やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

日本へ来る前のお話。

2007年11月15日 | Music
 ただいま日本にいまーす! 来る前に天気予報を見て、「最高20℃超えてる~」と、シカゴで同じくらいの気温だった場合の洋服ばっかり持ってきた。そしたら寒くてx2。また今回も洋服の選択を誤ったようデス

 成田に着いて、外に出て最初に驚いた事。
「雲が動いてない!!!」 

 と思ったら実はゆ~~~っくり動いてた。シカゴの風の強さを、わざわざ日本に着いてから再確認(?)しました。



 さて、日本に来る前、outreachのお仕事第二弾、本当のsectionalを教えに、Chicago Youth Orchestraへ行って参りました。
 何せたった1回、45分~1時間のsectionalで何曲もカバーしなきゃいけない。絶対無理と思っていたんだけど、1ヶ月ほど前にリハーサルへ行っていたので、その時に指摘しようと思った事&指揮者のクネクネのおっさんからのメモを頼りに、スムーズに事を運べました。あぁ良かった。
 1つ目のオケは、中学生~高校生。20人も居たんだけど、皆真剣に話を聞いてくれたし、こっちが言う通り弾こうとしてくれました。とあるセクションになったらChewieのキャンプでの悪魔的コーチ振りが突然出てきちゃって、何度も何度もやらせました。「これが完璧に出来るまで、次行きません」とか言って。もっと頻繁にこのsectionalやってたら、毎回こんな感じでネチネチやりマスよー

 二つ目のオケは、小学校高学年~中学生で、こちらも20人くらい。若いのであんまり集中出来ない。だけどこっちも、言われた通り弾こうという努力は大変良かった。相変わらずカワイイですなぁ、ここの子供っちは
 
 教え終わってから、他のコーチ達とランチへ行って(ちょっと有名なArtists' Cafeへ行った。お味はまぁまぁだったけど、雰囲気は良かった。ちょっとレトロな感じ)あぁだこうだ言って、結論として、「かわいかったよねー」で落ち着きました。

 次の日は、シカゴ郊外にてお仕事。車に乗せてくれたおじさんが、実はうちのオケにたくさん寄付をしてくれてる人で、私と、一緒に行ったオケの友達は、ついでにディナーまでご馳走になっちゃって。ありがとうでした! 
 
 そのおじさん、お仕事会場までの道を、わざわざ一般道にしてくれて、最高に綺麗な紅葉を見ながらのドライブとなりました。シカゴに引っ越す前、10年住んでいた所は紅葉が本当に綺麗で、今年はシカゴでそれ程素敵な紅葉にまだ出会えてなかったから、郊外へのドライブでたくさん見られて本当に良かった! 
 会場に着いてから、一緒に行った友達と少し写真を撮ってきた。上の黄色い木が、その写真デス。今使ってる実家のPCは、何故か写真を好きな所に貼れません
 
 では、日本満喫ブログは次回。
 
 

お休み4日間のお話。

2007年11月10日 | Weblog
 昨日まで、日本に行く前のお休み4日間を満喫うふふ。

 博物館に行った次の日は、St.Petersburg Philharmonicがシカゴにてコンサートだったので、オケの友達と聴きに行きました。St.Petersburgは、6年くらい前にNYで聴いて、物凄く良かった。そのとき、Shostakovich5番を聴いたんだけど、ロシア人が弾くShostakovichって、それまで聴いたどんな演奏とも違って、そして「これがロシア」っていう説得力がありました。あ、指揮もロシア人のYuri Temirkanov。
 で、今回のアメリカツアーでは、Chewieの大好きなプロコフィエフの5番がメイン。ロシアの曲だし、聴きに行くっきゃない。プロコフィエフの5番がどれくらい好きかと言うと、実は交響曲の中で一番好き(Beethoven9番は、特別扱いなので、ここではカウントしません)。

 さて、聴きに行ったら、やたらとロシア人のお客さんが多かった。プロコは…なんか…違う…テンポが速くてアッサリしてるの。でも何しろ「ロシア人の演奏なので」こういうモノなのかしらん?と半分くらい納得?して会場を後にしたのでした。

 次の日。久しぶりにお洋服のお買い物~ Magnificent Mileっていう、NYで言う所の5th Aveへ行ったんだけど、何故か買う物が無かった 何でだろー。あれだけお店を回ったら一つくらい買うモノがあってもいいんでないかい?

