やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

ハロウィンコンサートのお話。

2007年10月31日 | Music
 昨日でオケのハロウィンコンサートのサイクルが終了。ちょっと早いけどね 実はChewie、これが人生最初のハロウィンコンサート。ハロウィンコンサートって言ったら、オケの人も仮装!デスよねぇ。

 が。今年は曲が "The Composer Is Dead"って曲で、「死」がテーマなので、フツーに黒を着てくださいって言われました。うー残念! 因みに去年はPirates of the Carribeanのテーマ曲とか弾いたんだってーー!!! きゃーーーーーーーーいいな、いいな!! 去年からここのオケに居たかったぁ! きっと、去年はCaptain Jack Sparrowの仮装した人がいたんだろうなー
でも、Composer is Deadも楽しい曲で、これを弾けて良かった! 

 The Composer Is Deadは、去年書かれた曲なんだけど、新しい「ピーターと狼」みたいなものです。作曲家殺人事件を探偵が解決していくストーリー。作曲はNathaniel Stookey、物語を書いたのはLemony Snicket。オーケストラとナレーターの為の曲。因みに、StookeyとSnicketはゲイで、どうやら「夫婦」らしい。

 殺された作曲家は、オーケストラにたくさん「敵」がいたので、オケメンバーのアリバイと動機を、楽器ごとに尋問していく。色んな楽器の特徴やプレイヤーの性格を、皮肉った展開でーす。
ばよりんから聞かれて、
ばよりん's 「その時間は、殺された作曲家の書いたワルツを弾いていました」 (ワルツを弾く)
探偵「こんなにたくさんの音を弾かされて嫌だったから、作曲家を殺したのでは?」
ばよりん's 「そんな馬鹿な。弾く音楽が無かったら、スクウェア・ダンサーになるか、ロマンティックなカフェで仕事を見つけなきゃ」
探偵「それもそうだ。次、チェロ・コントラバス。こんなに重い楽器を持ち歩くのが嫌でしょう? コントラバスなんてタクシーにも入りきらない」(ここでチェロ・バスが溜息…を演奏、さっきのばよりんのワルツをもう一回。チェロ・バスは伴奏を弾くんだけど、「ブンチャッチャ」でつまらない)
探偵 「ワルツの伴奏なんて、こんな退屈なパートを弾かされるのが嫌で作曲家を殺したんでしょう?」
チェロ・バス「まさか。他の弦楽器みたいに『見せびらかし』しなくていいし、安定した仕事だし。私達は殺人の動機はありません」
探偵「それもそうだ。これで弦楽器は全部聞いた、と。・・・・あぁ!!びよらを忘れていた!」
びよらーず「僕達はいっつも忘れられます」(と、哀しげなメロディーを弾く)
・・・とこんな感じでオケの楽器を全部紹介。ブラスもパーカッションは、もっと面白おかしく紹介されてます。本当はここで全部紹介したいんだけど、長い曲なので省略~。

 最後に指揮者が疑われます。「指揮者の居る所、必ずdead composers有り!」って探偵が気付くの。そこで、13曲のクラシック音楽(全て死に関する曲)をそれぞれ1、2小節に短くしたモノを連続して弾いていきます。「ベートーヴェン、dead! バッハ、dead! マーラー、dead!!」ってどんどん作曲家の名前を挙げて、皆死んでる、と。指揮者のせいだー、と。
 そこでオケが叫びます。「ちょっと待ったぁ! 実は、演奏するには作曲家の「殺人」を犯さなくてはいけない。指揮者だけじゃなく、演奏家全員が作曲家を殺している」。そういう皮肉です。最後はオケが「作曲家殺人事件のjustice(正義、公明正大とかって意味)を求めるなら、警察へ。でももっと面白いものを求めるなら、オケを聞きに来て下さい」と締めくくります。

 この曲のCDと絵本のセットが、来年発売されまーす。欲しいワンこんな絵だそうです。
                    
 このCDのレコーディングをした、Edwin Outwater氏がうちのオケの客演指揮者 ナレーターにLemonyご本人、作曲家も一緒にやって来て、コンサートで指揮者と一緒にお客さんにお話してくれました。なんて贅沢
 Outwater氏は、San Franciscoで、Michael Tilson Thomasのアシスタントを5年くらいやってた人。指揮は分かりやすくて、そして優しくて、とても良かった でも、Chewieはいつもの私達のマエストロ(レオノーレ序曲のリハに3時間丸々かけて、ネチネチ、ネチネチとリハーサルする人。そういうの大好き!)に慣れちゃってるので、ちょっとOutwater氏のリハは物足りなかった!

