やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

Oklahoma! ミュージカルのお話。

2008年07月22日 | キャンプ
 Chewieはばよりんの先生なのに、何故かミュージカル部門に足を踏み入れ、えぇ~そうデスね、最後の頃は体半分ミュージカルに入ってましたね 
 2年前に、ミュージカルディレクターのCap'n Soloに出会った時に「ミュージカルのオケで弾かせて!」って頼み、「Chewieって変!」と思われ…でもピアノ伴奏だけじゃなくて他の楽器も入れたいな、とその時から思ったそうで、苦節2年、やっとこ今年、「オクラホマ!」のミュージカルに「オーケストラ」を入れられる様になりました!!! パチパチパチパチ でもね…まぁ色々あって人集めが出来なくて、ピアノとばよりんだけなのね でも子供っちも「ばよりんが入ると全然違う」って喜んでくれたので、それならいいか~と。でもマイクを使わないので、声が小さい子供っちの歌の伴奏の場合、蚊の鳴くような音で弾かなきゃいけなくて、それもねぇ…ちょっとャなんだけどなぁ。

 通しのリハまでは子供っちは全く準備不足でどーなっちゃうんだろうと思ってたんだけど、通しのリハと最後の日のショーはとても良かった! Chewieも、久々にミュージカルを弾けて楽しかった。オクラホマ!は話の内容はどーしょうもないけど、音楽は結構良いのですよ。

 リハーサルの写真デス。
  
 
 Chewieは、カウボーイハットを持って来ているので、オケピット(ていうか、舞台の端っこ)でカウボーイハット&ジーンズで弾きました。って、Oklahoma!の男の子の格好なんだけど…まぁイイんでないかい? まぁそうデスね、ピアノとばよりんだけだと、序曲は馬鹿らしかったけど(笑)、他は良かったと思いマス。アメリカン・フィドルの音楽のシーンもあって、楽しかった。

 
 キャンプのミュージカルと言えば、セットのペイント。今年もお手伝いしました。何で私がやるの?って話だけど、キャンプ開始と同時にセットのデザインの相談をされ、知らないよーって感じだったけど(笑)成り行きでペイントスタッフになりました。それに、細かいところはニッポンジンがやった方が良いのです。Chewieはペイントのブラシは、両手とも使えるので、余計に便利。一番細い所で1cm幅(窓枠)を頑張って塗りました。ペイント中のお写真デス。

 全部で7枚のパネルを何日も掛けてペイントし、最後の日はゲームで遊ぶキャンパーの前でペイントする羽目になり、とてもうるさかった。


 その上、ホールの床にペンキがついてしまい慌てて擦り取るChewieとCap'n Solo
 

 写真を撮ったのは、もう一人のミュージカルの先生なんだけど…写真撮ってないで手伝ってくれない?? それから、細かいことは気にしないっていう超アメリカ人性格なのはいいけど…細かいトコロを私が塗っている時に周りをドカドカと歩き回り、お陰でペンキが枠からはみ出してしまった。それで、「歩き回る前にちょっと一言教えてくれる?」って礼儀正しくお願いしたら「Chewieは将校にでもなればいいのよ、神経質ねぇ」と言われました。誰のためにペイント手伝ってると思ってるんだーーー?!?!?! しかも、私、オフ返上で手伝ってたんですよ? 
 
 と、まぁそれは置いておいて、出来上がりのお写真。今年は結構こだわりました。

  

 ともあれ、無事に&楽しく終わってよかった! 後半のミュージカルは、ばよりんが入っていないそうで Chewieはカメラマンに徹します。

比較文化? 楽典の授業のお話。

2008年07月21日 | キャンプ
 さてキャンプ前半のセッションの一番の悩みの種だった楽典の授業ですが。中学生と高校生を12人教えていたんだけど、問題児も多くて、それはそれは難しかった。あーあ、Chewieは授業を教えるのは向いてないんだよー 落ち込みましたわ 個人レッスンだったら、生徒それぞれ性格やレベルに合わせた教え方をするんだけど、12人もの子供の性格まで6回の授業で把握しろ、って方が無理デス。しかもコンサートホールを教室として宛がわれていて、それもまたねぇ。大きすぎマスよ

