非必須アミノ酸サプリ以外に、その人個人にとってアレルギーがなく、かつ有効度・必要度の高いものが他にあるなら追加したらいいですよ、と伝えてます。有効度・必要度の高くないものは、サプリに限らず、何でも時間とお金の無駄になりますからね。

食べ物<プロテイン<ペプチド<アミノ酸右に行くほど細かく消化されているので、アレルギーがなければ、効率よく体が使うことができます。
カプセルに入っている方が楽なので、私は食事+サプリのみ、プロテインは飲みません。
ペプチドスープを調理に使ったりすることはありますが、気が向いた時だけで、毎日ではありません。

とはいえ、食事が摂れない患者さんには、ペプチドスープやプロテインも、アミノ酸サプリと共に、使えるものは臨機応変に何でも使えるよう伝えておきます。
プロテインが飲めない人は、プロテインや消化酵素にアレルギーがあるか、すでに低タンパクの人です。
一番問題になるのは、やはり低タンパクですね。超低タンパクの人は、空腹時には特に血糖も下がってますから、サプリはもちろん、水も飲めませんから。

またもちろんNAET®において、アミノ酸にアレルギーがあれば、サプリは飲ませません血中に取り込めないばかりか、身体に負荷を与えて逆効果となるからです。
アレルギーのある人は、初めは使えても、数か月すると使えなくなってきます。これは身体の「止めてください」という声・サインですから、素直にやめてください。
止めた上でアレルギーを除去して再開すれば、前よりももっともっとその効果を体調を崩すことなく感じることができるはずです。

NAET®において、「アミノ酸ミックス」「必須アミノ酸」「非必須アミノ酸」「各種アミノ酸」のアレルギーの有無を確認します。
アレルギーがあれば施術しますが、アミノ酸ミックスを除去しても、さらに非必須アミノ酸(子供は必須アミノ酸)の「アルギニン」に対して個別にアレルギーがある人が多いです。

アルギニン 参考サイト(ほかにもいろいろあります)

アルギニンって何だろう 

特にアレルギー問題・アナフィラキシー反応のある人、体調が良くない人に、アルギニンに対するアレルギーを認めてますので、アミノ酸サプリが上手く使えない人は、細かいひとつひとつのアミノ酸までしっかりアレルギーの有無を確認すべきでしょう。

食材の値上がりによって、静岡の給食もかなり貧相になってきたと聞きます。
子供たちの成長も、先生方の心身の体調管理も、これからさらに心配です。静岡に限らず、教職員の休職率は昔から高いですからね。
今後、給食のタンパク源(特に卵・肉・魚)が減るなら、各家庭において、タンパク源をバランスよくしっかり確保することが重要になります。
それによって集中力・理解力・読解力など、学力すべてに、そして体格・体力にも差が出ますから、それは当然子供の体調・人生・将来を左右する案件となります。

あれこれ書き散らかしましたので、「タンパクカウントが上がらない理由」をまとめておきますと、以下のようになります。
まずは「引く」のか「足す」のかです。心当たりのある方は、できるところから直してみてください。

①タンパク(食材・プロテイン・ペプチド・アミノ酸各種)にアレルギーがある
対策⇒いくら摂っても使えないのでNAET®でアレルギー除去を済ませる。
アレルギー除去の最も優れた点は、確実に除去した問題は再発しないし、遺伝しないことです。自分の経験した様々な問題や苦痛を子供に引き継がせたくないと思うなら、ぜひ妊娠・出産前にアレルギー除去を済ませておくことを勧めます。

②タンパク摂取において、種類・量が少ない
対策⇒個人の生活に応じて必要量が異なるので、肉・魚・卵・豆・乳、そして穀物・野菜・海草・果物などバランスよく食事で摂る、それでも足りない部分をアレルギーのないサプリ・ペプチド・プロテインなど、個人の好み・生活に応じたものを加える。食事もサプリも摂れない場合は、摂れない理由を探し、それに対してアレルギー除去にて解決していく(例えば、感染源とか、内臓とか、感情とか)

③夕方~寝るまでのタンパク摂取が少ない
対策⇒寝ている間に解毒・修復・ホルモン産生など多くの仕事を体はこなしてますが、その際に使う材料がなければ何もできないまま翌日になり、問題をもちこしてしまう。食事を増やせない人は、アミノ酸サプリを寝る前に使うと効率よく摂れる。

④タンパクのIN<OUT
対策⇒タンパクの浪費を減らすため、できるだけ早く寝て、早く起きる習慣に変える。よふかし・長風呂・運動・長時間の勉強や仕事・電磁波使用(パソコン・スマホ・ゲームなど)・ストレスなど、タンパクを浪費しない。仕事・運動も含め、より使うならより入れる。


8月は何とか頑張れても、9月になったら気が緩んで熱中症になったり、体調を崩される方も実際多くいます
今からタンパクカウントをしっかり上げて、その上で脱水(タンパク・水・塩・糖・ミネラル)や貧血(タンパク・鉄・ビタミンB・ミネラル)になっていなければ、低血糖や睡眠障害も起こらずに済みますから、タンパクカウントを8/10以上をみんなで目指していきましょう。

タンパクカウント8を維持できれば、心も体も安定して、自分の能力を十分に発揮できますから、人生のいろいろなことが好転するといいですね。
何事もピンチはチャンスですから、この機会に皆さんがその状態を手に入れてくれることを心から願っています。
最も消耗するこの時期にタンパクカウントを8にすることができれば、そしてそれを継続することができれば、1年中8以上でいられるはずですからね。

斉藤 記

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