 さぁて。これを、まず土曜日に一般向けのコンサートで演奏。昨日は2回、地元の小学校をたくさん招待してコンサートしました。土曜は家族連れが多くて、子供達は殆ど皆、仮装してやってきたの。きゃーーカワイイ!! 私の席から一番目立って見えたのは、サメのコスチュームなんだけど、途中で暑くなったのか、単に邪魔だったのか、脱いじゃいました それと、姉妹で、Wickedの魔女とGlindaの仮装して来た子達もいた。かわいかったぁ~

 コンサートは、まずWagnerのプレリュードからスタート。Chewieは、クラシック音楽に関しては好き嫌いが少ない方なんだけど、Wagnerだけは、どうも好きになれません。Verdiの方がまだWagnerより好き、って言うくらい、Wagnerが嫌い。それなのに弾かされた。ぴぎゃーーー

 Outwaterが「Composer is Deadなんて曲を聴きに、チケットを買って下さった皆さん、相当の変わり者ですね。NICE TO MEET YOU!」とか言って、まずはStookeyをステージに招いて、色々お話を。Stookeyは、ピンクのフリル付きのシャツなんか着て現れて「作曲家って、変わってるんです。こんなシャツを着て、靴にはバックルが付いてて、髪はぼさぼさ。これが作曲家でぇ~す! 僕達は、いつも『死』について考えてます。何故かって言うと、死んだ途端にCDが売れるから。」

 それから例の「13曲の死に関する曲」から、以下の5曲の抜粋を。
Beethoven Symphony3の葬送マーチ
Berioz 「幻想」からDies Irae(やっぱりね! ハロウィンって言ったら「幻想」だべさ!)
Tchaikovsky 「悲愴」から4楽章
Schubert 「未完成」の第二テーマ(作曲中に死んだから未完成なんじゃないんだけど…Lemonyがどーしても入れたいって言うからぁってStookeyが言ってました)
Mahler Symphony5の冒頭。

 Chewieの嬉しかった事1:Berliozを弾くのは、多分これで4回目?なんだけど、初めて、本物の「ベルリオーズ・ベル」でDies Iraeを体験しました! 流石、Chicago Symphonyは「幻想」にしか使わないBerioz Bellsを所有しているのでーす!! 私達はそれを借りられて、本当にラッキー 今までは「のど自慢」で使う、あのベルでDies Iraeだったので。(Berlioz Bellの写真をウェブで探したんだけど、どーしても見つかりません。教会の鐘をそのまま楽器として使ってる、といえば話は早いのだけど。)

 嬉しかった事2: 今までMahler5(一楽章)は、「水戸黄門のテーマにしか聞こえん」と思ってたんだけど(一度も賛同を得た事がない)、今回自分で弾いてみて、この曲の素晴らしさを発見。物凄い重圧感~生演奏っていいなぁ もう水戸黄門には聞こえなくなった。

 やっとComposer Is Deadへ。お客さんも大笑いで、楽しかった。アンコールは、Griegのペールギュントから、「山の魔王の宮殿にて」。Lemony&Stookeyもステージの一番前で「パーカッション」で参加。二人で楽譜を見ながら「え?え?今どこ??」みたいな演技をして、最終的に一度も叩けないで終わっちゃう、っていう。大爆笑でした 3回目のコンサトで、子供っちが手拍子し始めちゃったのには、皆で焦ったけど、段々速くなるテンポにもちゃんと付いてきてくれたので良かった。

 昨日は、学校によっては皆で仮装してきたグループもいて、面白かった。ハリーポッターの女の先生…名前が分かんないんだけど、あの格好をしてきた引率の先生が居ました…(あ、そういえば、今年は一人もハリーポッターの仮装は見てないなぁ)。最初、ステージは暗くて、照明が付いたら子供達は大歓声で私達を迎えてくれて、ビックリであります。何せ子供なのでノリがいい。ただ、Composer is Deadは、ちょっと難しかったのかな、あまりオーケストラを知らない子供っちには、笑える所が少なかったみたい。
 コンサートの後、子供達が、パーカッション隊に「さっきのあの楽器をもう一回見せて!」とか、びよらの人にサインを求めたり、微笑ましいコンサートでした。そうそう、日本人学校も来ていた。

 ここには書ききれないくらい楽しいこと満載のコンサートだったのだけど、特にナレーターのLemonyの最高のゲイっぷりに大笑いでした。うちのコンサートマスターは女の子なんだけど(何故かアメリカでは、あまりconcert mistressって言いません。女でもコンサートマスターって呼ぶ事が多い)今回はその隣が男の子。普通、ナレーターがステージに出てきたら、まずはコンマスと握手するのに、彼女には目もくれず、隣の男の子のトコに行って頬に2回キス その他色々、やらかしてくれました。このコンサートのビデオなんてあったら絶対欲しいわー


世界記録・Nico with One Leg Climbs Mt.Kili!のお話。

2007年10月26日 | Chewie's Friends
 先週、キャンプのディレクターから突然メールが。この時期に何かと思ったら、今年の夏のキャンパー、Nico Calabriaくん(13歳)の、キリマンジャロ登頂!ニュースが、ボストンの新聞に載りました、ってお話。それだけなら、「あぁ、よくやったね」で終わりそうなんだけどね、Nicoは生まれつき、一本足なのです。が、2本のクラッチを使ってキャンプ内を走り回っておりました。とっても元気な少年で、たまたま私のmuicianshipのクラスに入ってたの。一言で言うと"the brightest kid"で自分の障害を全然気にしていないみたいだった。

