光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

廃業した銭湯・人参湯の夜間点灯-オーガニック・デイ木更津

2020年11月06日 | 日記

 11/3は木更津市が市制を制定した日として、市民の日になっています。そして市はこの日を「オーガニック・デイ木更津」と名付け、市内各所で色々なイベントを開催しました。中でも廃業した銭湯・人参湯の全照明を点灯、レトロな銭湯内部を見学出来るというので、カメラを片手にツレと午後5時半頃、人参湯に行ってみました。(開催時間午後5時~8時)



 この人参湯は昭和7年(1932年)創業。建物は昭和27年(1952年)の建築で、千鳥破風の屋根がレトロな雰囲気を醸し出しています。2011年まで営業していたそうですが現在は休業中(廃業でしょうか?)です。男湯の方では今年の6月から木更津焼きぞばが営業中で、私たちも何回か訪問しています。ただ女湯の方は入った事がないので、興味津々で入りました。





  ガラス戸の入り口を開けると番台。そこには福助の人形や1920年代のモガ(モダンガール)の写真が置かれています。



 女湯の中は、殆ど営業中のままだそうです。洗面台や本棚、懐かしい電話機等の小物が置かれていました。隅の方には竹の脱衣カゴも重ねられていて、今からでもお風呂に入れそうです。





 風呂場には椅子やテーブルが置かれていますが、その他は当時のまま。不思議なのは突き当りの湯船に、小型の木の舟が立てかけられていました。何に使ったのでしょう。またボイラー室も見る事が出来ましたが、入る事はできません。色々な器具があり、穴が開いているので危険と言う事でした。





  男湯の方も行ってみましたが、木更津焼きそばの屋台や小物類が置かれています。時々音楽のイベントも開催しているようで、楽器も沢山置かれていました。1時間程見学して帰宅しましたが、懐かしい銭湯気分を満喫しました。面白かったです。