LOHAS!

生活が変わる?

白鳥の湖

2008-11-02 | 自然
「白鳥の湖」などと聞けば誰しも思い浮かぶのが
ロシアを代表するロマン派の巨匠チャイコフスキーの劇的なバレー音楽

世界中で超有名な人気を誇る不朽の名作 

    なのですが・・・

日本で「白鳥の湖」として有名なのが新潟県阿賀市にある「瓢湖」

コハクチョウやオナガガモをはじめとするハクチョウ類・ガンカモ類が

なんと1万8000羽以上飛来するという重要な越冬地 





湖とはいえ瓢湖は自然のものではなく、江戸時代に農業用水確保のため、新発田藩主溝口宜勝が13年間かけて完成させた用水ため池なのです。

現在は農業用水の整備が進み、瓢湖の役目は終わりましたが、非常用水溜池として残されていました。

それが水鳥達の大切な越冬地となり「瓢湖」は特に「白鳥の湖」としても有名になりました 

1954年には国の天然記念物にも指定されたとか 

  その瓢湖が 

この10月30日付けでラムサール条約湿地登録簿に掲載されました

韓国の昌原市(チャンウォン市)で開催されたラムサール条約第10回締約国会議(3年に1回)で、瓢湖を含む日本の湿地4か所が登録  

あとの3箇所は 

 山形県鶴岡市の「大山上池・下池」

 宮城県大崎市の「化女沼」

 沖縄県久米島町の「久米島の渓流・湿地」

これで既に登録されている33か所と合わせると日本の登録湿地は合計37か所

合計面積は13万1027ヘクタールとなったそうです。

また、すでに同条約湿地である琵琶湖の登録面積も拡大されました。

 えっ  「ラムサール条約ってなんやねん」ってですか?


  イランの首都テヘランの北、カスピ海近くの「ラムサール」という町で、1971年に水鳥と湿地に関する国際会議が開かれました。

その時「特に水鳥の生息地として国際的に大切な湿地に関する条約」が取り決められたのです。

その条約が   町の名前をとって「ラムサール条約」とよばれることとなりました。
  
日本はこのラムサール条約に1980年10月7日に加盟。23番目の締約国です。

加盟の際には北海道の釧路湿原を登録しただけなんですが・・・

環境省が2002年に登録湿地の倍増計画を打ち出したことで2005年には33カ所になっていました。

条約締約国158カ国の登録湿地の合計は今では1800カ所以上あるそうです 

この条約では 

水鳥の生息地としてだけでなく、私たちの生活環境を支える重要な生態系として、幅広く湿地の保全・再生を呼びかけ、

湿地の「賢明な利用(Wise Use:ワイズユース)」を提唱しています。


 5千羽以上の白鳥が毎年十月上旬に渡来し、この「瓢湖」で冬を越し、

    三月末には北の空かなたに去って行く・・・


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4 コメント

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ラムサール (ケロちゃん)
2008-11-03 11:25:44
って、イランの町の名前から来てたんですか・・ 
知らんかったです

しかし、凄い白鳥や渡り鳥がそんなに飛来して来る湖が新潟にあるんですね。

ためになりました

でも、すぐに忘れると思うけど・・ 
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温泉♪ (ちびたん)
2008-11-03 20:57:01

ラムサールにはラジウム濃度の高い温泉があんねんて

これは ・・・・・一度入ってみたいかも??????????

って・・女の人用もあるんかな 

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クラシック! (茂巴)
2009-02-24 20:30:36
クラシックおたくがここに一名チャイコフスキーの白鳥の湖といえば、私的にズ・バ・リ花のワルツです
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クラシックおたく (ちびたん)
2009-02-24 23:02:37
茂巴さんはクラシックおたくだったんですか?

「花のワルツ」が好きなんですね  あんまり知らないかもです 一度 聴いてみますね 

私的には・・・スメタナの「モルダウ」かな 
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