 まずは、インターネットで見つけたNicoの写真。


 Boston Globeの彼の記事はこちら。これによると、障害を持った人のキリマンジャロ登頂は、Nicoが最年少記録を破ったそうです

 ボストンのTVニュースはこちら。youtubeのビデオをそのまま貼り付けたかったんだけど、gooブログじゃ出来ない…みたい… これを観て頂くと分かると思うけど、Nicoはサッカーもしちゃうんだよ

 Nicoは、キリマンジャロに登る一歩一歩を、車椅子協会への寄付金にしようってトコまで計画。募金を募った訳ですね。Nicoの歩く1フィートが1セントになる、と。で、計画していたよりもかなり多額の寄付が集まって、車椅子協会に、「発展途上国の障害のある人に、無料で車椅子を提供出来る様に」と$53,700を寄付したそうです。この募金のウェブサイトに、たくさん登山中の写真が載ってまーす。

 Calabria家では、13歳になると「成人式」として、何かにチャレンジするそうで、Nicoの兄弟も何かしらやってるそうな。Nicoのご両親も、Nicoを障害児として特別な扱いはしていない様で、「Nicoがキリマンジャロに登りたいって言った時に、彼なら出来ると思った」と。

 登山は、8月末から9月頭の約一週間。キャンプが終わってすぐに、キリマンジャロに挑戦していたんだなぁ。ニュースや写真を見ると、キャンプの時よりも、大人な、精悍な顔つきになったのが伺えます。一緒に登ったお父さんが、途中で高山病にかかって、頂上までは行けないって分かった時、Nicoは、お父さんと一緒に登頂出来ないなら、ここで引き返そうかと思ったそうな。でも「二人のために、登頂してくれ」とお父さんが言ったので、最後までスタッフの人と登ったそうです。

 「僕はチャレンジにチャンレンジするんだ」「自分の障害が、色んな事を邪魔しない様に、出来るだけノーマルにしている。自分が障害を持ってるって思ってない。」とインタビューで言った様ですが、マサにそういう子。
 そして、山を降りてから、地元の子たちがサッカーをしているのを見つけて、「一緒に遊びたいと思って、”Futbol”って言ってみたら、ボールをパスしてくれた」…と。ついでに、食べ物の好き嫌いが激しいので、一緒に登るキリマンジャロのスタッフの人が作ってくれる食事を食べられるか、お母さん@homeは心配していたそうだけど、「ママ、信じられないと思うけど、リーク・スープ食べたんだよ!」って下山してすぐの電話でお母さんに伝えたそうです。ははは。良かったネ。
 

 と、Nicoはこんなに明るい&元気な子で、フツーに走り回ってるので、キャンプスタッフは彼の障害はすっかり忘れていたの。どのくらい忘れてたかと言うと、例えば、私が授業で歌(sight-singing)を教えてた時、全員一人ずつ前に立たせて、指揮をさせてた訳ね。そんでNicoの足の事は忘れてて、彼の番になって「あ・・・クラッチを使えないけど、大丈夫かな?」ってやっと気付いたくらい でもね、全然平気なんだわ。

 授業で「誰かこの問題、黒板で解いてくれる?」って言うと、Nicoは真っ先に手を上げて、クラッチを使わないで一本足で黒板まで走ってきてくれるし、「誰か、こういうメロディーで始まる曲、思い浮かぶ?」って言うと、ピアノの所まですっ飛んできて Linus and Lucyを弾いてくれたり。時々、元気すぎちゃって授業の邪魔をした事もあるけど、何せ13歳で周りのクラスメートも同い年くらい。そりゃまぁ、騒ぎたいでしょうよ。

 ある日の授業に、Nicoがゴム製の鶏の死体の人形を持ってきてですね、皆に見せびらかしてたのね。でもChewieはニワトリが嫌いで嫌いで、失神しそうになって、「お願いだから、それしまってーーー!!!」って取り乱したんですネ。でもポケットに半分だけ入れて、上半身が見えてる~。「ぎゃーーーー!!!!! ダメダメ!!! ちゃーーーんとしまって!」って言ったら、やっとしまってくれたんだけど。

 で、授業が終わって、全員出て行ってから気付きました…Nicoったら、にわとりさんを私の教室に置き土産していった!!! もう笑うっきゃない。気持ち悪くて触れないから、そのままにして置いたの。絶対取りに帰って来ると思って。
 案の定、1時間以内に回収してくれて、次の授業で「へへへ、前回、ニワトリをわざと置いていったのー。Chewieが取り乱すの面白かった~」とか言いやがった(笑)。

 かわいいNicoのお話でした。

Outreach #1子供っちとリハーサルのお話。

2007年10月22日 | Music
 一度はかなり寒くなったシカゴですが、最近はそうでもない 昨日までの一週間は、オケのリハーサルはなかったものの、outreachのワークショップに2回、Chicago Symphonyのコンサートに2回行きました。コンサートは、一つ目はまぁまぁだった(John Adamsは良かった!)けど、二つ目のマーラー6番は本当に良かった! 首席奏者だけで弾いたワーグナーのSiegfriedも素晴らしかったでーす。首席フルート、Mathieu Dufourサンには特に感激 なんであんな音が出るのぉ~?