 ある日、小テストしました。楽典の小テストも契約書に書いてあるので、やらなきゃいけなくて。そんで、ちゃんとこれとこれを覚えなさいって言ったのを覚えていれば10分で解けるテストですよ。少なくとも、小テストの国からやってきた(?)Chewieに取ってはこんなの朝飯前みたいな小テストですよ。でも優しいChewieは20分もあげたんですよ。
 それをまぁこの子供たちと来たら…
 9人くらいは遅れて授業に来て「保健室行ってましたぁ」「一つ前の授業が遅くてぇ~」とか。知るか、まったくもう。しかもデスよ、鉛筆を持ってこないんデスよ! 「鉛筆貸してー」とか言われても「余分は無い」と言い張り、持っていないなら自分の部屋に取りに行きなさい、と言いました。

 で、数人を除いて惨憺たるテストの結果で。「勉強する時間がない」とか言い訳ばかり言う女の子2人とか、「もっと時間くれれば出来る」なんて見栄を張る男の子とか。でもテストを返したらやけに皆神妙になってました(笑)。「たくさん言い訳を聞いたけど、言い訳する間に一つでも覚えられるよね?」って言ったらぐぅの音も出なくなってた。はっはっはっは←悪魔のChewie


 で、色々アドバイスをCap'n Soloに貰ったところ、結局色んな子供が居るけど、それをまとめる先生の手腕に掛かっているんだ、と。それで子供がアクティブに動く授業が一番良いそうで。ふぅむ…。

 3つの音の和音を教えるに当たって、4種類の和音を教えるから、全部を黒板に書くと音の数は12個 生徒の数も12人。じゃぁ一人ずつ音を与えて歌わせようか、と思った。Sound of Musicの「ドレミの歌」みたいに。更に、大きなコンサートホール(200個くらいの椅子がずらっと並んでいる)という不便な教室も逆手に取って、12人を3人のグループx4つに分けて端から3人を座らせ(それぞれ間に一つ椅子を空ける)、それをmajor triad/基本形に見せかけ、それぞれの子にド・ミ・ソの音を与えました。
 そこから、ミの子がドの子のすぐ隣に座る様に動かしてminor triad
ミの子がドの子のすぐ隣、ソの子も一つミの子に近づいてdiminished triad
ソの子が一つミから離れてaugmented triad
 
 と、座り直させたんですね(これ全部、寝る直前にベッドの中で思いついた)。そしたら12人中11人はおぉ~とか言って喜んで椅子取りゲームを始めた(笑)。残り一人デスか?もう放っておきましょう…。

 しかも普段いつも問題児のマックスくんは、私のばよりんの生徒でもあるとても可愛らしい女の子が授業で使うプリントを一緒に見せてあげるって言って隣に座った途端、突然いい子になっちゃって。キモイってば おかげさまで授業もスムースに行ったので、後でその女の子にお礼を申し述べました。ホントに助かった!

 それから、社会的適応が難しい病気というアリスちゃんってのが居て、これが又難しい。「暗記なんて嫌だ」とか言って、400年も前の人が決めた楽譜の読み方を覚えようとしないのです(笑)。私に文句言ったって始まらないってば、と言いたくなる様な文句を言うんですわ。もう決まっちゃってるんだからしょうがないじゃん。

 Soloによると、中学生(特に男子)というのは一番難しいそうで、「自分から何かする」というのが「カッコ悪い」と思う年頃で、授業でも学ぼうとする姿勢とかはカッコ悪いと思うそうです。日本で中学から女子校に行ったChewieには分からなーい。自分が中学生だった頃と比べちゃいけないのでしょうかね。何しろここは自己主張の国、アメリカ(笑)
 授業で話を聞かないで妨害しようとする子には、3度目に注意する時は「授業の後ちょっと来なさい」って言うのが一番効く、って言われて、それやったんデスけど、自分が誰にそう言ったのか、実は授業の後で覚えてなくて(笑)。でもその問題児君が「あのー、やっぱり呼び出しですかー?」って来てくれて。で、実際授業の後で話す時には超穏やかに話す様に、とアドバイス頂いていたので、穏やかにちょこっとお話しました。

