やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

Happy Birthday, Mozart! のお話。

2008年01月28日 | Music
 昨日の「シカゴグルメツアー」は写真待ちなので、一つ飛ばして今日のお仕事のお話。

 また今日もお仕事開始の4時間前に電話が来て、やってくれる~?って。ホント呑気ですよねぇ。4時間前になっても演奏者が決まってないって これは良くやってる、高級ホテルのアフタヌーンティーのBGMのお仕事です。完璧に土壇場で行く要員になってます、私。前回は30分前に、今から来て!って言われた。

 で、行く前にラジオで「今日はMozartのお誕生日でーす」つって、何故かMozartのレクイエムを放送していた。他の曲でもいいんでないかい?
 
 で、お仕事先に着いて、初対面のびよりすとさんと弾く事になったんだけど、生まれて初めて会ったベルギー人でした。名前の発音が超難しくて完璧諦めて、何か良く分からない呼び方をしてしまった スイマセン。

 で、二重奏をやる訳なんだけど、モーツァルトの12曲の二重奏セットがあったので、それを弾き始め、その途端に今日がモーツァルトのお誕生日だったって思い出して。普段このお仕事では楽譜一冊全部の曲を弾く事はないんだけど(だってお客さんが飽きちゃう)、今日はお誕生日なので、全部弾いちゃおうっか!って意気投合。ってお客さんはお誕生日だとか知らないだろうけどさ。いいのよ、別に。

  どれも簡単な曲でとてもシンプルなのに、れっきとした曲なのです。モーツァルトってやっぱり凄い。楽譜の見た目は、例えばだけど子供(?)が作曲してみた、くらいのシンプルさ加減なのに。たった二つの楽器で、どっちも凄く似た様な事を弾くのではなく、それぞれ独立したパートとして良く出来てるんだわ。

 と言う訳で、何となくモーツァルトのお誕生日をお祝いしました。Happy Birthday~

 ついでに。ここのお仕事では休憩の時にホテルの従業員用のカフェテリアでお食事出来ちゃうんだけど、毎回とっても美味しいの 特に菓子パンが美味しいんだけど、今日はブリオッシュ、ベリータルト、ラズベリーケーキ(ミニ)を頂きました。飲み物はスプライト。お砂糖ばかりを食べたも同然

 で、ベルギー人の初対面の方と、何を話そうかな~と思っていたんだけど、ブリュッセルの音楽院に日本人のお友達にT.Iくんが行ったので、ちらっと聞いてみたら、「あぁ~~同級生だよー 彼どうしてるかなぁ」だって。AspenのT.Iくんのその後の行方をご存知の方、教えて下さい。ドイツに移ったって話なんですが。

 ベルギーねぇ…他に何が思い浮かぶかしらと思ったら、ベルギー生まれのLe Painっていうオーガニックのベーカリーがあるんですねぇ。アメリカにはNYとLAにしかないのかな? まだシカゴにはありませんが。あれ美味しいよね~と盛り上がりました。私のベルギーとの接点はこの二つだけでした。チャンチャン。


 ところでお友達がご結婚する事になりました! Chewieも嬉しいよぉ~ ちょっと先の事だけどおめでとう!
 

 

のだめドラマと最近のお話。

2008年01月26日 | Weblog
 最近時々ケーブルが使えなくなるのでテクニシャンに来て貰う事に。そしたら予定より早く来られちゃって。え~まだ片付けてないんですけどー 乾燥防止に朝使ったバスタオルが部屋に干してあるし、ランチにうどんを作ったから絶対お醤油くさいしー。インターネットが使えるかチェックするからPC起動して下さいって言われて、…あれ、今PCの壁紙ナンだったっけ? …ぎゃぼー!(さぁ何だったでしょう

 ま、テクニシャンも色んな家に行くのがお仕事だから、どんな部屋を見ても別に驚かないだろうけどさ 
 でものだめちゃんの部屋だったらデスよね。この前、お正月の「のだめ」ドラマのDVDを見終わりました。自分でも呆れるほど、よく貰い無きしました。漫画よりも登場人物の苦労とか辛さとか、良く演出されてたと思いマス。現実に、いくら好きな事やってるとは言え、練習が辛かったりするんデス。特に今、私は大嫌い&苦手のオケのオーディションの練習をしているのでイヤになっちゃう のだめちゃんもターニャも、み~んな苦労してるんだよねぇ。普段他の人の「練習辛いわー」って言うのは垣間見ないので、ドラマであれだけ見せられるとね。感情移入が普段から半端じゃない私、泣いちゃう訳デスよ。Chewieも頑張ろうっと。
 それにしても千秋さま、泣きすぎ。