 さて昨日、とうとうoutreach program実践第一号がありました~  youth orchestra(日本で言うところの、ジュニアオーケストラ)のリハーサルに参加して、何だかんだ言うって趣旨デス。良く言えば、mentor。outreach prgoramのロゴ入りポロシャツを着せられてデスね、土曜の朝、ボ~っとした顔で皆で集まった訳デスね。
 outreachメンバーは弦楽器はパート毎にmentor一人ずつ、木管に一人、金管に一人、ハープに一人、パーカッションに一人。

 一つ目のオケは、弦楽器は大体が中学生、その他は大体高校生っていうグループで、本格的にチャイコフスキーの「白鳥の湖」なんか弾いちゃってる。前もって私達は楽譜を貰っていたんだけど、1st violin担当のChewieは楽譜を見て焦りました結構難しい~ 11月に教えるsectionalは大変だろうなぁ…

 そしたらね、皆ちゃんとさらってあって、キッチリ弾いてました。ただ、音が大きすぎる。なにせ、ばよりんは全部で42人も居るのでーす 
 子供達は真剣にやってて、出てくる音のエネルギーが大変好印象

 私の隣に座った坊やは、little gentlemanで、かわいい~ 専門的な話になりますが、コードが出てきたら、わざわざ私に「僕は上の音2つを弾くから、Chewieは下2つを弾いてくれる?」って。分かってらぁ~(笑)あ、いえ、そこはスマイルでかわしました。

 曲数が多いので、私達が参加したポーション、1時間のリハーサルは通しただけで、私達outreachメンバーはなーんにも言わない内に終わってしまった この指揮者のオッサン、私達が来るのがイヤなんだろうか…と思ったくらい。

 休憩を挟んで、今度はもう一つ若いオケのリハーサルで~す。部屋に入ってくる子供達が今度は小さくて、あぁカワイイ 弦楽器は小学生~中学生(4~6年生くらい)で、その他は中学生が殆どだそうな。
 一つ目と同じ指揮者で、「こりゃ今度も何も仕事はナイな」と思ったんですが、今回はちゃんと「物言い」(使い方間違ってるヨ)の時間があり、時々デモンストレーションもさせられ、ついでに訳の分かんないbowingを私達で変えさせて貰いました。

 このオケは若いながらも頑張ってて、まぁ直す所は多いけど、大変楽しみなオケでありました 子供なのに集中力もあるし、私達が何か言えばしっかり楽譜に書き込んだり、頑張って直してみたり。立派デス 

 そんでね、outreachのパーカッションのお兄ちゃんがデスね、結構カワイイんだけど、多分ゲイなのね。彼がリハーサルで子供っちの代わりに一回ティンパニーを叩いたら、やっぱ子供っちとは音が違うわけ。そーしたら指揮者のオッサンが喜んじゃって、突然「いや~ん!」みたいな反応を示し…そうなんです、そこで発覚したの。彼もゲイ。その後はずっとクネクネ系の喋り方になっちゃって、何か狙ってない?このオッサン

 あっと言う前に二つのリハが終わって、1ヵ月後のsectionalsで何をしたらいいか、大体掴めたので良かった~ 
 outreachメンバーの感想。
Nancy「楽しかった~。次のoutreachはいつ?」
Chewie 「1ヵ月後デス」
Nancy 「えーそんなに待つの?!」

 そうなんです、もっと頻繁にやるべきなんです。sectionalがたった1回では、私達も教えきれな~い! もしお金の問題なんだったら、1回のリハにこんなに払って貰わなくていいデスから…。ちょっと貰いすぎな気がします。
 
 そして、何度もワークショップに参加させられてるんだけどね、私のやるoutreach(子供のオケのコーチ)には役に立たない物が多く、performanceのoutreachの為のワークショップだね、あれは。いくつかのperformance groupのプレゼンテーションを見せて貰って、子供向けのは面白かった  
 私はperformance のoutreachをやりたかったんだけど、ちゃんとしたコーチのワークショップが無いから(一度あったけど、中身が無かった)、私のteaching 履歴書を見て、経験のあるcoaching担当にされたんだろうな、と納得。

 その後、弦楽器のoutreachの人たちとランチ→last minuteで貰ったgig。ここ3日間、毎回last minuteでこのお仕事をしてます。毎回電話を貰う度に、そのお仕事の時間は暇なChewie。でも流石に昨日は疲れたー。

(追記)書き忘れたけど、一つ目のオケの、ばよりんの男の子がデスね、リハが終わって大分してから部屋に戻ってきて、「握手するのを忘れてたので、戻ってきました。失礼しました。」って私ともう一人のばよりんコーチに挨拶に来てくれたのです。Nice meeting youって言う&握手する為だけに! こんなlittle gentleman、素敵じゃありませんか?

