ちいさな花が咲いてるよ

自閉症の息子との日々+モルモットたち

モーさんが眠る場所+タツのことを考える

2020年04月26日 | モルモット&息子

モーさんが天国に旅立って、早いもので一週間以上がたちました。

数日はケージもそのままで、トトに野菜をあげるとき一緒に野菜をお供えしたりしていたのですが、先日思い切ってケージを片付けました。

いつまでも悲しんでいるとモーさんも心配しますからね

リビングにポッカリと空間ができてしまったのですが、そのうちトトのケージを移動してこようと思っています。

 

近くのお寺がペット供養もされていて、モーさんはそこに眠っています。

お寺の一角にある動物供養の碑です。

年一回きちんと法要をしてくださるそうです。ありがたい・・・モーさん安らかにね。

きのうタツをつれてお墓参りに行ってきました。(もちろんサッと行ってサっと帰ってきました)

「モーさん、ここで眠ってるんだよ」と説明しました。家に帰るとタツは「モーさん、お星さま~」と独り言を言ってました・・目の前からいなくなってしまうことは悲しいことじゃない!と思ってくれるように伝える努力をしているのですが、どう感じているのでしょう・・・

 

そんなタツに関してですが、新型コロナ感染がひろまりだしてからずっと真剣に悩んでいることがあります。

それは私とタツパパが感染した場合、タツはどうなるのか?ということです。

先日、フリーアナウンサーの赤江珠緒さんが「両親が感染した場合の子供の面倒は誰がみるのか!」という問題提起をしておられましたが、まさに我が家はそれプラス「その子供が障害者」なのです。

大阪府の吉村知事は「両親が感染して、親族だれも面倒がみれない場合は福祉施設や里親制度などを活用して必ず役所が受け入れる!」と力強く発信しておられました。

素早い対応でとても心強かったのですが、でもそれってきっと子供が障害者のパターンは想定されてないですよね・・・

それも無茶苦茶面倒みずらいタツのような自閉症者はどうなってしまうのでしょう・・

そうなった時のことを思うと、自分が感染すること以上に恐ろしくて心配で・・でも考えても安心できる材料がなくて不安だけが大きくなります

「どうかどうか私とタツパパさんが同時に感染しませんように・・・」と神頼みするしかないのでしょうか・・・

全国のどこかにはそういう事態に陥ってしまっている家庭がすでにあるのかもしれませんっ

重たい自閉症者の親御さんたちはみんな同じように悩みながら頑張って生活されているんでしょう。

私もがんばらないと!!

 

家にいる時間が長くなっているので、きのうは大好きなシール本で遊んでもらいました

「タツよ、世間は今たいへんな状況になっているんだよ・・君は全然わかってないと思うけれど・・」

 

 

トトはあいかわらずの臆病ぶりですが元気です!

大好きなトマトとリンゴを少しもらってます

大好きなものを美味しく食べられるって幸せだね

 

 

 

 

 


よく頑張ったね・・

2020年04月18日 | モルモット

4月16日(木)午後2時30分 モーさん、5歳と11カ月で天国に旅立ちました。

 

 

先週はじめごろから、ますます食べる量が減り、何をあげても「いらない・・」というようになっていました。

治療できるわけではありませんが、お医者さんのアドバイスがほしくて先週末病院へ。

先生曰く「アゴが外れた状態でかたまってきているので口が動かないんでしょう・・・、何も食べなくなったら点滴を毎日しないといけなくなりますね・・」とのこと。

確かに何かを食べようとするときのモーさんの口を見ていたら、ほとんど開いていませんでした。

だから野菜も牧草も全然くわえられなかったんですね・・・

そこからは日に日に食べてくれる流動食の量も減り、大好きな野菜も少し匂いを嗅ぐだけという状態に。

押さえつけて無理やり強制給餌をすることもできたのかもしれませんが、お腹が動いていないのに無理やり食べさされるツラさを思うと最低限の流動食をあげることしかできませんでした。

お医者さんは毎日点滴をする方法もあるとおっしゃっていましたが、自分でまったく食べれない状態のモーさんを私のエゴで生き永らえさせることが正しいこととは思えず・・

必要最低限のサポートでモーさんを見守ろう!と決めました。

 

前日の朝まで「何か食べれるものください」と私の顔を見上げてくれていたモーさんですが、木曜日は朝からほとんど動かず・・

お別れの時が近づいていることがわかりました。

旅立つ1時間前ぐらいまで私の膝の上で眠っていたのですが、突然何かを思い出したようにムクっと頭をもたげて膝から降りようとしました。

床に降ろすと、もう自力では歩けず・・それでも行きたい場所があるようで、リビングのすみっこの毎朝野菜を食べていた場所を目指しているようでした。

我が家にモーさんがやってきたときにケージがあった場所でもあるので、そこが自分の居場所だと思っていたのかもしれません。

モーさんが行きたかった場所で天国に旅立つことができてよかった・・・

 

 

私が自分の体調不良や、タツのことで一番しんどかったときに救ってくれたのはモーさんでした。

おっとりしていて優しくて・・モルの可愛らしさを教えてくれました。

このブログをはじめることができたのもモーさんのおかげです。

小さな動物ですが、私に大きな贈り物をたくさんくれたモーさん。ありがとう。

ホントによくがんばりました!