 その次の日。近所に2軒、大きなアンティークモールがあるらしいので行ってみました。アンティークの宝探しも久しぶり~。でもね、コネチカットに比べると、いい物がないやっとFire Kingを見つけたと思ったら、結構高い。
 結局2軒目で、George OrwellのAnimal FarmっていうChewieの大好きな小説の本を見つけて、それだけ買ってきました ひょっとしたら、これは初版かもしれない。
 (母上へ報告・お探しのFK製品はありませんでした。)
 
 んで、今日から3日間は働いて、それから日本へ行きます。今日は、アマチュアのcommunity orchestraの助っ人。ちょっとかわいらしいシカゴ郊外の町へ行ってきました。初めてMetraっていう郊外へ行く電車に乗りました~ 着いたら真っ暗だったんだけど、見えた限りでは、駅も洒落てる 日曜にコンサートの為にまた行くから、写真を撮りたいと思いマス 

 明日は、例のoutreachのお仕事で、sectionalのコーチです! 朝から重労働でーす。取り合えず分かっている事は、キャンプの様には行かないであろう、という事。良い意味にも悪い意味にもだけど。
 
 本当は明日に備えて寝たいんだけど(12時半でーす)さっきお仕事から帰ってきて、ディナーの続きをやっと食べたので、消化するまで寝られなーい 本当は今、Chewieはダイエット中の筈なのだ。日本に帰る前に痩せておけば、日本でたくさん食べてもまぁイイだろう、という寸法なんだけど えぇ、日本へ行く度に太ります。ここぞとばかりに美味しい物を食べちゃうのだ。
 昨日まではお菓子を抜いていたんだけど、お仕事が入ると不定期な食生活になり、疲れを取る&エネルギーUPの為にチョコレートがここに投入されます。ついでに、卵を使い切る為にカステラを焼こうと思ってるChewie。これは飛行機で絶食するしかないのかしらん 

お休みなので・・・その弐のお話(Museum後編)

2007年11月07日 | Chicago!
 前置きなしにどんどん行きましょう~。哺乳類のセクション! ここが一番良かったかな。

 まずはChewieのだーーーーーい好きな、かものはし!! もしミュージシャンじゃなかったら、きっとかものはし研究家になっていただろう(…え?)、と思うくらい、かものはし好きデス。
 
 ここの博物館のプレートで初めて知ったんだけど、かもちゃんって子供の頃は歯があるんだけど、成長すると、甲殻類の餌をすり砕く為に歯が角質化してパッドになるそうで~す! 勉強になりました~

 じゃ、どんどん行こう。
これは白熊好きな、ねおこちゃんの為に


これは、うさぎ好きなKikiちゃんとR子ちゃんの為に
 

これは、バッファローとバイソンの違いが永遠に問題になっているChewieの家族用 そうです、バイソンです!


 次は、Chewieのfreakyな写真コレクション
   ったく、博物館で何やってるんだろうね、Chewieは 大好きな、「動物の正面顔シリーズ」でーす。はっはっは。 

 哺乳類のセクションの横には、恐怖の鳥の剥製セクション絶対にここには足を踏み入れない様にしよう!(えぇ、Chewieは鳥が大嫌いデス。怖いんです)と思ったら。
 哺乳類から突然鳥に入る所があったぁぁぁぁぁぁ~ しかも、しかもですよ! 多分最もChewieの恐れている、七面鳥が4,5匹!!!!それも、茶色いのじゃなくて、オレンジ・赤の、あの一番キモい七面鳥デスよ。…一瞬にして涙が出そうになり、慌ててそこから出ようと思ったんだけど、どーしても鳥の剥製の前を通らないと出られませんでした。あぁぁぁぁ~~~~~

 気を取り直して、違うセクションのお話。世界にも珍しい本を集めて展示している図書館がありました。そこに、日本の浮世絵(版画)がどんな工程で出来上がるかっていう本があって、しかもコンピューターで全てのページを見られる様になってます! これは中々凄かった。一体何工程あったのかなぁ。
 

