やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

ばよりん解体新書のお話。

2011年04月27日 | Music

 わたくしめのヴァイオリンはただ今入院中であります 2001年に買ってもらった楽器で、もうすぐ10周年になりますが、殆ど今まで問題がなく健康一直線という持ち主みたいな楽器だったのです。が、一箇所修理が必要な所が出てきました。

 高校生のときからお世話になっている楽器屋さんに診断してもらい、これは一度開けないといけない、と言われました。それって大手術なのです。

 で、先日お見舞いに行き、色々説明を聞き、開けた後だったので写真を撮らせてもらいました

 ぎゃぁっ開いてる!!! バラバラになってる!! ・・・ベリベリと(?!)剥がすところを見ずに済んで良かった・・・

 

 詳しくはこんな感じになってます。上板の白いテープは「駒」というパーツのあった場所の目印です。

 左側の下板には、メーカーのラベルの少し下に、鉛筆で四桁の数字が三つ書かれています。それが一体何なのか、何の暗号なのか、楽器屋さんも首を捻っています。

 あ、ちなみにこの時点で全てのパーツが取られているので、こういう見た目になっているのです。

 自分の楽器ですが、こう見ても惚れ惚れしちゃう(笑) 色も、普通より細いくびれも、勿論音も大好き 半分冗談で I'm married to this violin for 10 yearsと言ったりしますが、ホントに愛してマース よくオーケストラで隣に座った男の人に「綺麗な楽器だね」と、楽器だけ誉められます(笑)。

 3~4週間の入院になります。そんなに長い事離れていた事がないのですが、信頼できる楽器屋さんの元にあるので、ちゃんと治って帰ってくることでしょう。

 ちなみに、弦楽器を開ける事を Take the top offと言います。それを違うシチュエーションで使うと、上半身に身に着けているものを脱ぐ、という意味になり、ミュージシャンジョークのネタになります(笑)。上の写真をfacebookに載せたら、やっぱり友達に It's topless! とコメントされました。あははは。


イースターバニーのお話。

2011年04月24日 | Weblog

 やっとこちらも桜や木蓮が満開・・・でしたが連日の雨でそんな景色も終わってしまいました。一枚だけ、教会の前の桜の写真を↓

 しだれ桜が結構あります。

 

 はてさて、今日はイースターであります ねおこちゃんとイースターバニーの映画「Hop」を見に行きました。

 

 このうさぎちゃん(E.B.)が喋るんですわ。しかもイギリス英語。トレイラーはこちら。

 わたくしめのお気に入りシーンはこちら。ぬいぐるみのふりをするE.B.

 

 うさぎついでに、最近のお気に入りビデオ

 

 Happy Easter!


チャリティーコンサートのお話。

2011年04月20日 | Music

 このブログでもしつこく宣伝したNYC Musicians for Japan Benefit Concertが無事に終わりました。丁度アメリカ南部に大きな嵐が来ている時で、ニューヨークも大雨大嵐 メチャメチャな日だったのですが、割と多くのお客様にいらしていただき、全部で$6000の募金が集まりました。

 全部で50人ほどのオーケストラには何人か懐かしい人たちも居て(高校時代以来でお会いした方も!)、そして皆さんかなりお上手で、このコンサートに声を掛けていただいてChewie幸せ チャリティーコンサートの為にこれだけのハイレベルなミュージシャンを50人も集められる発起人二人はホント凄い 二人とも、私は日本ツアーに行ったアジア人のオケで知り合ったので、あの修学旅行みたいなツアーで一緒だった人も何人か居ました。

 曲は「荒城の月」のアレンジ、モーツァルトの「ハフナー」交響曲(35番)、ベートーヴェンの「運命」、エルガーの「ニムロッド」でした。実は「運命」を全楽章弾くのは初めてだったんです~。あはん。「ハフナー」は5年くらい前に一度弾いているのですが、「こんな曲だったっけ?」状態で、実はモーツァルト大好きでも交響曲は全く聴かないワタクシ、これから後期の交響曲だけでもCDを揃えようかと思っとります。お恥ずかしや 

