静と動の趣味日記

以前習った押し花作品やエコクラフトバックなどを掲載。運動不足解消に始めた卓球の事や旅先の事を気ままに書いています。

四国旅行(3)

2012年06月28日 | 旅行

3日目

道後温泉のホテルから、昔ながらの町並みが残る、内子町に向かいました。
内子の町並みは、約600mの通りに120軒の家が並び、この内、約90軒が大壁や袖壁、なまこ壁などがある、伝統的な民家です。
昭和57年に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、重要文化財の「本芳我家」、木蝋資料館「上芳我家」、「大村家」などがあります。
特産品はハゼの実から取る蝋で作る「和ろうそく」が有名です。
昔ながらの建物が並ぶ街並みを歩いていると、時間がゆっくりと流れていくような気がします。
でも、ここで生活をされている方は、街並みを守る為に、車で細い道を通ったり、観光客を避けながら走ったりと、とても苦労されているようでした。


本芳我家(ほんはがけ)


ハゼの実から取った蝋材料


次に真珠で有名な宇和島で昼食してから、四万十川に向かいました。
日本最後の清流と言われる、四万十川で1時間ほど遊覧船に乗り、いろいろ川の説明を聞いたり、2つの漁法を見ました。
1つは「柴づけ」という漁法で、篠や雑木を束ねて、川の中に沈めて置き、後で引き上げると柴の間に魚が入っていて捕るとこが出来ると言う事です。
2つ目は「投網」という漁法で、細かな網を上手く円を描くように投げて捕る方法でした。
この日は「柴づけ」漁法の方にウナギが入っていました。


柴づけ漁法


投網漁法

四万十川を後に、高知市内に行き、「はりまや橋」「高知城」をバスの中から見て、街の中心地でバスを降りました。
この日の夕食は自由食でしたので、私達は「ひろめ市場」という、和洋中様々な飲食店約40店舗、お土産物屋さんや洋服屋さんなどの物販店約20店舗が混在する、大きな屋台村のような施設に入りました。
ラーメンやエスニック、高知の味などのお店がいっぱいあって、迷ってしまいますが、好きなお店から好きな料理を買って、好きな席で食べるという、ユニークな市場でした。



ひろめ市場

夕食後、高知市内から1時間程の宿泊地・土佐ロイヤルホテルに着きました。


4日目

朝、一番で桂浜に向かい、和服姿に懐手,ブーツ姿の坂本龍馬像を見たり、桂浜を散策し、近くの物産店に行きました。
その物産店の中では、かつお節の作り方も見学できました。


坂本龍馬像(高さは5.3m,台座を含めた総高は13.5m)


月の名所としても名高く,よさこい節にも唄われている桂浜



生のかつおを煮釜で煮て、中骨とウロコ等、1つ1つ手作業で取り除いている


この並べたものを、煙でいぶし、何度も繰り返しいぶすと
美味しい、かつお節になるそうです。


次に訪れたのは、日本三大奇橋のひとつ、徳島県「祖谷(いや)のかずら橋」です。
シラクチカズラと言うツタで作られ、長さ45m・幅2mのつり橋で、渡る時、足下を見ると木と木の間が隙間だらけで怖かったで~す


遠くから見たかずら橋


近くから見たかずら橋


かずら橋を渡った先にある「びわ滝」を見てから、大歩危峡に向かいました。
大歩危峡は吉野川の中流域にある渓谷で、両岸には斜めに傾いた変成岩が露出した渓谷美で有名な所です。
また、数km下流の小歩危と共に、大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)として一括りに言われる事が多いようですね。


大歩危峡


砂質片岩や礫質片岩が斜めに露出している、大歩危峡


100年以上の歴史がある、大歩危峡遊覧船に乗って観光


大歩危峡を後に、高松空港から帰路に着きました。

3泊4泊で3万円弱と激安ツアーでしたが、自由時間をどのように過ごすか、下調べをしておいたので、目的の観光場所をいろいろ見る事が出来ました。
また、3年前に行った時には見る事が出来なかった、渦潮観光や瀬戸大橋タワー、道後温泉散策が出来て、とっても良い旅となりました。

つたない旅日記を最後まで、読んでいただきましてありがとうございました。


四国旅行(2)

2012年06月18日 | 旅行

2日目は、早朝、ホテルから歩いて、金比羅宮に行きました。
朝一番でしたので、他の観光客もいなく、涼しく清々しい空気の中を、自分のペースで785段の階段を登って、本宮まで行く事が出来ました。
本来は786段あるそうですが、ごろあわせで「なやむ(悩む)」に通じると言うので、途中1段下がる階段を作って785段にしているとの事でした。


金比羅宮境内


旭社(重要文化財)


本殿(御本宮)

金比羅宮を後にして、瀬戸大橋記念公園に向かいました。
瀬戸大橋の開通を記念して、1988年に開かれた「瀬戸大橋博覧会」の跡地を整備して公園にしたとの事です。
公園の中にある、瀬戸大橋タワーは、高さ108m、360度の景色を眺められる回転式展望塔で、展望室部分が回転しながら昇降するタイプのものでは世界一の高さだそうです。
タワー上空からの360度の眺めは、最高でした。


瀬戸大橋タワーから瀬戸大橋を!

