5万7276人の大観衆が固唾を飲んだ
FKのチャンスをもぎ取ったのは玉田だった。
ボールの前には俊輔とヤットが立っている
シーンと静まりかえった埼玉スタジアム
俊輔は目の前のボールを少しだけ転がした。
「あ」「うん」の呼吸でヤットがそのボールを止めた。
すかさず俊輔が左足で蹴り上げた
は・は・はいった~
バーレーン選手184センチのDFマルズーキに当たってのラッキーなゴールではあったけど・・・
ホームでのこの瞬間をどんなに待っていたか
試合前・・・足の痛みが出てきているにもかかわらず居残り練習で黙々とダミーの“壁”を立ててFKをけり込んでいた俊輔
その努力が そして勝ちたい というひたむきな思いが「壁」をも打ち破って勝ち点3を引き寄せた
やったぁ~~
試合内容は何度も攻め込みながら なかなか突破できない
というイライラ感はあったけど終始ボール支配率が高かったのは日本だった
スピード感もあって見応えのあるいい試合だった
FWのシュート技術に課題が残ったのとミドルシュートが少なかったのがちょっとさみしかったけど
ただただ・・・このまま勝利して終わってほしいと祈るような気持ちだった
バーレーンのカウンターが怖い
なんせ終了間際のバーレーンの攻撃に今まで何度悔しい思いをしたことか
ロスタイムは3分 試合終了のホイッスルがやっと鳴った
最終予選A組バーレーン戦1-0で快勝! ホームで初勝利だ
この日は実は高校の同窓会だった 二次会へと流れていったのは90%以上
いつもならその中にいるはずの私なのにバーレーン戦 のことが気になって仕方がない
いそいそと懐かしい友人達に別れを告げて帰った
LIVEで見れて ヨカッタぁ~ 150