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ちいさな花が咲いてるよ

自閉症の息子との日々+モルモットたち

タツの近況11

2016年02月25日 | 息子のこと
もうすぐ2月も終わり・・・
半月後に「タツの卒業式」がありますが、まだ本人にはきちんと「学校生活の終わり」を説明していません
早く伝えすぎると、その間ずっと不安な気持ちを引きずることがあるので比較的近くなってから伝えたほうが無難、という今までの経験則によるものです。
とはいえ、もうそろそろ説明しないといけない時期がきました

根本的なこととして、はたしてタツは卒業式にみんなと一緒にでたいのか?という点があります。
騒々しい場所が苦手で、急かされることが一番しんどいタツにとって「行事」というのはかなり高いハードルです。
1年半もの間みんなと学校生活をおくっていないのに、急にみんなにまざりたい?と色々タツの気持ちを考えてみるのですが、結局タツにどう聞いたらいいのかハッキリした結論が出ないまま今に至っています


ちょうど昨日タツの支援会議で「学校の先生」「児童デイの方」「4月から通う事業所の方」が集まってくださったので、アドバイスをもらうことにしました。
私が「タツに卒業式のことをまだ伝えれていません・・「卒業式みんなと一緒にでる?」って聞いたら「でる」って答えそうな気がするのですが、そうなると朝早く起こしてみんながいる時間に行けるようにしないといけなくなります。本人が「行かなければ」と思えば思うほど強迫性がでて動けなくなるのではないか?という心配もあります。頑張ってなんとか行ったのに既にみんなは帰った後だったとなったら、少なからず残念な気持ちが残ってしまわないか?という気もします。それならいっそ「タツの卒業式は放課後に先生と親だけでやる!」とこちらが決めて、いつもとおんなじように外出準備をして学校に行ったほうがいいのか・・・でもそれってタツの気持ちを無視してるんじゃないのか?などなどいろんなことを考えてしまいます。」
と訴えました。

先生、職員の方々からは・・・「タツくんは決して先生やお友達がイヤなわけじゃないですし、みんなと一緒が一番いいけれど、無理する必要ないんじゃないですか」「卒業式にみんなと出る?っていう聞き方じゃなくて、卒業式をする?しない?っていう聞き方にしたらどうか。それで「する」を選んだら万が一お友達がいなくても先生と親で卒業式をすれば大丈夫だし、「しない」を選んだら放課後登校の最後の日に先生から卒業証書を受け取ったらいいのでは?」「そもそも卒業式しないといけない?」「タツくんがお友達に会いたいと思ってるんだったら、既にみんながいる時間にいってるんじゃないの?いってないってことはそれほどでもないってことなのでは?」などなど皆さん正直なアドバイスをいっぱいくださり、一緒に一生懸命考えてくださいました

で、結論として・・・私からタツに聞くのではなくて、学校の先生から放課後登校のときに「卒業式があるけどタツくんは出る?」とサラっと聞いてもらうことにしました。あんまり大げさに「どうする?どうすんの?」と聞くよりいいんじゃないか、という結論でした。やっぱり本人の意思を確認して対応しようと思います。
ものすごく考えた結論はとてもあっさりしたものになりましたが、いろんな方の意見が聞けてよかったと思います。
何が正解か・・ほんとにわからないですよね


ただ、ここ最近のタツは少々不調です
車から降りるのも時間がかかるし、外出準備もなかなか進みません。
お風呂上りの脱衣場では「裸でいつまでおんねん」とツッコミたくなるほどですし・・・
私も少々イライラ気味で、それもタツには悪影響を及ぼしているのかもしれません。いつもの悪循環です

きのうは病院の日でもあったので、主治医にタツの状況を説明すると「薬増やしましょうか?」と言われました。
私の中では既に「薬でどうにかなるような問題じゃない気がする」というのがあるので「まだ様子みます」と返答しました。
これも何が正解なのかわからず・・・
私が勝手に決めていいのかすらわからないのですが、誰かが結論をださないといけないので仕方がありません


疲れて座っている私のところには、いつもとかわらずモーさんが寄ってきて食べ物の催促をしてきます。

君たちはのんびり暮らしていていいね~うらやましい













モルたちが好きな野菜

2016年02月22日 | モルモット
生協で無農薬野菜ボックスを頼んでいるのですが、その中の野菜でモル2匹ともに好きなのが「セリ」です。
この時期にしか入らないし、スーパーでは少量なのになかなか高額・・・
なので野菜ボックスに入っているときは、ほとんど全部をモルたちが食べています





最後は必ず、のんびり食べてるモーさんの分をトトが奪い取ってしまいます・・またやられてる

ふだんあげている野菜でもモーさんとトトは好みが全然違います。
モーさんが好きなのは「トマト」や「しその葉」

「あ~美味しいなあ」という表情でたべます。

トトは「サラダ菜」「キャベツ」など葉野菜が好きです。


モルはそれぞれ好みも違ううえに好き嫌いも激しい・・キンクマハムスターを飼ってた頃は雑食なうえに野菜もなんでもガツガツ食べてくれたので楽ちんだったな~と思います。
スーパーの野菜売り場で何を買うか悩んでるのは、いつも人間用ではなくてモル用です
我が家のモル係数はかなりの高さに違いありません
でも、美味しいものを食べさせたい!!
モルには甘々な飼い主です







