静と動の趣味日記

以前習った押し花作品やエコクラフトバックなどを掲載。運動不足解消に始めた卓球の事や旅先の事を気ままに書いています。

中央ヨーロッパの旅(2)

2013年11月30日 | 旅行

4日目(11月19日)

今日は、世界遺産のプラハ歴史地区の観光です。

ホテルから、バスで市内に移動し、昔は貴族が多く住んでいたという、マラー・ストラナ地区を散策しながら、カレル橋へ向かいました。
ヨーロッパに現存する最古の石橋で、市内を流れるヴルタヴァ(モルダウ)川に架かるカレル橋は45年かかって建設され、600年もの間使われているそうです。


カレル橋とプラハ城(右奥)

カレル橋には両側に15体ずつ、計30体の歴史的な聖人なやチェコの英雄の像が並んでいます。これらの彫像は、17世紀から19世紀にかけて設置されたもので、日本でも馴染みのフランシスコ・ザビエルの像もありました。
中には、像の台座の絵にさわると幸せになるという像もあって、そこには人垣が出来ていました。
皆んながさわるので台座の絵がピカピカ光っていました。
もちろん、私もさわって来ましたよ。


聖ヤン・ネポムツキー像(台座の図柄をさわると幸福になるという)



聖フランシスコ・ザビエル


聖カルヴァリ像



カレル橋の建設に尽力したカレル4世の銅像・正面も左手も教会


カレル橋を渡り、ルネッサンス様式の家などを見ながら、プラハの中心地、旧市街広場に向かいました。
広場に面して旧市庁舎が建っていて、建物の下の方に有名な天文時計があり、その上がからくり時計で、毎正時に仕掛けが動くとの事でした。
広場に着いたのが、11時頃でしたので、見物人がたくさん集まって来ていました。
時間になると、窓が開き、死に神のならす鐘の音と共にキリストの弟子達が窓の奥を通ったり、時計の上の方に鶏が現れて終了という感じでした。
広場の東の方には、2本の美しい塔が目立つゴシック様式のティーン教会があり、夜のライトアップも綺麗でした。


スグラフィット装飾されたルネッサンス様式の家


旧市街広場とティーン教会


旧市庁舎・天文時計とカラクリ時計


市街広場には観光用の馬車が何台も、右奥はティーン教会


市内・火薬塔(ゴシック様式塔門で17世紀に火薬庫として使用された)


昼食のレストランの隣にあった、ストラホフ修道院(現在は歴史図書館)


昼食後、いよいよプラハ観光のメイン「プラハ城」です。
プラハ城は、プラハで最も有名なお城で、首都プラハのヴルタヴァ川沿いにそびえ立っています。
お城の歴史は9世紀に始まり、ボヘミア王国やチェコ共和国の歴史の中で重要な役割を果たしてきて、かつてのボヘミア国王や神聖ローマ皇帝の居城であり、現在はチェコ共和国の大統領府があるとの事でした。
城内には見所もたくさんあり、聖ヴィート大聖堂、旧王宮、黄金の小道、中庭も3つもあり、一つの街のような感じです。


プラハ城門の衛兵(微動だにしない)


プラハ城・第2の中庭をパノラマで


聖ヴィート大聖堂は、カレル橋や対岸からプラハ城を見上げたときに一番に目につく建造物で、10世紀の初めに建てられた教会が幾度もの改築を重ねた後、14世紀半ばには現在のゴシック様式への改築が始まり600年もかかって20世紀にやっと完成したそうです。
外壁の装飾も素晴らしいですが、内部には美しいステンドグラスがいくつもありました。
入口を入って3番目に「聖キリルとメトヴィス」というステンドグラスがあり、約4万枚のガラス片を使った、チェコを代表するアール・ヌーボー画家アルフォンス・ミュシャの作品でした。
日本でも知られている「ミュシャ」はフランス語読みで、チェコ語では「ムハ」と発音するそうです。


プラハ城内・聖ヴィート大聖堂側面

プラハ城・聖ヴィート大聖堂


プラハ城・聖ヴィート大聖堂ミュシャのステンドグラス


プラハ城・聖ヴィート大聖堂正面ステンドグラス


プラハ城・聖ヴィート大聖堂ステンドグラス


プラハ城・聖イジー教会


プラハ城内の黄金小路は、中世の時代、ルドルフ2世が錬金術師を住まわせていたことから付いた名前だそうです。
黄金小路には『変身』で有名なフランツ・カフカの住まいがあって、青色の壁でNo.22と書いてあり半年ほど、カフカが仕事をした場所だそうです。
カフカは41年という短い生涯のうち39年間をプラハで過ごしたということです。
黄金小路にはそのほか、小さなお土産店や昔の生活状況の展示などをした家がありました。


プラハ城内・黄金の小道、「変身」で有名な作家カフカの家


プラハ城内・黄金の小道、当時の生活再現展示


城内で売られてたチェコのパンでトルデニーク(トルドロともいわれ、バームクーヘン型でパンというよりお菓子)


プラハ城からプラハの街並み


プラハ城観光の後は、自由時間でしたので、チェコではあやつり人形が有名との事で、人形劇を見ることにしました。
劇場はカフェの上の屋根裏部屋のような所で、演目は詩人ダ・ポンテが書いた「ドン・ジョヴァンニ」の物語でした。
ダ・ポンテはモーツァルトのためにオペラ『フィガロの結婚』を書き、次に色男ドン・ジョヴァンニ物語の構想をねり、モーツァルトが賛同し、作曲した、名作「ドン・ジョヴァンニ」ができたそうです。


あやつり人形劇(ドン・ジョバンニの物語)


旧市街広場・ティーン教会のライトアップ


プラハ城の夜景


人形劇を見てから、夜景を見るために、歩いてカレル橋の方に行きました。
昨日もプラハ城の夜景を見ましたが、今夜は旧市街地側のカレル橋たもとからのプラハ城も、とても素敵でした。

旧市街広場に戻り、近くのレストランでチキン料理の夕食でした。
レストランでは、ミュージシャンによる民族音楽の生演奏のパフォーマンスがあり、私たちが日本人だとわかると、日本の曲を演奏してくれたりしました。

夕食後、バスで市郊外のホテルに帰りました。

5日目以降は、また、後日アップしま~す。




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