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島根県 石見銀山が!

2007-07-01 | 自然
ニュージーランドのクライストチャーチで開催中のユネスコ第31回世界遺産委員会は、日本が登録申請していた「石見銀山遺跡とその文化的景観」(島根県大田市)の世界文化遺産への登録を決定しました

これは、28日に文化庁に連絡があったものです


日本の世界遺産は次のようにすでに13件あり、これで日本の登録件数は14件になります

1.法隆寺地域の仏教建造物 (奈良県) :1993
2.姫路城 (兵庫県) 1993
3.屋久島 (鹿児島県) 1993
4.白神山地 (青森県・秋田県) 1993
5.古都京都の文化財 (京都府・滋賀県) 1994
6.白川郷・五箇山の合掌造り集落 (岐阜県・富山県) 1995
7.厳島神社 (広島県) 1996
8.広島平和記念物(原爆ドーム) (広島県) 1996
9.古都奈良の文化財 (奈良県) 1998
10.日光の社寺 (栃木県) 1999
11.琉球王国のグスクおよび関連遺跡群 (沖縄県) 2000
12.紀伊山地の霊場と参詣道 (三重県・奈良県・和歌山県) 2004
13.知床 (北海道) 2005
*屋久島、白神山地、知床は自然遺産、そのほかは文化遺産

こうやって13件の日本の世界遺産を見ていると、みんな知ってるところばかり
ところが、「石見銀山」? 知らんかった~~
これって・・・知らないのは私だけ??
もしかしたら超有名で、誰でも知ってて「常識やん」って笑われてる

・・・・何も知らない私としてはなんでこの地を推薦したのか?
気になる~~ ということで島根県のホームページを訪ねてみました

  石見銀山史跡は鉱山や製錬の跡、山城の跡、大森や銀山の人々の暮らしの跡、銀や物資を運んだ街道、さらに積み出し港からなります。
数々の遺跡と建造物、自然が一体となった類稀な存在として、2007年のユネスコ世界遺産登録を目指しています。
実現すれば、日本で14番目の世界遺産、アジアでは初の鉱山遺跡となります。

石見銀山は16世紀以降約400年にわたり採掘され、17世紀ごろには世界の銀産出量の3分の1を占めた日本銀の主産地で、20万人の人が住んでいました。

な・なに~ 世界の1/3の銀を日本が産出してただって 

戦国時代から江戸時代のはじめにかけて日本はもちろん、世界で注目された銀山の一つで、良質な銀として高い評価を受けていました。
やがて・・・ポルトガル人は、石見銀を始めとする日本銀のことを知り、1543年種子島に訪れ、日本に鉄砲を伝えるきっかけともなりました。

なんで銀が世界中でもてはやされたのかというと、中国ではそれまで銅を貨幣としていたのですが、海外に流出しすぎ、国内で枯渇してしまったのです。そこに登場したのが銀を貨幣とすること。
そのうち、税も銀で納付することになったため、銀の爆発的な需要が起こったのです。

キリスト教を伝えたスペインのフランシスコ・ザビエルは、手紙に「日本を銀諸島と呼んでいる」と紹介しているそうだし、1595年にベルギーで作成された「テイセラ日本図」には石見銀山が表記されていたそうです  
     
1923年に休山した石見銀山だけど
  その昔、こんなにも有名な銀山やったんか スゴイ 159