やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

キャンプのお話 ~お楽しみ編①~

2007年07月06日 | キャンプ
 キャンパーが到着する日、先生達は一日オフでした。という訳で、地元図書館でオンライン→アイスクリーム(その日はとっても暑くて、35℃くらいあった)→映画(Oceans 13)→メイン州名物・ロブスターディナー というコースで先生達7人でお出掛けしました。その日のメンバー:
Christina(ピアノ)
Stacey(ピアノ)
Jeff (ミュージカル・作曲・コーラス・歌)
Cole(ピアノ)
Peter(びよら・時々ばよりん)
Sarah (フルート)
Chewie(ばよりん)

 図書館では、何故か私のPCはインターネットに接続できなくて、他の先生たちが直そうとしてくれたんだけど、何せ日本語のPCなので、読めなくてどーにもならず、取り合えずJeffのPCを借りて英語のメールだけチェックして終わる。ずっと日本語メールを返してない皆さん、すみません、そういう訳なんです

 アイスクリーム。small sizeを頼んだら、3スクープ! これにはアメリカ人もビックリ。メイン州の田舎は、エアコンという物に興味がないのか、大抵何処に行っても暑い。しかもアイスクリームスタンドは、屋外でしか食べられない。こんな暑いのに屋外で3スクープ分のアイスを溶けない内に食べる、という至難の業に挑戦。

 映画。流石に映画館はエアコンが効いてるだろう、って事でその日は映画館に行ったのです。ここで「1408」っていうホラー映画に行きたいCole&Peterと分かれ、「目の保養」と題してOceans13を。Jeffも目の保養が出来たらいいね、って事で、今回はどんな女優さんが出てるのかしら? と思ったら…あぁ酷い女の子4人は、Brad Pittで、まぁまぁ目の保養が出来ましたが、女優さん目当てだったらこの映画は没でしょう。「ダメだ、あれ。気持ち悪い」という酷評。映画その物は、まぁイイんでないかい?でした。

 そしてロブスター! たまたまこの日は私達のお気に入りの、Lobster Poundっていうレストランのオープニングナイトだったのです。やっぱメインに来たらロブスターたべさ。という訳で、私と他3人はロブスター丸ごと、他の3人は、ロブスターサンドイッチ、ロブスターグラタン。Peterが丸ごとロブスターの効率の良い食べ方を知っているので、今年も教えてもらいました。最後に残しておく、テイルの部分が最高。一番身がプリプリしてるの美味しかった~~~!!  ちなみに、ここのレストランも、エアコンなし。ロブスターと格闘して、汗だくデスよ、ホントに。

 その後、寮に戻って、ColeとPeterと私でトランプ、仕事を終えたJeffとChristinaを交えてUNOをやりました。が、UNOが全然終わらず、気がついたら1時間経っても、まだ1ゲーム目! ていうか私達、誰かが上がりそうになると結託して絶対勝たせない様にするからオカシイのだ。

 別の夜は同じゲームメンバー5人でMONOPOLY。最初は全然運がなかった私も、dealをした後は快調で、2人を破産させ、一人はもうすぐ破産しそうになり、圧倒的にもう一人を引き離してゲーム終了。わーい

 
 それ以外の日は、毎日教えてるんだけど、時々夜、皆でお出かけします。一昨日は皆、日中忙しくて、しかも色々自分たちの指導するクラスやアンサンブルが上手く行かない、及びスタッフオケが酷い、中々オフの日が来ない、というストレスの溜まった状態で行き着けのバーへ行きました。私も久し振りに飲んだら(だって、sectional中に「今何時?」って言われたんですよ?!)、結構強くて、すぐに酔って気持ちよくなってホワ~っとしてたら、「大変だ、Chewieが酔っ払ってしまった。連れて帰らなきゃ」という事で早々にキャンプへ連行されました。私が滅多に飲まない事、しかもやたらアルコールに弱い事を良く分かってらっしゃる皆さんなので、安心して一緒に飲めるのですが、連行だよ…

 次のオフは、Portlandへ遊びに行く予定デス

 
 
 

キャンプのお話~クラス編~

2007年07月06日 | キャンプ
 6月最後の火曜日、キャンパー達が到着。そして、次の日、キャンパー全員の演奏を聴いて、オーケストラやバンドの組み分けをする「ミニ・レッスン」。早い話がオーディション。なんと、ばよりん&びよらは30人(一人10分ずつ)、朝9時から午後3時半まで休憩を挟んで全員聴きました。毎度の事ながら疲れた。でも去年よりレベルが高くて、嬉しかった。
 