 コンサートの冒頭でビデオプロジェクターを使って震災の写真のスライドショーがありました。前に「Chewieのお父さん、ビデオプロジェクターを貸してもらえないかしら?」と聞かれていたんだけど、聞く相手を間違ってましたね。うちのおとーさんは、プロジェクターとか関係ありません(笑)。結局どこから調達したのか聞かなかったけど、スライドショーが実現し、それをオケは客席に座って見る事に。震災直後の写真から順を追って、段々と復興に向けて頑張っている写真などなど。わたくし、ボロボロ泣いてしまいそうしたらすぐに「はい、ステージ上がって。はい、弾きます」となり、かなり焦る。普通の日本人ならハンカチを常備しているのでしょうが、そういう習慣がすっかり抜けてしまっているChewieはでした。

 演奏の方は、二回のリハーサルでしたが、良かったのではないでしょうか。何かすぐに終わっちゃった、そんな感じでした。お客様と一緒に、日本の為に何か出来て本当に良かったです。一年後、二年後もまだきっと被災地にはヘルプが必要だろうと思います。長期に渡って何か出来たら良いな、と思います。

 


Jamie Oliverクッキングのお話。

2011年04月13日 | お料理

 先週は今までにないくらい忙しくて、でも土曜日は夜のショーだけ! という訳で現実逃避を兼ねて作ってみました↓

 Jamie OliverのGroud beef wellington。ひき肉とお野菜+ローズマリーをパイ皮で包んで焼いたものです。忙しくなり始めた頃に、私の食べ物の好みをよく知っている友達が「Chewieは絶対好きだと思う」とレシピを教えてくれました。確かに写真を見たら私好み しかも「ケチャップでも合うから」と言われ、ケチャップとか言われたらホントに食べたくなっちゃう~

 もとのレシピは牛肉オンリーなんだけど、そうするとオーブンで焼いている時にかなり油が流れて滴り落ちるそうです。私は合いびき肉で作ったので、そういう事故はなく、無事に焼きあがりました。

 お味は、はい、友達の言うとおり、私の好みでとっても良かったです。パイ皮が、もう少し甘さ控えめのでもいいかな、と思ったけど(つまり、もっと安いので良かった)、また作ってみたいと思いまーす。

 Jamie Oliverはイギリスの料理人です。WikiediaはこちらYoutubeページでは色々レシピも紹介してます。イギリスやアメリカで、ファストフードや出来合いの食べ物ばかり食べる不健康な風潮をどうにかしよう!と家で簡単に出来るレシピを色々出しています。それから学校給食の改善運動もしていて、ABCテレビでJamie Oliver's Food Revolutionというのもやってます。アメリカの給食って・・・凄いなぁ・・・。こんなのを毎日食べていたらそりゃ不健康だって・・・。

 彼のレシピ本によると、2007年のアメリカの統計では、アメリカ人は教育費よりもファストフードにお金を費やしたそうですよ! それって・・・週に何度もファストフードを食べてるって事?! 

 ground beef wellingtonが載っていたレシピ本の冒頭に「pass it on宣言」というのがあります。「この本に載っている料理を作って、友達に教えてあげて下さい」と書いてありました。という訳で皆さん、どうぞ作ってみて! 


色々繋がった偶然のお話。

2011年04月12日 | Music

偶然その壱:

 先週の月曜の事。Chewieママと電話していたら、NHK交響楽団のニューヨークツアーの模様がNHKで放送され、聴きに来ていたニューヨーク郊外の某オーケストラの指揮者Bさん(私も何度か弾いたオケ)がインタビューに答えていたという話を聞きました。へぇ~~~~~~~~。

 次の日、その指揮者Bさんから突然電話がえぇ本当に突然に。11月に会って以来デスよ。何ですか、この偶然は(日本で放送されてたそうですよ!って言ったら照れていました)。

 電話の内容が「Chewieの街のミュージカルでヴァイオリンが急に降板になったそうだから、明日から弾いてくれる?」というものでした。私の大好きなミュージカル、Into the Woodsのお仕事で、しかも家から5分! 即引き受け、次の日からピットに入りました。

偶然その弐:

 昨日のミュージカル最終日、ピットオケの何人かで「僕・私の好きな曲」オンパレードで盛り上がり、ピアニストがラフマニノフのコンチェルトを弾く(う・・上手い!)。

 そして今日。良く参加させてもらっているオケのマネージャーからメールで「来月のラフマニノフのピアノコンチェルトのコンサート弾ける?」。勿論弾きます! 

