3日目
道後温泉のホテルから、昔ながらの町並みが残る、内子町に向かいました。
内子の町並みは、約600mの通りに120軒の家が並び、この内、約90軒が大壁や袖壁、なまこ壁などがある、伝統的な民家です。
昭和57年に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、重要文化財の「本芳我家」、木蝋資料館「上芳我家」、「大村家」などがあります。
特産品はハゼの実から取る蝋で作る「和ろうそく」が有名です。
昔ながらの建物が並ぶ街並みを歩いていると、時間がゆっくりと流れていくような気がします。
でも、ここで生活をされている方は、街並みを守る為に、車で細い道を通ったり、観光客を避けながら走ったりと、とても苦労されているようでした。
本芳我家(ほんはがけ)
ハゼの実から取った蝋材料
次に真珠で有名な宇和島で昼食してから、四万十川に向かいました。
日本最後の清流と言われる、四万十川で1時間ほど遊覧船に乗り、いろいろ川の説明を聞いたり、2つの漁法を見ました。
1つは「柴づけ」という漁法で、篠や雑木を束ねて、川の中に沈めて置き、後で引き上げると柴の間に魚が入っていて捕るとこが出来ると言う事です。
2つ目は「投網」という漁法で、細かな網を上手く円を描くように投げて捕る方法でした。
この日は「柴づけ」漁法の方にウナギが入っていました。
柴づけ漁法
投網漁法
四万十川を後に、高知市内に行き、「はりまや橋」「高知城」をバスの中から見て、街の中心地でバスを降りました。
この日の夕食は自由食でしたので、私達は「ひろめ市場」という、和洋中様々な飲食店約40店舗、お土産物屋さんや洋服屋さんなどの物販店約20店舗が混在する、大きな屋台村のような施設に入りました。
ラーメンやエスニック、高知の味などのお店がいっぱいあって、迷ってしまいますが、好きなお店から好きな料理を買って、好きな席で食べるという、ユニークな市場でした。
ひろめ市場
夕食後、高知市内から1時間程の宿泊地・土佐ロイヤルホテルに着きました。
4日目
朝、一番で桂浜に向かい、和服姿に懐手,ブーツ姿の坂本龍馬像を見たり、桂浜を散策し、近くの物産店に行きました。
その物産店の中では、かつお節の作り方も見学できました。
坂本龍馬像(高さは5.3m,台座を含めた総高は13.5m)
月の名所としても名高く,よさこい節にも唄われている桂浜
生のかつおを煮釜で煮て、中骨とウロコ等、1つ1つ手作業で取り除いている
この並べたものを、煙でいぶし、何度も繰り返しいぶすと
美味しい、かつお節になるそうです。
次に訪れたのは、日本三大奇橋のひとつ、徳島県「祖谷(いや)のかずら橋」です。
シラクチカズラと言うツタで作られ、長さ45m・幅2mのつり橋で、渡る時、足下を見ると木と木の間が隙間だらけで怖かったで~す。
遠くから見たかずら橋
近くから見たかずら橋
かずら橋を渡った先にある「びわ滝」を見てから、大歩危峡に向かいました。
大歩危峡は吉野川の中流域にある渓谷で、両岸には斜めに傾いた変成岩が露出した渓谷美で有名な所です。
また、数km下流の小歩危と共に、大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)として一括りに言われる事が多いようですね。
大歩危峡
砂質片岩や礫質片岩が斜めに露出している、大歩危峡
100年以上の歴史がある、大歩危峡遊覧船に乗って観光
大歩危峡を後に、高松空港から帰路に着きました。
3泊4泊で3万円弱と激安ツアーでしたが、自由時間をどのように過ごすか、下調べをしておいたので、目的の観光場所をいろいろ見る事が出来ました。
また、3年前に行った時には見る事が出来なかった、渦潮観光や瀬戸大橋タワー、道後温泉散策が出来て、とっても良い旅となりました。
つたない旅日記を最後まで、読んでいただきましてありがとうございました。