出会えてよかった!

 

モーさんを励まし、回復を祈ってくださったみなさん、ありがとうございました。

「ありがとう、ボクうれしかったです」

 

 

 

我が家にはまだ手のかかるトトがいるので悲しんでばかりはいられません。

「ママさん、ボクがいるよ~」

 

「美味しいものくださ~い!」

 

これからもモルの可愛さとタツの日常を書いていきますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


心配なことばかり・・・

2020年04月08日 | モルモット&いろいろ

私が住む町にも「緊急事態宣言」がでました。

ですが、我が家の生活に大きな変化はありません。

タツの作業所は福祉施設なので今のところ休業要請はなく、いつもどおり送迎車に乗って通っています。

病気のことを考えると休ませたい気持ちもあるのですが、施設が稼働しているかぎりは通わないと職員さんのお給料も発生しませんし、何より1か月も休むとなると精神的にも身体的にも不調になることは目に見えています。

私が真剣な顔でテレビのニュースを見ているだけで不安になるようです。なんて過敏なんでしょうか・・・

まわりがいつもと違うことを敏感に感じとってはいるようですが、何がおこっているのかはわからないので、そりゃ本人も不安ですよね。

なので、私が描いた絵カードを見せて「コロナウィルスっていうのがいてね、体に入るとしんどくなります」などなど一応説明はしてみました。

手洗いとマスクの必要性も伝えると、今までイヤがっていたマスクをちゃんとつけて作業所に行ってくれるようになりました!

はずすときにマスクの表面を触らずヒモを持ってはずすように言ったのですが、これはまだまだハードルが高いようです

ウィルスは目に見えないので、教えるのが難しいですね・・・

私の家の近くには大きな学校があるのですが、ここに引っ越してきて20年以上・・・こんなに長い間シ~ンとしているグラウンドを見るのは初めてです

今までは「ちょっとうるさすぎる~」と文句を言いたくなることがあるぐらい賑やかだったのに、今となっては「あのうるささが懐かしい・・」と思いながら静かなグラウンドを眺めています。

モーさんですが、状況は変わらず細々と暮らしています。

だいぶ細くなってしまって、どうしてあげるのがいいのか・・

めずらしく「セリ」をくわえてくれました!やった~

なんでもいいから食べておくれ


モーさん!何が食べたいの?

2020年04月02日 | モルモット

モーさん、細々とですが一生懸命頑張っています!

食べたい気持ちはあるのですが、以前のように野菜や果物をそれほど欲しがりません・・・

あんなに大好きだった流動食も、イヤがるので顔を押さえてあげなければいけなくなりました

以前は一回にシリンジ12本分くらい食べてたのですが、今はよく食べてくれて5本です。(これを一日4回ほどなので20mlくらいしかあげれていません)

 

先週土曜日にタツパパさんが「昔あげてた青々とした生牧草は売ってないの?」と聞くので、「そういえば、近所にうさぎ専門店ができて土日だけ生牧草売ってるってホームページに書いてた!」と思い出し、夜お店が閉まるギリギリに買いに行ってきました。

イタリアンライグラスとオーツヘイの2種類です。

その他生パパイヤの茎や牧草、ハーブのサプリなどサンプルも沢山いただきました。

これなら食べるか!と意気揚々とモーさんにあげてみたところ・・・ガ~ン・・・イマイチの食いつき・・・

翌日にはまったく食べてくれなくなりました。

でも、トトは大喜びで「何これ?美味しいねえ~」という感じでモグモグしてくれています。

 

 

モーさんは食べたいものがあんまりないようで、口にしてくれるのはセリ、豆苗、りんご、セロリ、キャベツを少しという感じです。

あと、何故か硬い牧草をポリポリと音をたてて食べているときがあります!

やわらかい3番刈には見向きもせず、2番刈の茎やバミューダの細い茎がいいようです。モーさんのアゴの状態なら柔らかいほうが食べやすいはずなのに・・・

きっと本能が「歯やお腹のために硬い牧草を食べろ~」とモーさんに語りかけているにちがいないっと思っています。

 

ほんとに細々とですが、食べる気持ちがあるので、まだまだ頑張ってくれるはずです!

「味覚がかわっちゃったけど、がんばってるよ!」