 ま、そんな感じで。とりあえず3つの和音の授業は上手く行ったから良かった良かった。その後もう1回授業があって、また子供っちをグループ分けして座らせてたんだけど、また上手く行かなくて、でももう最後だからどーでもいいや、とヤケッパチになっていたら… 
 アシスタント・ディレクターがたまたま部屋に入ってきて、一言。
「ちょっと! これはChewieに失礼でしょう!」
 
 どうも! どうもどうも! よくぞ言ってくれました。ありがとう。でも子供っちの態度は特に改善されず。これでもCap'n SoloはChewieのせいだと言うのでしょうか。他の大人が見ていても態度が変わらない、もうどうしょうもない子たちなのか、と思ったところでクラス終了。前半は最悪の楽典のクラスでした。もうやりたくなーい。

キャンプ前半終了! ばよりんキッズのお話。

2008年07月21日 | キャンプ
キャンプ前半終了! いやいやいやいや、色んな事がありました。Chewieは爆発寸前でした。しかも軽い偏頭痛が10日以上も続いてこんな感じでした。実は顎関節症の為に、寝る時にはマウスピースを使っているんだけど、それが壊れてしまったのだー! なので、ずっとマウスピースを使っていなくて調子悪くて。顎関節症による頭痛持ちなんデスよね。ここ何年か調子良かったんですけどねぇ。と言う訳で壊れたマウスピースを使ってみたら意外と使える&次の日は調子イイ! な~んだ。壊れたその日から壊れたまま使っていれば良かった!! 
 
 さて、私の個人レッスンの子供っちは大抵どの子も良かった。全員教え終わってちょっと寂しいChewieであります

 残念ながら飛びぬけて上手い子は居なかったけど、それぞれ良い子たちでした。写真は、私のperformance classの最後に撮ったものです。


 今年で教えるのが3回目になる、OliviaとSarahとSylviaは私のお気に入りで、帰ってきてくれて本当に嬉しい!
 Oliviaは過去2年、コンサートで弾くのを拒否し、私を可愛く困らせましたが今年は無理矢理に弾かせました。とてもいい音を持っている子で、でも自分の弱点も良く分かっているんですね。コンサートで弾くと、他の子と比べられるし嫌だ、と言うんだけど、彼女、今年のオーディションで2番だったのですよ。何も心配しなくていいじゃ~んと思ったんだけど、トップの子と同じコンサートになってしまった。なので、更に拒否反応を示し、ダダをこねていましたが、無理矢理ステージに押し上げました。あはは。それにね、彼女は彼女、他のばよりんの子は他の子で、皆全然タイプも違うんだから、比べる方が難しいんですよ? その辺も分かって欲しくて、お話したんだけど、15歳の女の子に通じたでしょうか…?

 今年で2回目のSophia、Jordan(「山男」みたいな子・・・写真で見えますね?これが問題児のYou-Know-Whoであります)、Mariaはそれぞれ去年と違って面白い。問題児くんは実は去年よりは良くなってました。彼はばよりん的にはそれ程問題は無くて、結構上手い方なんだけど、態度や言動に問題ありすぎ。でも今年は少し良くなったので、まぁラクと言えばラク。楽譜をコピーしてあげたら「忙しいのに、時間使ってくれてありがとう」って言われて超ビックリ。

 今年初めて来た子たちもとても良くて、上手い上に人の話も良く聞くのであります。結構教え易かった。今年の子供たちには「今年このキャンプにきてくれてありがとう」と言いました。冬の間、キャンパーのリクルートをして、如何に子供集めが大変か良く分かったので、感動(?)もひとしお。

 session最後の日は、Parents Dayと言って子供っちの家族が来ます。殆どの生徒の家族に会ってお話出来て、如何に私がこの子供たちを教えるのを楽しんだか延々と訴えました(笑)。

 オケのばよりん子供っちは、よく頑張りました。Chewieの「オケの弾き方・三つのお約束」を徹底させ様としたんだけど、まぁ癖とかは中々直らないもので。

 最終日の前日のコンサートで使う弓の量が少なくて、たまりかねたChewieは、その辺にあった紙にMORE BOW!!!と書いて子供っちに見せました。子供っち、こーゆうの好きなんデスよね。他の先生達もウケてた(笑)。MORE BOW!のサインを、一番前に居たSarahにあげたら、何とそれを自分の部屋の壁に貼ってくれたそうで(笑)。他の子供っちが「私もサインが欲しい!」って言うから、Parents Dayのパフォーマンスの前に人数分、三つのお約束を書いたサインを作ってあげました。
 写真は、コンサート後に捕まえられたばよりんの子たちwith Chewie's signs.
 