 ミニ・レッスンの次の日から、リハーサル・授業がスタート。私は個人レッスン11人(8人は毎週1時間半、2人は1時間、1人は30分)、violin performance class、上のオーケストラのばよりんパートの練習のコーチング、カルテットのコーチング、楽典の授業を教えてマス。あとスタッフオーケストラのコンマスもやってます。はっきり言って、日中はかなり忙しいデス。コンサートで弾くために自分の練習もしなきゃいけないし、クラスプランやレッスンプランもたてなきゃいけません。

 個人レッスンは、皆結構上手で、ちょっと教えにくい子も居るけど、あと1,2回レッスンしたら、教え方のコツみたいのは分かると思われます。が、ここに一人、問題児が。

 エレキ・ヴァイオリンを弾くロックンロール少年、ジョーダン、11歳。前髪を長くし、ちょっと小太り、ロックンロールな風貌。クラシックは殆ど弾かないんだって。なのに、ばよりんのキャンパーは全員、オーケストラと室内楽に入れられるから、毎日クラシックな時間は耐えられないみたいデス。

 さて、彼は自分で書いたエレキ・ヴァイオリンの曲を弾きたい、と言い、私の教えているスタジオに、エレキセットを持ってきました。
*5本弦のエレキばよりん(緑)
*アンプ
*”エフェクト”セット (ぺダルが6つに、コードの穴がやたらたくさん)

 ひぇ~こんなの聴かされるのぉ?!いくら私が「ジャズ・即興系の勉強も一応しました、ポップも弾きます」ってキャンプ側に言ってあるからって、ロックンロールはちょっと…。

 結局、彼はレッスンではなく、コンサートで弾いたんだけど、物凄くロックンロールな音でした。エフェクトのペダルによっては、エレキギターみたいなギュインギュインな音が出たりする。

 私は一体何を教えればイイわけ?! という事で、弦楽器の先生のミーティングを開き、色々suggestしてもらった結果、「もうバッハとか忘れて、ロックに生きなさい」って言って、ロックな即興の役に立つ様なテクニックだけ教えたらどうか、という事に落ち着きました。

 さて、ワタクシの教える、オケのばよりんパート練習(=sectional)。去年は2nd violinだけ、6人をコーチしてたんだけど、今年は先生の人数・それぞれの仕事の関係で私が1st,2nd両方、13人をいっきに指導する事になりました*去年、最初はsectionalが嫌で嫌でたまらなかったけど、少人数だったので、それぞれの子供とwork出来てそれがとても良かった。子供たちは「Chewieのsectional、楽しいし、大好きだよ」って言ってくれたので、気がついたら私自身も楽しんでたのです。私のsectionalのテーマソングまで作ってくれたりして、嬉しかった♪

 が、今年、13人ですって?! 二パート一緒にですって?! という訳で初日。
「おはようございます。Chewieデス。今年のsectionalは私が一人で13人をみなきゃいけないので、ちょっと私自身も心配してるんだけど、皆が静かに話を聞いてくれたらスムーズに出来るから、言う事ちゃんと聞いてください。」そしたら、皆神妙な顔して、話を聞いてる。おぉ凄い、今年はばよりんのレベルだけじゃなくて、精神年齢も高いのか?

 10分後。お喋り、よそ見、しまいには、上記のジョーダンが挙手。「今何時?」どっかーーーーん

 「その質問には答えかねます」

 ったくもう。他の子供たちが私の答え(と表情)に凍りついたのは言うまでもありません。
 
 時々、1st violinだけ、2nd violinだけ、って弾かせなきゃいけない時も勿論あるんだけど、そうすると弾かない方の子たちはお喋りを始め、Chewieは「はいはい、静かにして、聞こえないから」と何度言った事か。

 という訳で、第2回目のsectionalでは、五線譜の紙と鉛筆をたくさん用意し、片方のセクションが弾く間、弾かない側の子たちは聴音をさせました。一音ずつ音を確かめながら弾かせる練習をしてたので、音を書き取れるでしょう、と思って。お陰で子供たちは黙っててくれたわん。他の先生に「これでclassroom teachingも上手く出来る様になったね」って言われました。前は5人以上の子供を一辺にhandle出来なくて、他の先生に「どうやってコーラスの指揮なんかやってるの?!」って聞いたりしてたので。

 そして、2回目のsectionalではジョーダンは途中で「トイレ行ってもいいですかー」とか言うので、はいはい、もう何処へでも行っちゃって~って感じでした。お陰で彼が居ない間、事は大変スムーズに進み、他の子供達も和を乱す人が居ないから弾きやすそうだった。