怖がりトト

2016年02月17日 | モルモット
バレンタインデーに1歳の誕生日を迎えたトト(写真右)
我が家生まれ我が家育ちなのに、それはそれは怖がりです
触られるなんてもってのほかですし、自分の近くでちょっと人影が動くとのんびりしているモーさんを押しのけて隠れ家に逃げ込みます

のんびりおっとりのモーさんは優位性を示す時ぐらいしか基本鳴きませんが、トトはいつも小さな声でピヨピヨピヨピヨ鳴いています。

モーさんに「そこどいて!」「こっちにこないで!」「僕のごはんとらないで!」などなど・・・ずっとモーさんに何かしら抗議している感じです

そんな小うるさいトトにもモーさんは「若造め、しかたないな」という感じでほとんどのことをゆずってあげているように見えます。

「トトは弱虫さんだからしかたないんでしゅよ」

ただ1年たって少しずつ少しずつではありますが、1人で過ごせるようにもなってきています。
まずは・・・1人でおやつのおねだりにきます。

ちょっと遠慮気味ではありますが、頑張ってます!

パソコン椅子の下もトトの特等席になりつつあります。(なので、ペットシーツを全面にひいてます
食事のあとケージにもどらず、2時間ぐらいここでくつろいでいることが多くなりました。


「怖いんですから、あんまり近くで写真とらないでくだしゃいよ!」って感じの目です。


生まれたてのころから沢山スキンシップをしてきたはずなのに、「怖がり」という性質はかわることがないようです。
ママのルルが同じように怖がりだったので、それに似たのかな・・と思ったりもします。
今のままで十分可愛いのですが・・もう少しだけ触らせておくれ~と思いながら日々声かけしています

そんなトトのカイカイ姿

まあるいお腹が邪魔して足が顔に届くまで数回空振りしてました



朝ごはんのあと・・

2016年02月12日 | モルモット
毎朝人間よりも先にご飯を食べるモルたち
野菜・新しい牧草・ペレット・・・次々とたいらげて大満足で再び眠ります。

朝陽があたってケージ内は暖かそう
モーさんは見るたびに体勢が変わってる・・・








怖がりトトものんびりです




そんなトトはリンゴが大好きです
以前私が朝食を食べているときにおこぼれをもらったことをずっと覚えていて、朝私が食卓に座るとパっととんでやってきます!

「今日はリンゴある?」
「あるよね・・・」

「トトにもくだしゃい!」

「ぜったいあるはず!」

「ほら、あるじゃないでしゅか!」

という駆け引きが起こります
ものすごく怖がりなのに食べ物のこととなるとグイグイくるトトはどんどん丸くなっているようで少し心配
大丈夫かな~

「大丈夫だよ







タツの近況10

2016年02月11日 | モルモット&息子
早いものでもう2月も半ばになろうとしています。
目の前のことを一つ一つ乗り越えているうちにあっという間に月日がたってしまう感じです。

最近のタツはというと・・・
相も変わらず昼すぎまで爆睡し、3時ごろに児童デイや放課後に学校へ通う毎日です
比較的動きはスムーズなので私も安定した精神状態で過ごせています

寝る前に飲んでいる睡眠導入剤のレンドルミンを1錠から半錠に変更しましたが、大きな変化もなく1時間半ぐらいするとほんの少し眠気がくるようで助かっています。
タツの薬もいつかは少しずつ減らしていきたいのですが、この2年ほど薬を減らすと大崩れするパターンを繰り返しているので、減薬できるのはまだまだ遠い先の話なんでしょうね・・・

先日、タツの数少ない楽しみの一つである「外食」に行ったときのこと。
どこに食べに行くかをタツには告げずに家を出発したので、車を運転しながらタツパパが「タツ、何が食べたい?」と聞きました。
タツは「ん~」という感じで押し黙ったまま・・・
タツには数個の選択肢を提示してあげないと、あれもこれも頭に浮かびすぎて選ぶのが難しいですし、言葉で伝えるのはニガテというのはわかっているのですが敢えてそのままタツがどうするか見守っていると、またタツパパが「道まっすぐか?曲がるのか?」と聞きました。
するとタツはピシっとまっすぐ前を指さして道を指示してくれます
それからもタツパパが道を聞くたびに指を右に曲げてみたり、左に曲げてみたり・・行先を決めてるんだかないのだかわからない道案内をするので「まあタツのことだからいつもどおり王将か回転すしかなんかだろうな~」と思っていました。
ですが、どんどんタツが好きなお店の前を通り過ぎてしまい「大丈夫かな?」と思いはじめた頃に、パッと指さしたのは過去に数回利用したことのある「なか卯」でした
今まで自ら選んで「なか卯」ということはなかったので少々驚きましたが、タツパパが「そりゃタツだってたまにはいつもと違うもの食べたいよな~」とポツリ。

タツはこれが好き!これは嫌い!とこちらが先に決めてしまっていることって案外多いんだろうな、と少し考えさせられました。
タツだってたまには違うものが食べたいし、違う場所にも行きたいですよね
選択肢を提示することは本人にとって選びやすいし混乱も少なくて大切なことだけど、その中からしか選べないということでもあるわけで、日々少しずつながら成長しているタツの気持ちをどうやってくみ取ってあげるかが難しところです。
「もうこれは飽きたから違うことしたい」って一言いえたらどんなに楽でしょう・・・タツは毎日そんなストレスをちょっとずつちょっとずつ溜めていってしまってるんですよね

そんな自閉症の人がこちらに意思を伝えやすいように開発されたアプリなどがでているようなので、タツに使えるものがないか私も勉強しないと・・・