2017年11月14日~16日 2泊3日で 熊野古道の中辺路(なかへじ)のさわりを歩き古道歩きの片鱗に触れます。そして熊野三社(熊野本宮大社、熊野速玉はやたま大社、熊野那智大社)と伊勢神宮を歩きます。 1日目は雨の予報、2・3日目は晴れそうです。
紀伊半島全体関連Map
熊野へ参るには、紀伊と伊勢路のどれ近し、どれ遠し、広大慈悲の道なれば、紀伊も伊勢路も遠からず
【1日目】 … 中辺路:発心門王子→熊野本宮大社
大阪から来る知人を待つ間、雨の紀伊田辺を散策する。田辺は熊野古道・中辺路と大辺路の分岐点にあたり「口熊野」と呼ばれる。 駅近くにある鬪雞神社は雨に濡れしっとりとして厳かな雰囲気を漂わせ好ましい。 知人が到着すると、すぐバスで熊野本宮大社経由で発心門王子へ。 雨の中、朱塗りの発心門(ほっしんもん)王子は外国人のグループで占められている。あの陽気さ、元気さはスペイン人だろうと知人が。発心門を少し下った所にある休憩所で昼食。暫らくは舗装道路を歩き水呑王子へ。道標が立派で背後にある岩碑を見逃すところ、隣に廃校になった三里小学校分校がある。 針葉樹の山道を歩き伏拝の集落に入ると小雨に。山村彼方に果無(はてなし)山脈が雲間に水墨画の様に柔和に見える。 伏拝(ふしおがみ)王子は道の右手の高台にある。ここから大雲取、小雲取の峰々が遠望でき、その麓に熊野本宮旧社地「大斎原おおゆのはら」の樹叢が見えるというが気づかず。 祓殿(はらいど)王子に着くとすぐに熊野本宮大社の裏鳥居です。
先ほどから雨が強くなった熊野本宮大社をゆっくり観光。御本殿は檜皮葺きの屋根が雨に濡れ黒く、重厚さを増し美しい。本殿は横一列に第一から第四殿まで並び熊野独特の雰囲気を醸し出す。特徴的な3本足のカラス八咫烏(やたがらす)が説明される。 最終バスまで時間があるので熊野川・音無川が合流する中州にある 旧社(大斎原おおゆのはら) を見に行く。大きさ日本一の大鳥居、高さ34m、幅42mを潜り、明治22年の大洪水で流されるまで熊野大社本宮があった場所を見、古の社殿の広さを偲び本日の観光終了。
田辺周辺Map 発心門王子→熊野本宮大社Map
田辺駅前 何故か弁慶像が … 弁慶が田辺生まれという説からとか
闘鶏神社 … 『鬪雞神社』 神社名由来は熊野別当湛増が源氏と平氏のどちらにつくかを闘鶏で占った故事による 2羽の鶏、闘鶏像
世界遺産登録碑
≪熊野古道・中辺路の片鱗を歩く≫
発心門王子 … 発心とは、発菩提心の意で、発心門とは仏門に入らんと志す入口、聖域に入る門を意味する
水呑王子 …
伏拝王子 … 和泉式部供養塔
祓戸王子 …
≪熊野本宮大社≫
熊野本宮大社拝殿 八咫烏(やたがらす) … 3本足のカラス、日本サッカー協会シンボル
熊野本宮大社御本殿
本宮大社正面鳥居 …
熊野坐(くまのにます)神社 旧社(大斎原おおゆのはら) … 旧社は熊野川・岩田川・音無川が合流するここ大斎原の中州にあった