5日目
コンヤ市内のホテルからシルクロードを通り、3時間(220km)の予定で、世界遺産「カッパドキア」に向かいました。
途中、隊商宿、「キャラバンサライ」に立ち寄り、宿の入口に綺麗な彫刻が施されているので、その前で写真だけ、パチリ!
「キャラバン( 商人)、サライ(宮殿)」という意味で、シルクロードなどを旅する行商人のためのホテルだそうです。
キャラバンサライの入口の彫刻
また、トルコ絨毯の工房にも寄り、絨毯の制作過程を見ました。
とても細かな模様を何か月もあるいは何年もかけて織るそうで、織った直後は硬すぎるので、道路に敷き詰めて、車に踏んでもらって、柔らかくするそうです。
嘘のような話ですが、実際、この工房に行く途中の道路には絨毯が何枚も敷いてありました。
素材も100%ウール、100%シルク、ウールと綿の混紡などさまざまで、値段も数万円から百万円以上のものもありました。
11時頃、やっと「カッパドキア」に到着しました。
カッパドキアは数百年前エルジェス山とハサン山が噴火して出来た凝灰岩層が長い年月の間に、侵食されて出来た、面白い形の奇岩群や岩山が広大な範囲にわたり、岩のあちこちには四角い穴、楕円の穴などが多数開いています。
この穴は昔の人が掘って住居として、また教会や修道院などを作って生活をしていた跡だそうです。
スリーシスターズと呼ばれる岩やラクダのような岩などを見て、昼食は洞窟レストランでマス料理でした。
スリーシスターズ(親子岩、妖精の煙突、とも言われるそう)
ラクダ岩
洞窟レストラン
食後は、きのこの形をした岩が沢山ある「パシャバ」や巨大な一枚岩の城塞や鳩の谷がある「ウチヒサール」、また、カッパドキアの奇岩が集まった「ギョレメ谷」が一望できる場所に行きました。
きのこの形の岩
ウチヒサール(城塞の周りには小さな村やペンションもあるそう)
城塞の向かい側にある「鳩の谷」
岩の表面に多数の穴が開いて鳩が住み、昔は住民が鳩の糞を集めて、ブドウ畑の肥料にしていたので、「鳩の谷」といわれたとの事でした。
ウチヒサール城塞の裏側
ギョレメ谷(1)
ギョレメ谷(2)
ギョレメ谷(3)
やはり、世界遺産に登録されただけの事はあるし、他には類をみない素晴らしい景観でした。
カッパドキアの景色を堪能した後は、トルコの陶器店に立ち寄り、アンカラに向かいました。
一つ一つ手作りでブルーの地に白のレース模様の綺麗な皿
トルコ独特のカラフルな模様の皿
カッパドキアから3時間30分(280km)トルコの首都アンカラに到着し、夕食後、PM10時30分発の寝台列車、アンカラエクスプレスでイスタンブール目指して9時間の旅です。
アンカラ駅のホーム
アンカラエクスプレスはどんな列車なのかしら、また眠れるだろうかと思って、乗り込みますと、1等個室(2人用)は意外と綺麗で洗面台やタオル、石鹸も付いていました。
テーブルの下にある、小さな冷蔵庫にはお水、ネクター、ビスケット、チョコレートが入っていて、無料でした。
アンカラエクスプレスには食堂車もあり、深夜2時頃までお酒やお食事を楽しめるそうです。
私達も朝食は食堂車でいただきました。
イスタンブールのハイダルパシャ駅に着いたアンカラエクスプレス
AM7時30分に無事イスタンブールに到着しました。
ここから、市内観光になりますが、つづきは後日アップします。
コメントは、また後で。