 と、これで一週間経った訳なんだけど、子供のオーケストラはどうにかこうにか形になってきてるみたいです。

 Violin Performance Class。自分の教えている生徒を全員集めて、何を教えてもOK!というクラス。去年は生徒が8人くらいしか居なかったので、毎回一人ずつ何かしら弾かせていました。が、今年は人数が多いので、そんな時間は無い。という事で、色々クラスプランを練ってみた。やってみたかったのは、ヴァイオリンだけのアンサンブルと、基礎練習。こちらも、classroom teachingみたいになります。
 
 この授業は50分なので、第一回目の授業:基礎練習25分、アンサンブル25分。基礎練習は意外とみんな、さらっと出来ちゃった。 
 アンサンブルは2つ用意して、私の大好きな曲、MozartのAve Verum Corpusのコーラスを4パートに分けて弾かせ、それからジャズっぽい2パートのカノンを弾いてみた。今度、このクラスをMozart組とジャズ組に分けて、少人数のアンサンブルにして、キャンパーコンサートに出品しようと思ってマス。 
 去年も教えた子たちが、「こういうクラスも楽しい」って言ってくれたのでホッとしたし、普通に一人一人弾かせるよりも、「ちゃんと教えた感」が残ります。ちゃんとクラスプランを練って、時間配分も考えて、うぅむ、学校の先生って大変なんだなぁ

 

キャンプのお話~到着・再会・出会い編~

2007年07月06日 | キャンプ
 6月24日、無事にキャンプに着きました。去年は、休憩を入れて7時間のドライブだったんだけど、今年は6時間半くらいで到着。道中、電話に付き合ってくれた方々、ありがとう。去年の経験から言って、キャンプから30分くらい離れたエリアから、携帯の電波がなくなると思っていたんだけど、なんと今年は着いてみたら、キャンパスのかなり近くでも携帯が使える! そして、メッセージを聞くだけなら、キャンパス内で出来ちゃいます

 さて、キャンプに到着して最初に、びよらの先生に再会。去年のキャンプ以来だから、10ヶ月ぶり。お得意の駄洒落をすぐに沢山聞かされ、大笑いしていたら、フルートの先生が到着。こちらも10ヶ月ぶり。懐かしいよぉ。彼女は合計15時間のドライブだったんだって。その後、私の住む部屋のある、先生達の家へ移動し、荷物を部屋に運び込んだんだけど…

 何かがない…

 何かがない・・・・・・

 なんだろうか・・・・・・・・・・・・・・


 あれだけ買い込んだ、インスタント日本食がない!!!!!!!!! 


 あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


 それから、キャンプに丁度いいわと思って買った、結構オシャレなフードつきトレーナーも無い!!! 


 やっぱり引越しの荷造りとキャンプの荷造りを同じ部屋でやってたから、何が何だか分からなくなっちゃったんだよねー。あーぁ。トレーナーは兎も角、日本食なしで7週間生き残れるのだろうか (一応、近所のスーパーで「グリーンティー」って書いてあるティーバッグを物色、一番それらしいのを買ってきました。まだ味見してない)。

 それから、作曲・ミュージカルの先生が到着、こちらは2月にシカゴで会ってるので、4ヶ月ぶりなんだけど、その後荷物も空けないでずっとお喋りし、ディナーまでお昼寝しようプランはすっかり無くなりましたね・・ねむい。その前2日間くらいちゃんと寝てなかったの。

 忘れた荷物は諦め、ディナーに行き、チェロ、パーカッション、ギター、ばよりん、ピアノの先生たち、カウンセラーたちと再会、それから新しいピアノの先生と出会いました。皆フレンドリーなので、新しい先生たちとも直ぐに仲良くなりマシタ。そして去年キャンパー(生徒)としてヴァイオリンを教えてた3人組が、今年はカウンセラーになって戻って来てるのが又嬉しいデス。

 さて、ここで今年のキャンプの展望が見えてきたんだけど、ばよりんの先生が、私ともう一人だけ。びよらの先生が少しばよりんも教えるんだけど、それでも私たちの負担は大きいのだ。しかももう一人のばよりんの先生が、オーケストラの指揮もするので、個人レッスンはそんなに教えられない→当然私が一番生徒が多い。* でも、生徒のリストを見たら、去年教えたカワイイ子たちがたくさん戻ってくるのデス

 キャンパーの子供たちが全員到着するまでは、ミーティングの連続で、一日5本くらいずつ、ミーティングをこなしました。去年も来てるから、どれも知ってる話なんですけど