 ま、ずっとこの三つのお約束事は覚えていて下さい。
 

キャンプのお話 ~お休みの日~

2008年07月11日 | キャンプ
 一週間前の話だけど。やっとやっと休みの日!1週間丸まる働いて、とても疲れていたんだけど、休みの前夜は先生達でモノポリー。超本格的なゲームで、最初は5人でプレイしていたんだけど、色々条件を付けて「会社」の統合があり、最終的に4人vs1人(ヤツは一等地にホテルまで建てた…)の対決に縺れ込みました。会社の統合に関してわざわざ契約書まで作り、notary(証人)の印まであり。面白いから私たちはそれぞれ契約書を保管しています。ChewieのShoe Co.(トークンがブーツだったので)はDog Co.と統合し、「会社のロゴは犬のままで」という変なこだわりのある契約書にサインしました。
 かなり白熱したゲームで、周りに居たスタッフ達も大笑いして契約書を見ていた。
 結局負けて終わりました。


  さて、初めてのオフの日は、フルートの先生のおばあさんの別荘へ行く事になりました。New Hampshire州の湖畔のロッジで最高のロケーション 車で2時間ちょっと掛かったんだけど行って良かった! 
 着いたらまずは湖へ。水もそれほど冷たくなかったので水着を持っていかなかった私も足は浸かって遊びました。いい眺め!
 

 それから皆でご飯を作る事になったんだけど、フルートの先生の兄弟+その家族もディナーに来る事になってたの。フルートの先生、Sarahの家族はユダヤ人で、特定の肉・魚介類は食べない上に元々ベジタリアンで、更にオーガニックフードしか食べない!という家族なのだ。特に弟さんの3歳の娘は絶対にオーガニックしか食べさせないそうデス。

 近くのスーパーに買い出しにChewieとSarahで行ったら、彼女が「オーガニックじゃなきゃ絶対ダメ!!!」というポリシーの元、物凄い値段の買い物を パスタを作るって言うんだけど、オーガニックの野菜が余り無くて、選ぶのも大変。更には合計10人中6人がベジタリアンで、残りの4人の内一人も肉は余り食べないから、3人だけの為に牛肉か鶏肉(豚やエビはユダヤ的にダメ)を買うのも…って言われて「プロテインは豆腐にしましょう」って言われました。が、ChewieとCaptain Soloはお豆腐ダメなんです。絶対食べられないんです。
  
 結局、オーガニックのチップ&サルサ、オーガニック野菜(玉ねぎとズッキーニ)入りのパスタ(勿論オーガニック・スパゲッティ)、オーガニックのパン2種類、オーガニックっぽいアイスクリームになりました。プロテインは特別入れなくても良い!って事で。だって話がまとまらないんだもん。
 まったく、ストレスの溜まるお買い物でしたが、一緒に行って良かった。だってもし行ってなかったら、間違いなくお豆腐を入れられてたもん!

 食べ物の規制があると、こんなに大変になるとは思ってもいなかった! このベジタリアンだ、ユダヤ人だ、って言うのが今もリターナー組の中でフラストレーションになっております。だって! メイン州に居るのにロブスターを食べないんですよ?! 私たちのお気に入りのロブスターのレストランはシーフード専門なので、彼女達は行っても食べる物がないのです。でもシーフードは専門店で食べるべきでしょう?! あぁいつになったらロブスターにありつけるんだろうか… これがリターナー組の悩みデス。
 
 その割にですねぇ、今日のオフは「寿司を食べたい!」ってユダヤ人の彼女が言うんです。私たちの中に二人も寿司を食べない人が居るっていうのに(私自身を含む)。そう言ったら「じゃぁ貴方たちは別のところに行けば?」って。はぁ・・・。