 N響公演のインタビューから偶然ミュージカルに繋がり、そしてまたまた偶然にオケのお仕事に繋がりました。ここからどこに繋がるのか楽しみ。ミュージカルで出会ったミュージシャン達ともコネクションが出来ましたし

  こちらが今回弾いたInto the Woodsのエンディングシーン。全員集合デス。

 

 実はピットオケの最初のリハの後に音楽監督交代劇があり、新しく入ったmusic directorはInto the Woodsを熟知していたので、とても良い仕上がりになりました。music directorが指揮とピアノを兼任の場合、室内楽っぽくなるので、とても楽しかった。皆良く合いました。

 オケにはミュージカルをほぼ専門でやっている様な人たちも居て、色々話を聞けて面白かった。新しいmusic directorさんとは、一緒に弾いた4日間、お互いに誉め殺し合い、今後ヴァイオリンが必要な時には呼びます!と言ってくれて、更には「今度ソナタを一緒に弾こう!」と言ってくれました。やった~  

 

 ショーをやっていると神経を使うし、夜も頭が興奮状態で、中々寝られません。実は未だに寝不足な気がする。二日目のショーの後、ピットオケ・ディナーがあり、深夜まで騒ぐ。遠くから来ていた金管楽器の皆さん(帰宅は午前3時)、4日間不眠症に悩み続けたピアノ・指揮者、次の日早朝から教えなきゃいけなかった私。次の日のマチネは、「この疲労レベルでよくやってるよね!」と皆言っていましたが・・・疲労の原因の一つは、前夜のパーティーじゃないの?(笑) その日私は午前のレッスンからショーが終わるまで、結構ナチュラルハイでしたが、その後更に2時間教えに行った頃には抜け殻の様になっておりました。

 

 そんな訳で中々疲れが抜けないんだけど、大好きなショーをまた弾けて(実は三度目のInto the Woodsでした)、ピットオケも楽しくて、あぁ良かった。ミュージカル弾くの、大好きなんです

PS もう一つ偶然繋がりついでに実現して欲しいものがあります。「何か一緒に弾こう!」とdirectorと私が盛り上がっていたら、横に居たホルンくんがブラームスのホルン・トリオを吹き始めたの。あーーそれもまた弾きたい!!しかもこの人も超上手!! このホルンくんとdirectorさんと、三人で弾けませんかねぇ。


チャリティーコンサートのお話。

2011年04月09日 | Music

 前回のブログに少し書きましたが、来週の土曜日に東日本大震災のためのチャリティーコンサートがあります。50人ほどのオーケストラのコンサートです。

 

4月16日(土)午後7時より

New York Society for Ethical Culture

2 West 64th Street, NYC

Suggested donation: $20 (チェックまたはキャッシュ)

滝 「荒城の月」

モーツァルト 交響曲35番「ハフナー」

ベートーヴェン 交響曲5番「運命」

エルガー 「エニグマ変奏曲」より「ニムロッド」

 

 指揮はつい先日、シカゴ交響楽団のショルティー指揮者コンクールで優勝したSean (Shoich)KubotaとWorld Civic OrchestraのVincent Kohです。

 コンサートについてのウェブサイトはこちら

 コンサートの入場料以外での寄付をされたい方はこちらにチェックをお送りください。

Checks payable to:  World Civic Orchestra/Japan Earthquake Relief Fund

Send to:

NYC Musicians for Japan

c/o Ayree Koh and Annie Yano

340 East 93rd Street

#4G

New York, NY 10128

 もしニューヨーク周辺にお知り合いがいらっしゃる方は、是非是非コンサートの宣伝のお手伝いをしていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。これから私もポスターを貼りに行きまーす。