昼食後、今夜の宿泊地、道後温泉本館の近くのホテルに向かいました。
午後2時頃、ホテルに着きましたので、私達はオプションツアーに参加せずに、高松市内を散策する事にしました。
夏目漱石が通ったことで「坊っちゃん湯」として有名な「道後温泉本館」を見て、路面電車に乗ろうと駅に行くと、1時間に1本の割で走る「坊っちゃん列車」がちょうど来たので乗りました。
普通の路面電車の2倍の運賃300円でしたが、懐かしい感じの車両や明治時代の服装をした車掌さんなど、レトロな雰囲気を味わいました。


道後温泉本館



市電の道後温泉駅



坊っちゃん列車


坊っちゃん列車内と車掌さん


通常の路面市電


坊っちゃん列車を降りてから、街中の坂道を少し歩き、ロープウエーに乗り、松山城に行きました。
ロープウエーの案内係のお嬢さんは「マドンナ」をイメージしての服装で説明をしてくれました。


ロープウェーの案内嬢


松山市の中心部、勝山にそびえ立つ松山城は、賤ヶ岳(しずがたけ)の戦で有名な七本槍の1人、加藤嘉明が築いた四国最大のお城で、日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちのひとつだそうです。
平成18年に「日本100名城」、平成19年には道後温泉とともに「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれたとの事です。
お城を見学して、帰りはお天気も良かったので、ロープウェーではなく、リフトに乗って下りて来ました。


松山城


天守閣から松山市街を!


帰りは松山市街を見ながら、リフトで!


松山城からの帰り道、「坂の上の雲ミュージアム」も見学しました。
司馬遼太郎の長編小説「坂の上の雲」に出てくる、3人の主人公の人生や業績を紹介するだけでなく、小説に込められたメッセージや時代背景が感じられる展示がされていました。
ミュージアムから程なくの所に、「萬翆荘」という純フランス風の建物がありました。
大正11年に、旧松山藩の子孫にあたる久松定謨(ひさまつ さだこと)伯爵が、別邸として建設したもので、フランス生活が長かった伯爵好みの建物だそうです。
当時は最高の社交の場として、皇族方が愛媛県に来た時には、必ず立ち寄られたとの事です。
戦禍を免れ、建築当時の様子をそのまま残す貴重な建築物として、愛媛県指定有形文化財になっているそうです。



素敵な雰囲気の「萬翆荘」




仕事を終えて展示スペースに戻った「坊っちゃん列車」


道後温泉本館の脇にある「からくり時計」
1時間ごとに坊っちゃんの登場人物が出て来ます。


「からくり時計」の隣の足湯


路面電車に乗り、道後温泉駅に戻り、ホテルで夕食を食べた後、近くに「ガラス美術館」という所があり、夜はイルミネーションも綺麗だという情報を得ていたので、見に行きました。
「庭園の中のぎやまんミュージアム」をキャッチフレーズとする観光施設で、江戸から明治・大正までの約300点の硝子工芸品を展示する美術館とカフェが一緒にありました。
このカフェで、ケーキとコーヒーを飲んで、至福のひとときを過ごしました。


ガラスの雛道具


綺麗なガラスのコンポート


「ガラス美術館」から歩いて、道後温泉本館のお風呂に入りに行きました。
道後温泉は約3000年の歴史を誇る日本最古の温泉で、明治27年に建築された三層楼の公衆浴場で国の重要文化財にも指定されているそうです。
お風呂は4つあり、1階、2階には神の湯、2階、3階には霊の湯というのがあり、夜10時まで営業していました。
他に、又新殿(ゆうしんでん)があり、日本で唯一の皇族専用浴室で、昭和25年、全国巡幸の折に昭和天皇がお使いになったそうです。
1階の神の湯は夜11時と遅くまでやっていて、地元の人達も沢山利用していました。


夜の道後温泉本館


この日はオプションツアーに参加せずに、市内を散策したので、たくさん歩いたし、いろいろな所を見る事が出来、充実した1日となりました。

続きは、また、あ・と・で・ね


四国旅行(1)

2012年06月11日 | 旅行

6月6日から9日まで、お友達と3人で四国に行って来ました。
当日は台風が近づいて来ていた時だったので、飛行機が飛ぶだろうかと心配していましたが、高松空港まで、殆ど揺れる事無く、快適な1時間20分のフライトでした。
雨が降っているだろうと思っていましたが、高松は晴れていて、暑いくらいでした。

1日目
高松空港から、鳴門公園に行って、「渦の道」という、大鳴門橋の車道の下に造られた、海上遊歩道を通って、渦潮を上から見る事が出来る所に行きました。
途中、4ヵ所のガラス床があり、そこからのぞき込むと、45メートル下に渦巻く海面が見え、吸い込まれそうな感じがしました。


ガラス床から覗いた渦潮


勝海舟が乗った蒸気帆船「咸臨丸」を復元した観潮船


遠くに見えるのが「咸臨丸」が帰港する淡路島


大鳴門橋

次に、源氏、平氏の戦いの地、屋島壇ノ浦古戦場に向かいました。
屋島と名前が付いたのは、遠くから見ると、屋根のような地形になっているからだそうです。
那須与一扇の的の話などで有名な屋島、四国霊場第八十四番札所、屋島神社などを見て、瀬戸内海の静かな風景を堪能しました。


源平合戦の登場人物


屋島寺


血の池(瑠璃宝の池)
勝利を収めた源氏軍が血刀を洗って赤く染まったことからこの名がついたそうです。


屋島を後に、この日の宿泊地こんぴら温泉に向かいました。

続きは後日アップの予定で~す。
いつになるかは?