ここをキャンプ地とするっ!IV

根っこが生えてしまってからの活動記録

足元に奴がいる…再利用ラックレールのお話

2017-07-18 22:45:38 | 父ちゃんのブログ
信越本線といえば、廃線区間となって久しい碓氷峠を"アプト式"なる"ラック式鉄道"の一種が運転していたことは、まあ…みんなが知ってること。

その"アプト式"も1963年の粘着運転化により廃止となり、"アプト式"の特徴である(二本のレール中央の)歯型レール…つまり「ラックレール」も撤去された訳なのですが、その「ラックレール」が様々な場所で再利用されているとのblog記事を見かけまして…興味を持った私、会社帰りにちょっと遠回り。



まずはJR磯部駅の西側100m程の場所にある「赤城前踏切」の線路南側。



同じく北側。どちらも側溝の蓋(橋?)として再利用されてます。



そして、JR磯部駅北口ロータリー。こちらも水路?の蓋として使われてますね。
若かりし頃は遊びや通学に、おっさん化した今でも時折利用する場所にも関わらず…記事を目にするまで全く気が付きませんでした。

鉄道唱歌においても、「これより音にききいたる 碓氷峠のアブト式 歯車つけておりのぼる 仕掛は外にたぐいなし」と唄われた碓氷峠のアプト式。
往年の"スター"も、今では渋みを効かせた縁の下の力持ち。
鈍く光るその輝きは、「まだ終わらんよ」と無言のうちに語りかけてくるようでした。




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