 見たかった日本の漆美術は展示されてなかったけど、大体見ちゃって帰る事にしました。この博物館の外には、もう一つ恐竜の模型があって、シカゴのビル群に恐竜が聳え立ってる、っていう面白い写真が撮れたw
 

5時過ぎだったので、ちょっと夜景になりつつあるシカゴのダウンタウンを見ながら、気づいたら30分くらい歩いてたw 何で一番近い駅に行かなかったんだろー。

 

コンサート後・お休みなので…(その壱)のお話。

2007年11月07日 | Chicago!
 大変大変感激的に上手く行ったコンサートwith Haitink。Chewieの今までで最高のコンサートでした 弾いていて「楽しい」というよりも、「音楽って凄い」みたいな、リハで感じていた「気持ちいい」ってのを通り越して、なんか違う次元に逝っちゃった、みたいな、そういうコンサートでした。とてもいい緊張感で(Haitink氏が、最後のリハで私達に要求した緊張感)ただ勢いに乗って行っちゃった、っていうのではナイのでーす。最後の楽章になったら、もうこれで終わっちゃう~って悲しかったわん。 
 言葉では上手く表せないので、コンサトについてはこれくらいにしましょう。

 このコンサートの後、うちのオケは約1ヶ月のオフです。1ヶ月も! と言っても、その間収入がゼロなんて悲しい事にならない様に、年俸をきれいに割って振り込んで頂いてるんですがね。それはいいんだけど、この機会に日本に帰りマース。かなり久しぶりのvacationデス! 

 先週の金曜の夜、お味噌をピーナッツバターだと思ったCaptain Soloと、ソファを組み立て、とうとうお部屋が完成~ 
  一度ソファに座ると動けないんですぅ。テレビも良く見えるし、ラップトップPCも楽チンだし 丁度横にランプがあるので、ご本を読むのも最適 という訳で、家では最高にグダグダしてまーす。あーーー快適快適

 昨日はVacation第一日目。オケのコンサート・サイクルの間、勿論オフの日はあるんだけど、どうも落ち着かないんだよね。特にここ2週間ほど、Haitinkのコンサートとハロウィンコンサートが重なってたのでちょっと大変だった。
 と言う訳で、久しぶりにのんびりしつつも、どっか行こうと思って、シカゴのガイドブックをめくってみた。

 シカゴにはたくさん美術館・博物館があるんだけど、大抵の所は、入場無料の日がありまーす昨日、タダだったのは、Field Museum of Natural History。自然史博物館デスね。恐竜・アメリカ先住民(インディアンとエスキモー)の展示が特に充実してるんだって。ま、暇だしタダだし、行ってみよう

 シカゴのダウンタウンの東側(ミシガン湖沿い)に、Grant Parkって言うのがあって、この博物館はその中にありまーす。駅から歩いてみたら、Chewieの大好きなビル群が丁度見えて、しばらくの間写真撮影に没頭。

   
 ここからの眺め、かなり好き
 
 で、やっと博物館に到着しました。こんな建物。
 
 まずはエントランスホールにて、恐竜のSueとご対面でーす。ガイドによると、「現在発掘されているティラノサウルス・レックスの化石としては、世界最大、かつ最も完全に近いもの」だそうで、South Dakota州で90年に発掘されたものだそうでーす。思っていたより小さかったんだけど、なんかカワイイw
 

 アメリカ先住民のセクションは、兎に角広くて、閉館までの時間を考えたら、全部見るのは無理っぽかった。なので、サーっと見て、大体似た様な物が展示されてるところは省略しつつ…。
 パウニー族のロッジの復元や、もっと前の原始時代の家の復元があって、中に入って歩ける様になってます。写真は…フラッシュは駄目だと思って、暗かったから撮らなかったら、その後行ったセクションで、他のお客さんたちが堂々とフラッシュ焚いて撮影してたんですねぇ。なんだ、フラッシュOKなんじゃん。
 
 次ー。恐竜セクション。地球の始まりから現在まで、進化論を6ステージくらいに分けて展示してあります。その中の恐竜部屋。一部屋に4つ、5つ、骨格の模型が置いてあるんだけど…


