静と動の趣味日記

以前習った押し花作品やエコクラフトバックなどを掲載。運動不足解消に始めた卓球の事や旅先の事を気ままに書いています。

シンガポールとマレーシア列車の旅(3)

2009年07月31日 | 旅行
クアラルンプールの朝
ホテルの前の路上には、朝食を売る屋台が何台も出ていました。
そこで、通勤途中と思われる男性がマレー料理の総菜などを買って食べていました。


ヘジャブを被って朝食を売る女性

この日の観光はクアラルンプール郊外のヒンドゥー教の聖地バーツ洞窟から始まりでした。
ホテルを出た時は降っていませんでしたが、途中からドシャブリの雨、着いた時は広場は川のようになっていました。
雨は一向に止む気配はなく、洞窟までは272段の階段を登って行かなくてはならないというので、私たちは断念して、下から写真だけを撮りました。
登って見て来た方は、ずぶ濡れ状態で、その話によると、洞窟内のあちこちにヒンズーの神々が祭られていたそうです。
旅行中、雨はこの時だけ、本当に残念でした



バーツ洞窟と金色の巨大な像

市内に戻って、ペトロナス・ツインタワーが良く見えるスポットで記念撮影。
地上88階建て、452mの世界で一番高いツインタワーだそうです。
クアラルンプールのシンボルで、オフィスビルのため、原則入場は出来ないそうですが、41階に架けられたスカイブリッジへは整理券(無料)を取れば登る事が出来るとの事でした。
マレーシアに世界一のビルや高層ビルがこんなにあるなんて、本当にビックリ!!


ペトロナス・ツインタワー


次に向かったのは、王宮(国王の公邸)です。
マレーシアには現在13州あって、そのうちの9州に「スルタン」と呼ばれる昔からの君主(首長、州王)が存在し、この9人のスルタンが持ち回りで5年間、マレーシア国王に就任した時に、この王宮に住むそうです。
門の両側には人形と見間違うほど、じっとして目も動かさないで立っている守衛さんがいました。
ちょっと、笑わせてやろうかという意地悪な感情を持ったのは私だけかしら?


広い敷地の奥が王宮




微動だにしない守衛


次は独立広場という所にある、独立記念碑です。
マレーシア独立戦争で命を失った兵士をたたえる為に1996年に建てられたブロンズ像だそうです。


独立記念碑


次に向かったのは「国立モスク」で、1965年に建てられ、現代イスラム建築で幾何学模様が綺麗な近代モスクです。
中に入る時は、女性も男性も肌を見せてはいけないので、半袖シャツやスカートの人は下の写真のような身体を覆う、ガウンを貸してくれました。
モスクだけでなく、敬虔なイスラム教徒の女性は目以外は黒いベールで全身を覆って街の中を歩いていました。


国立モスクの中




黒いベールの女性


次は1897年に建てられた旧連邦事務局ビルです。
レンガ造りの建物は、とても綺麗で、英国統治時代の政府機関の庁舎だったとの事ですが、現在は最高裁判所と織物博物館となっているそうです。


旧連邦事務局ビル


旅の最後はバティック工房見学です。
バティックとは、ろうけつ染めのことで、その製造過程を見学することができました。
職人たちが下絵もなくフリーハンドで花などの模様を描いていくのには、ツアーの人達も、ビックリしたり感動したりしてました。





                バティックの製造過程


都会から離れた所は、まだ、柱と屋根だけの建物もありますが、街の中は綺麗な建物や近代的な高層ビル群があり、2020年には先進国の仲間入りをすると言う目標に向かって進んでいるというのも、うなずけました。

今回の旅行で受けた印象は、9年前の田舎的イメージとは180度違ったものとなりビックリしました。

皆さんが、いつかご旅行される時のお役に立てれば幸いです。
私のつたない、旅日記を最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。


シンガポールとマレー半島列車の旅(2)

2009年07月30日 | 旅行
今日からマレーシアの観光です。

マラッカはマラッカ海峡の重要な東西貿易の拠点として500年以上繁栄して来て、いろいろな国の文化に影響を受けているそうです。
マラッカで初めての観光場所は、マレーシア最古の中国寺院・青雲亭。
このお寺は、中国南部の建築様式を取り入れ、屋根には陶磁器で出来た繊細な中国風装飾が施されていました。



青雲亭



青雲亭の綺麗な装飾


次はオランダ広場という所で、左側が「キリスト教会」右側が「旧総督邸」で現在はマラッカの歴史博物館になっていました。


オランダ広場


下の派手な飾りを付けた乗り物は「トライショー」というマレーシア風人力車で観光客を乗せて案内するそうです。
観光スポットには必ず2、3台待機していて、乗って写真だけ撮るのも有料のようでした。


トライショー(自転車タクシー)


