静と動の趣味日記

以前習った押し花作品やエコクラフトバックなどを掲載。運動不足解消に始めた卓球の事や旅先の事を気ままに書いています。

中央ヨーロッパの旅(1)

2013年11月27日 | 旅行

11月16日から11月23日まで、中央ヨーロッパ4ヵ国(オーストリア・チェコ・スロバキア・ハンガリー)に行って来ました。

1日目(11月16日)
成田空港12時25分発のオーストラリア航空の直行便で約12時間で、オーストリアのウィーン空港に到着し、バスでホテルに向かいました。
12時間というのは今までの旅行の中で、最長の飛行時間となりましたが、機内はテレビ画面も最新式のタッチ画面で、お酒類なども無料で何回か持って来てくれるサービスで快適に過ごせました。

2日目(11月17日)
世界遺産、ウィーン歴史地区の観光です。

初めに訪れたのは、ホテルのすぐ近く、シェーンブルン宮殿でした。
女帝マリア・テレジアが改築させたハプスブルク家の夏の宮殿で、1441室もあり、その内の約40室が一般公開され、美しい庭園と共に世界遺産に登録されているそうです。
建物にはもともと金を塗る予定でしたが、マリア・テレジアが財政状況を考慮し、黄金に似せた黄色にし、その色をテレジア・イエローと言うそうです。
モーツァルトがこの宮殿に招待され、マリア・テレジアやマリー・アントワネットらの前で演奏したり、「会議は踊る」で有名なウィーン会議が開かれたり、ケネディとフルシチョフの会談にも使われたそうです。
現在は一般団体にも貸し出され、日本のダンス愛好者の方が、ここでダンスパーティをした事もあるとガイドさんが説明してくれました。
このような素晴らしいい所を借りるのにはいくらぐらい掛かるのかと考えてしまいました。
残念ながら宮殿の中は撮影禁止でしたので、外観や庭を撮りました。



シェーンブルン宮殿全景


テレジア・イエロー外壁のシェーンブルン宮殿

 
シェーンブルン宮殿の庭(一部)


シェーンブルン宮殿の入口にモーツァルトの扮装をした人


シェーンブルン宮殿を後に、旧市街の中心地を散策しました。
世界遺産のシュテファン寺院や国立オペラ座などを見てから、トラム(路面電車)乗車体験という事で、3区間だけ乗って昼食のレストランに向かいました。
昼食は「ウィンナーシュニッツェル」という料理で、肉を叩いて薄くして衣を付けてラードで揚げた物とじゃがいもの付け合せでした。
日本のとんかつみたいな感じですね。

シュテファン寺院


シュテファン寺院・137mの監視塔


国立オペラ座


国立オペラ座

 
ウィーン市庁舎


ウィーン市街並み


国会議事堂とアテナ像


ヴォティーフ教会


市庁舎前で開かれていた、クリスマスマーケット



昼食後、私たちはオプションツアーで「ウィーンの森観光とバーデン散策」に参加しました。
ウィーンの森に行く途中でハイリゲンクロイツ修道院に寄りました。
この修道院は存在する世界最古のシトー修道会だそうです。
その後、ウィーンの森の中にある、マイアーリンク修道院(元ハプスブルク家の狩猟用山荘)に行きました。
マイヤーリンクの修道院は1889年に起きたハプスブルク家の皇太子ルドルフ殿下と若い娘マリア・ヴェッツェラさんが拳銃により心中した場所だそうで、心中後に父親の皇帝が修道院に改築したそうで、フランス映画『うたかたの恋』の舞台との事でした。


ハイリンゲンクロイツ修道院と中庭のペスト塔


ウィーンの森


マイアーリンク修道院

ウィーンの森の後に、バーデンという小さな温泉街の散策でした。
病弱の皇帝フランツが温泉保養の別荘を作った事が契機で発展したそうで、モーツアルトが晩年、合唱曲・アベベルムコルプスを作曲初演し、ベートーベンが第九を作曲した所だそうです。
古代ローマ帝国時代に発見された硫黄温泉が、今でも使われているというのには驚きました。


バーデンの街並み


ベートーベンが一時期住んでいたアパート


バーデン市街のペスト塔が建つ広場


バーデンのカジノ


ウィーン市内に戻り、ウィーンと言ったら、「音楽でしょ!」という事で、オプションツアーの「レジデンツオーケストラクラッシックコンサート」に行ってみました。
レジデンツオーケストは世界で最も優れた室内管弦楽団との事で、モーツアルトとシュトラウスの曲を演奏してくれました。
約2時間の間に、「フィガロの結婚」や「美しき青きドナウ」などの演奏やちょっとしたバレエ的な踊りを交え、飽きさせない演出で素敵なひと時でした。




コンサート会場


3日目(11月18日)
ウィーンから290Km先、チェコのチェスキー・クルムロフに向かいました。
チェスキー・クルムロフは、ヴルタヴァ川が大きく湾曲する所にある中世の佇まいを残す、とても綺麗で可愛い感じの街でした。
世界で最も美しい町の一つと言われ、1992年に世界文化遺産に登録され、クロアチアのドブロヴニクとともに人気の観光地だそうです。
街のどこからでも見えるチェスキー・クルムロフ城はチェコ国内で2番目に大きい城で、5つの中庭と40の建物が崖の上に並んでいました。
13世紀に築かれてから、次々に城主が代わり、増改築が繰り返された為に、ゴシック、ルネサンス、バロック様式が混在する建物があるそうです。
クルムロフ城から望む街並みもとても素敵でした。


チェスキー・クルムロフの街並み


チェスキー・クルムロフ・聖ビート教会


チェスキー・クルムロフのスヴォルノスト広場とペスト塔

ペスト塔はウィーンやバーデンにもありましたが、昔、猛威を振るったペスト(黒死病)の終息を神に感謝し、魔よけ的な意味も込め、各地に建立されたそうです。


チェスキー・クルムロフ市内のあやつり人形店


チェスキー・クルムロフ・クルムロフ城


クルムロフ城入口


クルムロフ城の内部・石が積んであるように見える壁はフレスコ画で描かれたものでした。


クルムロフ城の日時計


クルムロフ城からのチェスキー・クルムロフの街並み

チェスキー・クルムロフを観光後、宿泊先のプラハに向け、180kmの移動でした。
プラハのレストランにて、夕食はチェコ伝統料理「グヤーシャ」という牛肉の煮込み料理で、「クネドリーキ」という蒸しパンが添えられたものを食べました。
牛煮込みにジャム?と初めは思いましたが、肉に付けたり、蒸しパンに付けたりと変化のある味が楽しめました。




グヤーシャと左側クネドリーキ、白いのはサワークリーム赤いのはジャム


夕食後は、「明日の天気が分からないので、晴れている内にプラハ城の夜景を!」と添乗員さんの計らいで、プラハ城を見てから、プラハ近郊のホテルに向かいました。


プラハ城夜景


この日はチェスキー・クルムロフ旧市街やクルムロフ城を散策したので、疲れてバタンキューでした。

この続きは、また、後日アップしたいと思いま~す。



最新の画像もっと見る