 で、話を戻すと、ロッジでのお料理はChewieが日本人ぽく野菜を細かく・薄く切っていたら「そんな小さくしないで~」とか言われ、やっぱりこの国では大きい事はイイ事なんだなぁと再確認致しました。まったく、お料理の仕方って人それぞれデスねぇ。私ってば「涙が出るから」玉ねぎをCaptain Soloに切らせておきながら、「玉ねぎの筋の逆向きに切ると甘くなるから、逆向きにして~」とか頼み、超イヤな女デス
 ま、出来上がりは美味しいも何もない、フツーのパスタですよ。オーガニックのチップスとか言っても、味はそんなに変わらないよねぇ?っていうのが皆の意見でした(笑)。

 そういうわけでまた2時間掛けてキャンプに戻り、疲れたけどリフレッシュ出来たかな。リターナー3人組で同じ車で、行きは連日のお仕事&前日のモノポリーでかなり疲れていて口数も少なかったんだけど、帰りは3人とも生き返っていて、色んな話をしました。今年のキャンプ前半は新しい人が多くて、何だかしっくり来ないんだけど、まぁ何とかやってます。Captain Soloと携帯電話を持たないコールが居てくれるだけでChewieは助かってマスよ。何せキャンプでは携帯の電波が無いので、携帯電話があろうが無かろうが変わらないのだ(笑)。 

 
 
  

キャンプのお話 2008 その壱

2008年07月11日 | キャンプ
 キャンプのお話。Chewieは今年はキャンプのfaculty greeterというお仕事があり、先生達が到着する日に一日中待っていてご挨拶、大まかな案内をしました。が、その日は大雨の嵐で ホントは外のベンチに座って太陽の下で待っていたいトコロだったんだけど、それも無理。しかも雷で停電になり、部屋の中は真っ暗だから結局外で屋根の下、というビミョーな位置で5,6時間過ごしました

 さて、今年は新しい先生が多く、Chewieの大学院の友達もばよりん・びよらの先生として迎えました。クラリネット、フルート、歌、ピアノにも新しい先生が入って、何か変な感じ。そして、結構大人しい人が多いので、決して一番賑やかな人種じゃないChewie&Captain Soloと携帯電話を持たないColeで盛り上げなきゃいけなくて、結構大変(笑)

 そして、水曜に子供っち到着。今年は少し人数が少なめデス。ばよりんは全部で20人、チェロは13人で結構ワクワクしていたんだけど、びよらがたったの3人! どーすんのよ…。木曜の朝9時から午後3時半まで、ばよりん&びよらのオーディションを聞き、今年は飛びぬけて上手い子が居なかったのでコンサートマスターを決めるのに物凄く悩み、まぁこれしかナイか、みたいな結果になりました。戻ってきた子供っちは殆ど私のお気に入りで、戻ってきてくれてホント嬉しいし、それぞれ上達していたので、去年からいる先生と興奮しちゃいました。それに去年までは私より小さかった子たちが大きくなってる~ この目線で子供っちと話すのに慣れない・・・
 
 
 実際にリハーサル・レッスン・授業も始まりました。一番大きな楽典の授業を任されちゃったChewieは生徒のリストを見て愕然。去年来ていた問題児、You-Know-Who(ハリーポッター風に「例のあの人」)が何故か今年もキャンプに来ていて私のスタジオに入っている…のはまぁしょうがない。が、楽典の授業も私のクラスに入っていたーーーー!!!! がーーーーーん。オケも入れると週5時間You-Know-Whoを教えなきゃいけないのです。死にそうです。更に、他にも問題児が居て、授業中ずーーーっと喋ってる! 注意したんだけど、全然効き目が無く、他の子供っちの迷惑です。Chewieは毎回爆発寸前で、授業が終わると他の先生たちに泣きつきます。今年は色々面白い事をやろうと思ってたのに、アレx2が居ると授業が成り立たないのだー。学級崩壊だー。 
 でも、教育実習を終えたCaptain Soloによると、結局先生によるんだって。Chewieが悪いって事で、やや納得…

