ちいさな花が咲いてるよ

自閉症の息子との日々+モルモットたち

タツの外出

2014年09月18日 | 息子のこと
現在のタツの外出先は主にスーパーです
近所の小さなスーパーから遠くの大型ショッピングモールまで行先は10店舗以上あります。
ずっと家にいるタツはここのところ私と買い物三昧の日々を過ごしています

今日は車で10分ほどの近場のスーパーへ!
まずはゲームコーナーへ行き、ゲーム機一台一台の前で外観のチェックです。
入念なチェックなので時間がかかりますが私は待つしかありません
中でも一番チェックが厳しいのがパチンコ台です!
特に「必殺仕事人」と「冬のソナタ」が気になるようでボタンを押して画面を変えてみたりします(そんなことは誰も教えないのに学習しているので驚きます)
ただタツがエライのは、人が座っている台は真後ろに立たずに少し離れて斜めからチェックするところです。人との距離感が普通と少し違うのでビックリするぐらい近くに立ってしまうことが多くて、その度に「後ろに立たないよ」と注意していたのを守っているようです。
どちらにしても座っている人は「何々?やりたいの?」という感じで怪訝そうにタツを振り返りますが、私は見ないふりをして心の中で「気にしないで打ち続けてください!」とお願いするしかありません
今日もタツはオジサンの斜め後ろから熱い視線を送っていましたが、さすがオジサン「チラっ」と一瞥しただけでやり過ごしてくださって助かりました

その後、おもちゃコーナー、各階のトイレマークチェックを終えるとやっと最後に食品売り場に行ってくれました。

今日のタツはアイスクリームを品定めしたのですが、気に入ったものがなかったようで冷凍スパゲティー(カルボナーラ味)を購入しました
昔は絶対アイスと冷凍食品を買わないといけなかったのですが、この頃は「欲しいものがあれば買うけどなければいらない」とか「今日は買わない」とか色々考えているようです。

タツはタツなりに成長しているようです

やんちゃなモーさん

2014年09月16日 | モーさん金さん
モーさんは今日も元気です
元気すぎてお世話が大変です。

毎日朝晩ゲージの掃除をかねて部屋を散歩させているのですが、ここ最近は「散歩なんかより早くゲージの掃除を終えてエサを!」とものすごい催促をします。

まだ4か月の若モルだからなのか、私も周りをものすごい勢いでピョコピョコ飛び跳ねて、しまいには私の膝の上でも飛び跳ねるので掃除どころではありません。
自分が邪魔しているのにもかかわらず、時間がかかっていると私の真横で下の写真のような顔をして待っています



最初タツパパが「モルモットを飼いたい」と言ってきたときは、「うそでしょ~タツだけでも大変なのに、このうえモルモットって!」と思いました。
もちろんお世話はかなり手間がかかりますが、結局一番癒されているのは私なんですよね・・・

タツが固まって動かなくなっても、ジーッとモーさんを見ながら待っていると時間がたつのも早いですし何より可愛い


タツにとっても自分より小さい新入りが来た!という感じなのか、散歩をしているモーさんのことを気にしながら踏まないようにウロウロしてくれています。
エサをねだって「ぴいいい~ぴいいい~」と鳴いているとゲージに寄って行って、モーさんの頭をチョイチョイとなでてくれたりもします。
なかなかいい感じで家族の一員になっています





タツの様子

2014年09月14日 | 息子のこと
タツは去年の夏頃から暇なときは部屋の中を熊のようにず~っとウロウロしています
同じ動線を何時間も往復するのですが、人が通る時はスっと横道にそれてくれます
歩きながら独り言を言ったり、時々ピョンピョン飛んでみたり、頭の中では何かがずっと浮かんでいるようです。

あまりに長時間同じ動きをしているのでお医者さんに相談すると薬の副作用かもしれない・・・と言われて減薬してみることにしました。
急にはやめれない種類の薬なので徐々に減らしていったのですが、0になったとたん調子が最悪になりました
もちろん0になったからといってウロウロが止むこともなかったので、「歩き回るのは副作用ではない」ということを知ることはできましたが調子が悪すぎる!
大急ぎでお医者さんに報告して薬を再開。
やっぱり少し落ち着きを取り戻し、今は薬の量を増やして様子を見ていますが本人もとても楽そうです

何時間もかかってしか食卓に座ることができず食事もままならなかったのに、今では少しウロウロしたら席について自分で食べることもできます
8時間もトイレからでれなかったことが嘘のように10分くらいで出てこれています