セントポール教会跡は小高い丘の上にあり、入口の方には「フランシスコ・ザビエルの像」が建てられていました。
教会内部には当時のポルトガル人の墓石が並んでいたり、「フランシスコ・ザビエル」が一時安置された場所などがありました。
この丘の上からはマラッカの街が見渡せて絶景でした。


セントポール教会跡


教会跡から坂を下って行くと、ポルトガルの総督によって建てられたサンチャゴ砦がありました。
周りにあった塀は取り壊されて、現在は石造りの門と大砲だけでした。


サンチャゴ砦


次に向かったのが、マレーシアでもっとも美しい街と呼ばれるプトラジャヤで、1995年に建設を開始し、2010年には全ての行政機関をここに移転する事になっているそうで、自然と建物を調和させて作った綺麗な都市でした。



首相官邸


総理府合同庁舎、副首相官邸、食堂、店舗なども出来、イスラム教には欠かせない、モスク(礼拝場)もありました。
ガイドさんの説明によると、2万5千人も入れる巨大モスクだそうですが、残念ながら、改修中で中には入れませんでした。


ピンク色のプトラ・モスク


首都移転完成後は車の乗り入れをさせないで、電車やプトラ湖(人造湖)を船で渡って来られるようにするらしいです。

この綺麗な街を後にクワラルンプールに向いました。
夕食後、クワラルンプールタワー夜景観光とチャイナタウンマーケット散策に出かけました。
世界で4番目に高い、クワラルンプールタワーからの眺めは夜なので、あまり高さを感じられず、ちょっと残念でした。
チャイナタウンマーケットのメインストリートは小さなお店が数珠つなぎに、しかも4列から5列ぐらいに並んでいて、その殆どのお店がブランド物のコピーを売っていたのには驚いてしまいました。
夜だと言うのに、いろいろな国の観光客であふれ、韓国の南大門、東大門などより店舗数で言ったら多いようで、堂々と偽物を売っていました。

この日の宿泊はホテル・ニッコー・クアラルンプールで、このホテルは王様も泊まった事があり、部屋もベッドも広く、バスタブの他に、ガラス張りのシャワールームまでついて、その豪華さに、またびっくり!
マレーシアまで来て、こんな良いホテルに泊まれるなんて夢にもおもいませんでした。

次回はクアラルンプール観光をアップしますので少々お待ちくださいね。


シンガポールとマレー半島列車の旅(1)

2009年07月27日 | 旅行

先日、シンガポールとマレー半島に行って来ました。
9年前に行った時には、シンガポール中心の旅でしたが、今回はシンガポールは半日でマレーシアがメインの旅となりました。

世界3大ガッカリの1つ「マーライオン」は以前の場所から少し移動して、シェントンウェイのビル群をバックに、吐き出す水の勢いも強めたそうで、ちょっとは人気回復出来たのかしら? 


マーライオン



マーライオンの左対岸には「エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ」という建物が新たに出来ていました。
別名は「ドリアンハウス」と言うそうです。
なるほど、ドリアンに似ている。
ドリアンはマレーシアが原産国で果物の王様といわれるけれど、その強烈な臭いによって、ホテルには持ち込み禁止の所が多いそうです。
土産店でチョコレートの中にドリアンが入ったものを試食しましたが、私も主人も「臭い、まずい!」が感想でした。
中には好きな人もいるようですが・・・
あ、話が食べ物の方にそれてしまった。


通称・ドリアンハウス



次に向かったのが、シンガポール植物園の中の国立蘭園です。
説明によると、6万本以上の蘭が栽培され、2万本以上の蘭が展示されているそうです。
どうりで、前に来た時より、種類も増え、綺麗に成ったように思いました。


蘭に囲まれて


オンシジュームのトンネル


蘭園を後に、マレー鉄道に乗ってマラッカに行く為、シンガポール駅に向かいました。
シンガポール駅でマレーシア入国手続きを済ませ、列車に乗り込みました。
列車でマレーシアに行く場合は先に入国手続きをして、途中の駅で一旦降りてシンガポール出国の手続きをするという、変わった出入国手続きでした。(ここで1時間ぐらい待たされました


シンガポール駅


車掌さんが検札に


途中の風景(アブラヤシの木)


タンピン駅


5時間の列車の旅で、タンピン駅に降りました。
そこで驚いたのは、駅に礼拝場があった事とトイレでした。

イスラム教徒は1日に5回、お祈りをするので、礼拝場は各駅や高速のサービスエリアなどにもあり、時間になると近くの礼拝場に行き、お祈りをするそうです。

トイレは紙がなくて、小さなシャワー見たいな物があったり、バケツに柄杓の所もあり、それを使ってイスラム教徒の人は左手で綺麗にするそうです。
それで左手は不浄とされているとの事でした。

そこからバスに乗ること約1時間、夕食後にマレーシア最古の街、マラッカに着きました。
おやすみなさい

続きは、また後日アップしたいと思いますので、コメントはその時にお願いしま~す。