 オケのsectionalは、今年は自己主張が強いのがYou-Know-Whoだけなので割りとラクかな。今のところ。はい。全部で11人だけだし。でも退屈そうにしている子供っちも居るので「今日からとーーーっても厳しくします!」って3回目で宣言して、事ある毎に止めてネチネチx2リハーサルし、リターナーの子供っち(彼女たちは私のネチネチsectionalが大好きだそうで)に「今日くらいのネチネチでよろしいかしらん?」って聞いたら「うん、良かった~」と言ってはおりましたが…退屈そうな子供っちはやっぱり退屈そうで。何ならイイのよ?! Chewieは猫なで声で教えるタイプではないので、そゆレッスンを期待しちゃぁいけませんよ。

 室内楽は今セッションは一番上手いカルテットを任され、BeethovenのOp.18-3を選んで一度レッスンしたら突如変更になり、Beethovenの木管・ピアノの五重奏の弦楽+ピアノアレンジ版に変えられました でもまぁいい曲だから良しとしよう。まぁまぁ上手く行ってます。が、突然私のアシスタントに当たるコーチを変更され、しかもその人にスコアを失くされ、他にも色々されて困ってます

 実はもう一つ室内楽のグループもコーチしているんだけど、そっちはやる気マイナス10&何か指示を出すと怒る男の子、注意力散漫の男の子、やたらシャイな女の子2人のグループで、全然室内楽が成り立ってません。今日は男の子2人に同じ事を60回も注意し、何度やっても間違えるから「同じ間違いを2回以上するって、意味がワカンナイんですけど」って言ったら、注意力散漫くんが別のコーチに「Chewieは厳しい!!」と泣き付いたそうデスよ。もう知らない!!!

 レッスンは、全部で9人だけなんだけど、今年はconservatory programという、特別に上手い子のグループに一人だけばよりん弾きが居て、彼女は私が教えてます。なんだけど、音が小さい。最初の2回のレッスンは中々私の言ってる事が伝わらなくて上手く行かなかったんだけど、3回目でやっと意思疎通が見え、大きな音で弾ける様になりました。他の子供っちもまぁ良くやってるからイイんでないかい?何人かはコンサートで弾かせます。
 
 それから、先生たちのコンサートがあり、Chewieは久々にオケ以外のパフォーマンスだったので、一回目のコンサートは、前に弾いた事のあるRavelのソナタにしました。アンドレイっていう名前は王子様みたいなピアノの先生がいて、一緒に弾いてもらった。超上手。心配なChewieの出来も、他の先生たちが(滅多に褒めない人が)良かったよ~って言ってたから良かったんでしょう、って事で。

 今週はブラームスのピアノ五重奏を弾きました。でもアンドレイったら自分のやりたい様にしか弾かないんだわ。前にパールマンとこの曲を共演した事があるって話なんだけどさー、別に私たちはパールマンじゃないんだし、彼と弾いたのと全く同じにしなくたっていいじゃん。
 今は来週のコンサートにむけてMozartのクラリネット五重奏やってマス 好きな曲を連続でやってて幸せデス。

 まぁこんな感じで、今年は色々な事が私にとっては難しくて上手く行ってないんだけど、又他の先生やスタッフ達に助けられながら、何とかやってます。Captain Soloには「Chewie、これはキャンプdepressionだよ、どーにかなるから大丈夫!」って言われるんだけど、3年目は意外と上手く行かないのかも。
 そして私も、持ちつ持たれつでミュージカルの背景のセットのペイントのアシスタントをやってます。夜、蚊に刺されながら頑張ってマスよ!  