 

日本とアメリカの音楽教育のお話。

2007年10月17日 | 小さく比較文化もどき
 予告致しましたとーり、日本とアメリカの義務教育上の音楽教育について、まとまりのない比較文化。

 先週、うちのオケは、Day of Musicっていうイベントに出演。一日中色んなグループがコンサートする日。普通Chewieは、オケのコンサートは楽しい~♪って思うんだけど、今回はそうでもなかった いつもの指揮者じゃなかったので、リハがつまらなかった。3時間リハやって、たった一つの事だけ学びました。いつもの指揮者を出せー! 

 コンサートは何曲かはお客さんも一緒に歌うため、プログラムに楽譜が入っていて、更に地元の高校のコーラスが2つ入り、皆で歌いましょう~っていう趣旨。

 それがねぇ…お客さん、歌えないんです。コーラスが歌ってるから一緒に歌えばいいのに。それに「喜びの歌」(歌い易い様に、G majorにアレンジ... by カラヤン)は歌えてもいいよね? でも聞こえな~い。最後のハレルヤだけは、大きな声で歌ってたから聞こえたんだけど…pathetic! 耳を疑った。

 そして思った。日本の音楽教育(小学校・中学校)を受けていれば、こういうのは歌えるんじゃないか…?

 私の小学校は、大体の子がピアノやエレクトーンを習っていて(ばよりんなんてやってたのはChewieだけ)、楽譜も読めた。だけど、音楽のレッスンをとってない子も、合奏に参加したり、皆で歌ったりしてた訳です。音楽の教科書には、歌・リコーダーの楽譜が載ってて、楽譜が読めなきゃどうしょうもない状態。だから、きっとレッスンをとってない子も読めてたの。覚えてないけど、授業で習った筈。

 中学校からはカトリックの女子校で、ここの音楽のレベルは高かった。お仕事で大学のコーラスを伴奏しますが、悪いけどChewieの学校の方がコーラス上手いヨ。御ミサがあるので、ミサ曲も習いマス。授業で使うのは、聖歌集2冊と文部省指定の教科書。授業では、譜読みで先生のピアノに合わせてラララで歌ってみて、3回目くらいからは歌詞も付けて、皆歌えちゃうんだよね。ここでの音楽レッスンの経験者は、99%かな。皆何かしらレッスンを取っていた事がある・レッスンを取っている、という状態。
 
 そういう環境だったので、小学校も中学校も、音楽の先生方はadvance levelの授業を出来たのかもしれませんが、でも、しつこい様だけど、皆楽譜は読める様になる訳です…よね?  


 対してアメリカにおけるgeneral音楽教育。楽譜は読めないのか?! 歌わないのか?! 
 本日、Captain Soloに色々お話を聞かせて貰いました。何せChewieは日本育ちの大和撫子(え?)。アメリカの小学校、中学校のgeneral musicの授業で何をするのか知らないのだ。只今Captain Soloは小学校・中学校で音楽の教育実習中。小学校の授業は難しい、と言ってましたが、アメリカの音楽教育とは…

 まず、学校のfundingは州から来ます。なので、国全体で「文部省・教育ヒッシュウ課程」みたいな物は設定されてません。州で予算を組んで、授業形態も決めてくれ、と。

 1957年にソビエトに宇宙旅行を先取りされた時、アメリカは「科学・数学に力を入れて、エンジニアを育てなくてはソビエトに遣られる!」と焦る。そして今、全国的な学力テストみたいのは、英語と数学、そして最近は+科学なので、まずその3つにお金と授業時間を使う訳ですよね。

 で、時間を削って、そしてお金を使って芸術系のクラスを作れる余裕がある、と見込んだ州は少しお金を使ってみる。つまり、全国的に必修じゃないのです。なんと、アメリカでたった14%の学校or14%の子供が学校で音楽教育を受けられる立場に居るそうです!   たったの14%! 興味がないから教養として身に付けない、んじゃないのです。音楽や美術に触れるチャンスも与えられてないんだなぁ。

  general musicの授業があり、更に余裕のある地域には、バンド・オーケストラ・コーラスがあります。部活じゃなくて授業。オケ・バンドは3、4年生から出来ます。これは日本より凄い。

 general musicでは、9つのジャンルをカバーするそうです。その中には楽譜の読み方、歌も含まれているそうな。じゃぁ…一応学校に音楽の授業があったら楽譜は読めて、歌も歌える…と。
 でもね、3年生でオケを始める子供(少なくとも、コネチカットで私が教えた子供達)はまだ楽譜が読めず、3年生の終わりでオケの授業の一環で読み方を習うのです。一体いくつまでmusic literacyを遅らせるのだろうか

 例えば、シカゴではたった25校(だったかな?)に、オーケストラのプログラムがあるそうです。それでもgeneral musicはあるのです。イリノイ州は割りと教育に関する財政に余裕がある様です。

 Captain Soloの出身のミシガンでは音楽教育があり、リッチな地域では、親達がどんどんお金を寄付して、学校の音楽部門を続行させるんだって。お陰で、学校のバンド、オケ、コーラスのboard member(委員会?みたいの?)は半分以上が親達。もし学校が「少し音楽の予算を削って…」なんて言おうものなら、この親達が食って掛かる…そうな。怖い。