 
 これは、なんと頭の模型まであって  この恐竜は「トランペット効果」で声を出していた、ってボタンを押すと声が聞ける、って言うんですわ。でも、この頭を間近にして、ボタンを押そうと思ったら、何かキモいっていうか、怖いっていうか…なので、さっさと部屋を退出

 残り(哺乳類)は次のエントリーでしまーす。

ハイティンク氏がやってきた!のお話。

2007年11月02日 | Music
 段々寒くなって来ました。本題に入る前に、ずっと書き忘れてたお話。今月後半、日本に帰りまーす一年以内に二度も日本へ行くなんて珍しいんだけど、今月後半は暇なの。本当は、「避寒」として、年末のお休みで帰りたかったけど、飛行機が取れませんでした。って事で、もうすぐ帰るよん。只今色々計画中 楽しみ~~ 大勢でのreunion、上手く日程が決められるといいなぁ。今回は、たくさん食料品も買って帰りたいと意気込んでいる所存であります!!

 さて、今週末、うちのオケは、かの有名なるBernard Haitink氏を客演指揮者にお招きしてコンサートです。Chewieの大好きな作曲家のコンビネーションで、Beethoven(レオノーレ序曲3番)とShostakovich(Symphony10)でーす 

 レオノーレはシンプルだけど、実はメチャメチャ難しい。常任のマエストロが、かなりネチネチとリハーサルしてくれて、ばよりんのテクニック以外に、リハーサルテクニックまで学べた気がします。この前のレオノーレのリハは(3時間丸々使って!)特に勉強になり、ふと、過去のふた夏、キャンプで教えたオケのsectinalを思い出し、「今だったらもっと良く教えられる!」と気付き、でも今度の夏まで待ったら、更にもっとシカゴで勉強してからキャンプに行けるなぁ~と思ってみたり、キャンプの友達と話してみたり。

 と、話が反れたけど、ショスタコービッチはとても長いので、そんなにネチネチとリハーサルしてないのよね。出だしからChewieはこの曲が大好きで、オケの自分の席でゾクゾクしながら聞いてマス。こうやってオケに座ってエネルギーのある音に囲まれて、しかも自分も弾いてるって、物凄く贅沢な事よね! あぁやっぱ生演奏はいいなぁ~(と、この前のMahler5でも思ったけど) CDでは伝わらない生演奏の迫力etcをこのオケで痛感している今日この頃。なので、皆さんも色んなコンサートに足を運んで頂いてデスね…。

 また話が反れた 今日3時間、土曜日6時間、ハイティンク氏とリハーサルして、日曜にコンサートです。ハイティンク氏と言えばもうお歳なので、これは貴重な体験デス。先々週、CSOとハイティンク(Mahler6)のコンサートに行って、タダモノではない(当たり前だけど)と思った矢先にうちのオケに来てくれました うちのオケを振るのは、今回が初めてだそうです。
 
 今日はショスタコービッチのみ。わたくしめは、指揮の的確さ、強弱の明確な指示、テンポを含めて音楽性、そしてとてもお歳とは思えないエネルギーに圧倒されました。リハーサルだからって手を抜けない、こっちに求めてくる物が大きいのです。ペースを考えて少しラクに行きたかったけど、常に100%で弾いてなきゃいけない。でも、気持ちのいい疲労感というのかしら~。AndまだChewieの頭は興奮してるみたいです。
 
 それと、皆の音がやっぱり違う。当然指揮者が違えば、同じオケでも違った音(音楽)になるんだけど。私もね、今日一瞬、自分の音にビックリしたの。へぇ~私、こんな音出るんだ! Haitink氏の合図だと、音の出だし(articulation)が凄く綺麗に行きます。何でだろー。その辺のトリックが分かったら、自分ひとりで弾く時にも指揮をイメージしたら綺麗に弾けるんだろうなぁ。
 
 明日一日オフを貰えて、土・日と頑張ります!! 明日は、色んな事が上手く行ったら、お友達とソファを組み立て、Chewieのお部屋完成式&日本食を作ろうの会!が出来るかもしれませぬ。前回の「日本食を作ろうの会」で、お味噌を見て「ピーナッツバター?」って聞いてきたお友達なので(冗談だよねぇ?冗談だったって言って欲しいなぁ)、何か面白い事件があったらします。