キャンプから ~New York滞在のお話~

2008年07月11日 | 
 キャンプにおります。今日やっとオンライン出来る場所に来ました。うふふ。シカゴからここまでの直接のフライトが無くて、NYでトランジットする事になったから、どうせならNYで夏休みを数日間楽しもうと思って、kikiちゃんのQueensの新居にお邪魔させて頂きました とってもお世話になっちゃいました。久し振りのNY、楽しかった。でも人の多さにビックリ(笑)シカゴに慣れてしまったら、NYの喧騒について行けない(笑)。地下鉄が暗い、きちゃない。

 そして、メインに着いて、人の少なさ&白人ばっかりさ&緑の多さ加減に、アメリカは広いのだ~と思いました(笑)。


 では、NY日記を。一日目はお気に入りのレストラン、「かつ濱」でKikiちゃんとK先輩と、先輩のお友達とディナーしました シカゴで手に入らない大根おろしが満載のおろしカツを。しあわせ~~~~~!!!!! kikiちゃんもK先輩も、Chewieの日本の中学・高校のときのお友達ですが、二人は面識が無いので、NYで知り合うのも素敵かもと思ってご紹介しました。先輩のお友達も素敵な方ばかりで、楽しかった kikiちゃんと私は「中学生か高校生かと思った」と同い年の人に言われました。あはははは。

 二日目はkikiちゃんとマンハッタンをたくさん歩いて、実はChewie初めての、Zabers(面白い物満載のスーパー)、セントラルパークのとある池&Friendsに出てくる噴水へ。いや~NYのど真ん中なのに、ヨーロッパみたい とても素敵でした。
 

 Chewieお気に入りのStrawberry Fieldsは珍しくお掃除直前という事で、お花やJohn Lennon記念品などは片付けられていた。その珍しい写真を。


 それから、American Ballet Theaterの「眠れる森の美女」を観に行った。降って沸いたような(?)話だったんだけど、当日券でオーケストラ席をお安く取れて。うふふふ 
 それまでバレエは「くるみ割り人形」しか観た事がなかったんだけど、チャイコフスキーは彼のバレエを見た上で他の音楽を勉強するべきだろうな~と思ってはいたので、絶好のチャンスだった! その結果、音楽を聴いてるよりも、舞台に物凄く惹きつけられちゃって。あれれれ。でもそれ位良かった。舞台装置も豪華で、これも伝統的な演出で見て良かったなぁ。バレエの事は全然分からないけど、あんれは大変だべな、と思いました。お馬鹿なChewieは、舞台で演技しててオケストラが付いてると、自然とオペラだと思っちゃって、今にもあの人たちが歌い出すんじゃないかと思って。とても初心者  
 
 三日目はランチを大学の友達のMJと彼氏のTくんと。一風堂でラーメンを食べました!!! とんこつって油っぽいから好きじゃないんだけど、ここのは全然油っぽくなくて、美味しかった! 一杯$13の価値はありそうです(笑)。オーダーしてすぐに食べられるのもうれしい。それから日本のベーカリーでお茶して、ショートケーキ 久し振りの美味しさ~
 
 夜はkikiちゃんの語学学校のactivityツアーの一つ、メトロポリタンオペラ in Prospect Park (Brooklyn)へ同行させてもらいました。
 kikiちゃんの語学学校はミッドタウンのど真ん中で、景色が最高。
 
 
 語学学校のお友達に会って、中々面白い人ばかりで楽しかったわん。日本語ペラペラの韓国人とか、イタリアのドイツ語圏から来た人とか。コンサートも結構良かった。ピクニックしながらのコンサート鑑賞で、夏はこーゆう事も出来ちゃうから素敵☆ 
 
 そんでーそんでー。アメリカに何年居るんですか?ってお友達に聞かれて、11年くらいって言ったら「じゃぁ人生の大半をアメリカで過ごしてらっしゃる、と」って言われたのねー!! 何歳に見えたのやら(笑)。ぎゃは~ しかも今回も、同い年の子に言われた。笑えるー。
 
 と言う訳で、散々遊びまわり、更にkikiちゃんやルームメイトの牛乳さんともゆっくりお話できて、贅沢な夏休みでした。最後の日はお洗濯&郵便局。夕方の飛行機で、久々に日本人に囲まれて居た所から、突然白人ばかりのメイン州にやってきました。時間の都合で、空港まで迎えに来てくれたスタッフ達がキャンプのディナーは食べられなかったから、ディレクターの奢りで私までレストランでご馳走になっちゃった。New England Clam Chowder早速行きました。行く先々でクラムチャウダーの食べ比べをしてるんだけど、今日のは残念ながらトップ2には負けます。レストランからの眺め。
 帰ってきたなぁ~って感じデスね。ただいま、メイン州!!