 Chewieが前に住んでいたコネチカット。これが当たり前だと思ってたけど、ハイスクールにはオケ・バンド(しかも何種類も)・コーラス・ミュージカルがあり、地元小学校・中学校にも、いくつもオケがあり、jazz orchestraまであったり。個人レッスンを取る子も多いので、Chewieもかわいい生徒さんがた~くさんだった…のですがシカゴでは…


 日本よりもクラシック・ジャズ共に音楽が一般的に愛されてる(とChewieは思う)アメリカなんだけど、実はcultivateされてるのは一部の人間・・・の様ですね。うちのオケのoutreach programも、
音楽にあまり触れる機会の無い子供・大人に色々紹介
 ↓
一緒に楽しんで貰う
 ↓
コンサートに来てもらう
 ↓
将来のクラシック音楽も安泰
 …って路線でやってるんだけど、これはイリノイ州だけじゃなくて、もっと遠くの、本当に音楽教育の無い州に行ってやるべきだと思いマス。そんな時間とお金がないのが実情だけどさ。

 と言う訳でした。速い話が、音楽教育が殆ど行き渡っていない、と。出身地によって、音楽の教養の有無が変わってくるし、出身地の違い=貧富の差→やっぱアメリカ。っていう図になるんだなぁ。

 14%って数字を聞いて考え込んじゃったけど、じゃぁ英語・数学・科学に比べて音楽の教育ってどの位、どの様に大切&必要なのかしらん? 一般の人(non-musicians)にとっての音楽の授業は、Chewieの(大の苦手だった)「美術の授業」っていうスタンスでいいのかな? 楽譜が読める、歌える、ってNon-musicianにとって、別に必要な事じゃないし、生活して行く上でとっても必要って訳でもありませんね? 私は美術の授業は苦手で大嫌いだったけど、今、美術館で絵やサクヒンを観るのは好きデス。要は興味の問題…? 

 クラシック音楽の将来は危ぶまれてます。コンサートの大体のお客さんはお年寄り。この世代が無くなったら、コンサートは成り立たないんじゃないか? 若い人にもっと来てもらわないと! 
 別にその為に音楽教育を必修にしろ、とは言わないけど、少しでもクラシック音楽に気軽に触れる機会が皆にあったら、多分もっとたくさんの人が興味を持ってくれる筈デス。堅苦しい、退屈だ、って先入観があるんだろうけど、そうでもナイですよ?w

 まとめが良く分からなくなりましたが、一応「比較文化」、比較するだけ比較しました。

 Captain Soloに日本の音楽教育についてオハナシしましたが、それより「私立のカトリックの学校に行った」って言う事実に驚かれた。クリスチャンじゃないのに! 「ここが変だよ、ニッポン」の典型的なパターンでした 多分理解されてないと思いマス。ははは。

 
 



 

シカゴでスウェーデンのお話。

2007年10月16日 | グルメ!
 初秋を通り越して突然寒くなって、家のアパートの建物はヒーターが入りました。暑いって 窓開けてマス…。
 最近何故かシカゴでスウェーデンを味わっているChewie。

 シカゴのガイドブックは2冊持っているんだけど、両方に載ってるスウェーデン系のお店に行ってみた。 

 最初はThe Swedish Bakery。ベーカリーにしては大きくて、結構お客さんもたくさん来てた。そこで、大好きなブリオッシュと、初めて見たwheat&honeyっていう食パンみたいなのを買ってみた。

 ブリオッシュも良かったけど、wheat&honeyはもっと良かった~。しかも今ウェブサイトで見たら、水曜しか作ってないんだ~たまたま水曜の昼間が空いてて、たまたまパン屋さんに行こうとか思ったわけ。ラッキーだった~ 
 こんなに美味しいのに、普通のスーパーのパンより安い 嬉しいワン♪


 それと、今日シカゴに4軒あるAnn Satherっていうスウェーデン料理のレストランに行ってみた(ランチ)。2冊のガイドブックには、ここのシナモンロールは「世界一美味しくて」、「ランチにはスウェディッシュ・パンケーキを頼もう」って書いてある。どれどれ・・・?

 メニューは中々魅力的 でもシナモンロールもパンケーキも食べてみたい ってことで、Swedish Breakfast Samplerにしてみました。Swedish pancake, meatball, potato sausage サイドに噂のシナモンロール2個をオーダー。

 そんだらねー、すぐにシナモンロールがドカッと置かれたわけです。あまりの大きさに絶句。美味しかったけどね~ 食べ切れなくて持って帰ってきたので、その写真を載せます。ちょっと食べかけデス。



 大きさを見る為に、私の携帯電話、サンヨーのKATANA IIを横に置いてみよう。参考になるかな? 