学校に行くことはまだまだ先だと思いますが、私にとっては日常生活のあたりまえの活動が苦痛にならず過ごせているタツを見れるだけで心底ホッとします


今週は久しぶりに日中に活動ができて、毎日私と一緒に買い物にいきました。
スーパーの商品棚をひとつひとつ見て回っては「この棚から何か買うんでしょ?」とジェスチャーで聞いてくるので、タツといるとついつい買う物が増えてしまいます

タツの買い物の楽しみは冷凍食品とアイスクリームを1品ずつ買うことです。
冷凍食品は必ずピラフ類で基本的には毎回違うものを選びます。
アイスクリームはすぐに高価なハーゲンダッツのストロベリーを買おうとするので、「タツ!こんな美味しそうなのあるよ~」と他のアイスに誘導してみるのですが、なかなかノッテきません
タツの数少ない楽しみなので構わないんですけどね・・・


毎日明るい時間帯にタツと出かけることができてうれしい一週間でした


イヤーマフ

2014年09月10日 | 息子のこと
タツはイヤーマフ歴8年です
小4の時に耳をふさぐようになって、耳をふさぐために両手を使うので活動に支障がでてきたのがきっかけで使うようになりました。
特にオートバイやトラックのエンジン音、小さな子供の騒ぐ声や泣き声が苦手です。

自閉症で聴覚過敏のお子さんは沢山いますが、イヤーマフをしなければならないほどしんどくなる子はごく一部のようです。
学年で1、2人という感じでしょうか・・・

はじめのころは人目が気になったりもしましたが、いつの間にかイヤーマフをしているタツがいつものタツになっていました。
家の中だけははずすので、外でしかタツに会ったことがない人は家のタツを見ると少し印象が変わるようです
イヤーマフは冬は暖かくて防寒になるのですが、夏はとても蒸れるようです
中にはいっているスポンジをはずすと水滴がついているので、夏場は毎日除菌ティッシュで拭いたりスポンジを洗ったり・・と少し手間がかかります。
圧迫感と暑さでイヤーマフをつけるのを嫌がる、という話をよく聞きます。
タツはそれ以上に騒音がイヤだったんでしょうね・・・


そのタツがこの一週間ほど外出時にイヤーマフをつけません
騒音が平気になったわけではなくて、スーパーではよく耳をふさいでいますし不快そうにしている時もあります。
何故なのか・・・・本人のみぞ知る・・という感じです。

昨晩タツが私にイヤーマフを指さしながら「イヤーマフないな~つけるな~」と意味不明な発言を繰り返すので、「タツはイヤーマフつけないね~うるさかったらつけたらいいよ」などと返事をすると「ふんふん」と納得した顔をしていました。
「イヤーマフつけずに外に行ってるよ」と言いたかったのかな・・と思います。

そのうちまたつけるのでしょうが、タツの中で毎日ちょっとした変化が起こっているようです


「待つ」こと

2014年09月08日 | 息子のこと
学校に行かなくなって3か月たちました

はじめのうちは「ゆっくり休めばそのうち元の生活にもどるだろう」とのんびり構えていました。
放課後登校をして先生と活動したり、児童デイに行ったり・・と順調に元にもどりはじめたかな?と思ったのも束の間、半月ほどして急に調子を崩してしましました
私達が学校にもどることを焦りすぎたのがいけなかったのか、薬の内容を変えたのが悪かったのか、原因はわかりませんが8月のはじめには外出もしんどいような状態になりました。
大型スーパーに買い物に行ったものの、いろんな場所で固まってしまい動けず・・最終的には閉店時間に店をでることができなくて、お店に迷惑をかけたりもしました

その日から1か月余りたち、やっとまた少し外に出ることができるようになっています

ひとつの活動に何時間もかかる生活を経験しているので、タツがすこしぐらい固まって動かなくなっても以前よりは広い心で「待つ」ことができるようになっています。

今日は久しぶりに昼間に買い物に行くことができました
タツも明るい時間に活動できて、ちょっと嬉しそうでした
少しできることが増えると、そのまま良い方向に進んでいってほしい!と期待してしまいます。でもその気持ちがタツに見えない圧をかけてしまうので注意しないと・・・

それにしてもタツが生まれてから「待つ」ことばかりのように思います。
もともとのんびりした性格ではないので毎日が修行です

先が見えていて「待つ」ことは簡単ですが、先が見えない状態で「待つ」というのはしんどいと改めて感じています。

何があってもタツを信じて「待つ」ことが必要な時期がきてるのかもしれません・・・