 
 メインディッシュもすぐに出てきたんだけど、期待のSwedish pancakeはなんと、クレープみたいに薄いパンケーキ。えぇ~?!なんか思ってたのと違う~ アップルソースがサイドで付いてたんだけど、メープルシロップにしますか?って聞かれて、それも一応持ってきてもらった。
 で、食べてみる…。うぅ・・・なんか違う…アップルソースとの相性が悪いのかしらん。アップルソースだけなら美味しいのに。なので、メープルシロップに切り替え、シンプル過ぎるパンケーキを食べました。どっちかって言うとクレープ。「クレープ2枚をメープルシロップだけで食べる」と想像してみて下さい

 ミートボールinグレービーソース。これはヨイです

 ポテトソーセージ。なんじゃこれは?! 味がないよ、味が。よく分からなかったんだけど、多分普通のソーセージの周りをポテトでくるんでるのかしらん? そのポテトが本当に味がしなくて、マスタードと、ミートボールのグレービーソースを混ぜて頂きました。ふぅ。

 以上。もう行かない。
 シナモンロールは明日の朝ごはんでーす 実は今までシナモンロールって嫌いだったんだけど(シナモン全般ダメだった)、この夏、キャンプで朝ご飯に食べて突然好きになりました

 余談。キャンプやってるトコロってメイン州のスウェーデンって言う街なの。メイン州には国の名前を市・町の名前にしちゃってる所がたくさんあります!
例えば。
Denmark Columbia China(!!)Mexico Poland Peru Norway 
 ちょっとデンマークは行ってみたい気がする。典型的なNew Englandの地のChinaも見てみたいわん。

 世界の大都市の名前をそのまま使っちゃってる市in Maineもありますが、どう考えたってド田舎でしょう… 例えば Paris Moscow Vienna  Athens Dresden Rome Naples(行った事あります!!)
 
 
 次回予告。先週末のポップスコンサートについてします。別にコンサトはどうって事ないんだけど、このポップスのせいで、日本とアメリカの義務教育上の音楽教育について、比較文化しちゃってる今日この頃。
 
 

 
 

Lincoln Park Zooへ!!のお話。

2007年10月11日 | Chicago!
 とうとう秋らしく、涼しくなりました。前からオケの友達、Vassi(変わった名前だけど、last nameのニックネームでーす)とLincoln Park Zooに行こうって言ってたんだけど、「これ以上寒くなるまで待ってられない!!」って事で、昨日行ってきた。昨日はで、涼しい、っていう動物園日和。

Lincoln Parkっていうのは、ミシガン湖沿岸の公園で、NYのCentral Parkよりかなり大きいそうな。その一部に動物園があって、きっとCentral Park Zooみたいな物だろうと思って出かけてみたら…

 大きい!! 本格的!! 知らない動物もたくさん居た~ 多分、唯一の「NYより大きいものin Chicago」だろうな、これは。
 平日の午後だったんだけど、周りはオトナが多くて、一体皆どういう職種なんだろうか・・・。でも、動物園なんか行っちゃったVassiと私が、お子様チックって言うワケでもないってのが立証されました

 まずは大好きなアザラシの類。
 きゃ~~癒されるわん。

 それからペンギンの館。Vassiも私もペンギン大好き 勿論、映画「Happy Feet」を思い出し(周りの人もHappy Feetの話をしてた)、Mumbleちゃんのお父さんみたいなペンギンを発見。
 これが・・・大きいの。身長1メートルくらい。ちょっとビックリ。King Penguinって呼ばれるワケが分かりますネ。でもペンギンの中では2番目に大きい種類なんだって。 

 こちらはRockhopper penguinさん。ホントに岩の上をピョンピョン飛んでて、かわいかった。  
 
 20年ぶりくらいで見た、ふたこぶラクダ。 3頭居て、紐で繋がれてるかの様に、必ず三頭、集団で動きマス。笑っちゃった。何かラクダさんを見られたのには感動しちゃった。

 続いて、サファリコーナーで、キリン2頭、ダチョウ2匹(?)発見。
 いいっすねーナンか、ほのぼのしてて。
 この前はお友達を食べちゃってゴメンナサイ でも、食用ファームで育ったダチョウさんだったのよ。
  
  
 こちらは初めて見たんだけど、ライオンキングにも出てくるWildbeestっていう動物。不恰好で摩訶不思議な動物だったのだ。

 更にサファリ。Dwarf Crocodile? ワニの小さいの。Chewieのヒット(?)気に入っちゃった。

 これもアンバランスな感じがかわいい

 そんで、小さい哺乳類の館にこんなのが居た! かわいすぎるー!!
 分かりにくいけど、左側のはうとうとしてるの。アップの写真はこちら。 

 最後に、こんな美しいネコは初めて見ました、というお写真。


 と、時間がなくて実は全部見られなかったんだけど、また行きたいと思いまーす。Vassiも今度はカメラ持ってきてね~。
 キリがないので全部の動物の写真は載せないけど、この動物園は兎に角かなりの種類の動物を観る事が出来ます。ただ、それぞれの檻やスペースがちょっと小さくて、動物たちが可哀想 特に運動量の多そうなヒョウの類がデスね、やたら狭い檻に入れられてるんだよね。

 動物園の外は素敵なガーデンがあって、噴水の前でVassiと記念撮影。その後、ディナー@和食レストラン。和食は6年ぶり!というVassiですが、天ぷら定食・ビビンバ(和食じゃないんだけど)・餃子・いなり寿司(分かる人は分かると思うけど、これはChewieのチョイス)を2人で平らげました。食べすぎた…でも美味しかった。最近明らかに食べすぎなので気をつけないと~

色んな残念なお話。

2007年10月09日 | Weblog
 もう10月一週目も過ぎたのに、何故か毎日暑い。一昨日は最高30℃まで行ったの。いえ、イイんですよ、そもそもシカゴの冬を越せるか分からないChewieなんだし。
 これは、John Hancock Centerと、シカゴの大火を生き残ったWater Towerです。この直ぐ近くでお仕事があったので、ついでに写真とってきた。John Hancock Centerは、シカゴに2つある展望台の一つ…と、観光客みたいなChewieの認識ですが、約100階建てデス。

さて、最近の話をまとめて書こうと思ったら、何故か残念な話が多いので、そーいうタイトルになりました。まぁ聞いて下さい。

その壱・中学・高校の友達でスチュワーデスサンになった子がいます。彼女が国際線を飛ぶようになって、アメリカで再会出来るチャンスがたくさん出来た! 
 でも2回のNYフライトの時は私が日本・メイン州に居て会えず、9月最後の週末のシカゴフライトの時にやっと会う事に。

 そしたらね、何が起きたと思いマスか? 

 食べ物アレルギーで高熱…

 という訳で会えなかったー! しかも、日本から雑誌を買ってきて~とか余計なお願いをして、彼女の同期の方に買ってきて頂いちゃって ホント、ごめんなさいデシタ 次回こそ!!!!!!

                     

 その弐。キャンプのびよらの先生で、Chewieの名付け親であるDr.Pun(ニックネーム)という人が居まーす。テキサス在住なんだけど、前にシカゴに住んでた時に、Chicago Cubsのファンになって、今でもCubsを応援してマス。

 Cubsってここ1世紀ほど、ワールドシリーズで優勝してないのね。そーいう(弱い)チームだけど、今年はとっても調子が良くて、Dr.Punも「もしCubsがplayoffまで行ったら(=地区優勝したら)シカゴまで試合を観に行く!」って言ってたの。
 Dr.Punがシカゴに来てくれるんなら、Cubsに頑張って貰わないと!と思って、Chewieは急遽、似非Cubsファンになり、リーグ戦の最後から応援しましたの

 お陰様で地区優勝し、playoffの予定が決まり、Arizonaで2試合、シカゴで1,2試合って事になった。3試合目でどちらかが3連勝したらそれで終わり。

 なんだけど、シカゴでのホームゲームが、どーしてもDr.Punは来られない日で… あーあ、にわかファンになって応援したのに! もしWorld Seriesまで行ったら、その時はぜーーーーーったいにシカゴに行くから、応援してくれ、と言われ、じゃぁ応援し続けよう、と。

 Playoffは…ダメでしたアリゾナにすっかりヤラれた。
 シカゴの街全体で Go Cubs, Go! って応援してたんだけどねぇ。2試合目で負けた後の新聞は、No Cubs,No!って見出しだった(笑)。

                      

その参・うちのオケのoutreach programがスタート。Chewieはコーチなので、今日コーチの為のトレーニングセッションへ行って来ました。私がコーチする子供のオケのsectionalは1回だけで(1時間)、それじゃ全然カバー出来ないと思ってた矢先に、sectionalのやり方講座があり、とんでもなく基礎的な事をやれって言うんです。こーやってリズムを教える、とか。やってる曲を、もっと易しいシンプルなバージョンに置き換えて皆で弾いて、って。
 「1回しかないsectionalで、どこまでカバーするんですか? このbreak down方式だと全曲は無理じゃないですか?」って質問したら「後でそれについて触れます」とか言って、結局答は貰えなかった。これが答か?って思うのはLess is more.って一言。

 うーむ。こんな基礎的な事を教えなきゃいけないって…どういう事かしらん? もしかしてキャンプの方がハイレベル? それに、どーいうスタンスで行けばいいわけ?? キャンプだったら、「先生」で自分の立場がかなり明確だった。人数も少なかったけど、今度は1stばよりんだけで20人だって 子供からしたら「ナンかオネーサンが来たー」くらいの認識でしょう。キャンプでは、私の厳しい&細かい&しつこい教え方に子供も数回目には慣れてくれるし、先生だからそーいう教え方で大丈夫なんだけど。回数あるし。

 という事で、どうしたらいいか分からないんだけど、実際にsectionalを教えるのは11月。今月、リハーサルに一度行って、子供と一緒になって弾いてきます。

 outreachのコーチになったら、トレーニングセッションもあるから、キャンプで役に立つかも~とか思ってたんだけど、今日のセッションでは特に得る物はなかった

 
 全然関係ないけど、この前シカゴ名物のステーキを食べました。NYサーロインより軟らかくて、味があって美味しかった!
 ついでに、ダチョウのハンバーガーも食べた。めちゃめちゃ美味しかった!! 味は、ビーフのハンバーガー+something extra...普通のバーガーより
 しっかしChewieもこんなの食べちゃって。何の食べ物アレルギーがあるか分からないのにね