 黒木くんがお城で弾いたモーツァルトのオーボエ四重奏はChewieも夏に弾いたので懐かしかった。黒木くんみたいなカッコイイ人と弾きたかった(漫画より唯一カッコイイのは黒木くんだと思ふ)。
 千秋さま(あれ、何で私も「さま」付けで呼んでるんだろ)も黒木くんも、お城のコスチュームは素敵だったわねぇ
 ユンロンが消去されてたのは悲しかった 中国人キャラなんだから、キャスティングは簡単だと思うんですけどー。

 続きも観たいので、フジテレビさん、よろしくデス!!

 
 気付いたらここ一週間、人に会わずに練習+のだめ+読書していた…こんなんでイイのか?と思うけど、練習しないとんです。練習しながらのだめちゃんみたいにブツブツ「ここはこうじゃないんですかね?」とか呟いてみる…でも問題解決には至らず 
 でも人に会わなかったけど、電話はたくさん…。突然NYのお友達から電話が来たり(コタツを買いたいんだって。コタツを入れるとのだめちゃんの部屋になっちゃうよ?)、キャンプの友達5人から電話があったり。気分は5ヵ月後にすっ飛んで行きました。

 明日は、日本からお友達が来ているので、「シカゴ名物グルメの夕べ」を決行しまぁ~す。楽しみ~~~~!! 

世界最大の公共図書館のお話。

2008年01月24日 | Chicago!
 前にもちらっと書いたけど、シカゴにはたくさん公共図書館があって、その本館、Harold Washington Libraryは世界最大の公共図書館なんだそう(「地球の歩き方」)。フロア面積は「756,000 Square Feet」…これじゃ全然想像つきませんよね。Chewieもさっぱり 10階建て+地下。何故か8階のVisual Arts and Performing のエリアには、音楽の練習室まであります。この建物、完成に70年掛かったそうな。


 昨日、本を返しに&借りにまた行ってきました。今度はカメラを持って 
   

 大きさは伝わりましたか?? 2枚目の写真に写っている薄汚い線路は、「今にも壊れそうな」(地球の歩き方)高架鉄道、El trainの線路でーす。

 まずは日本語図書 前に住んでいた街の日本語図書に比べたら冊数は少ないけど、これだけあれば十分! あれも読みたい、これも読みたい、で困っちゃう 
 結局、村上春樹、東野圭吾、柳美里(初めて)、遠藤周作を選んで・・・と思ったら「ちびまる子ちゃん第2巻」がそこに…!!! いや、前にお世話になっていた図書館は日本の漫画もかなり揃っていて、「のだめ」なんて新刊が出ると直ぐに入荷されていたんだけど、まさかシカゴにも漫画があるとは。
 
 実は、私「ちびまる子ちゃん」大好きで、滅多に披露しないけど特技はまるちゃんの声真似だったりするのです。一説によると、声優のTARAKOさんと顎の骨格が似ているそうで。「うぅ~ん、いけずぅ。愛しいけれど憎いお方」なんて多分もう1万回位言ってます。

 それからアメリカのフィクションを見に行ったんだけど、広すぎて、本がありすぎて、手のつけようが無いので、新刊セレクションだけチェック。Mary Higgins Clarkの I Heard That Song Beforeを借りました。Clarkはうちの両親も大好きで、ほぼ全て読んでマスが、新しいのを先に読むと、我が家ではやたら羨ましがられます。という事で、ここで両親に向けて自慢

 8階の音楽のセクションにも行ってみた… しゅ、しゅごい!!! 音大の図書館並み。又はそれ以上…! でもね、ちょっと分類が分かり難く、探している楽譜は直ぐには見つからなかったので、また今度って事で。レコードもたくさん揃っていて一日居ても飽きない事でしょう。

 更に、10階のWinter Gardenというのが気になってちょろっと寄ってみた。
 勿論屋内。ここで本を読める様になってまーす。ちょっと素敵でしょ?

 という事で6冊借りてきました。期限3週間で、しかも実は今けっこー忙しいのにこれ、どーするんでしょうねぇ。帰りの電車で柳美里を読み始めたんだけど…私こういうのあまり好きじゃないわ~ なので正味5冊(笑)内漫画1冊。どーにかなるべさ。

PS 昨日返した本は、ClarkのTwo Little Girls in BlueとSparksの A Walk to Rememberデス。両方とも涙々で 特にSparksの方は、プロローグで「最後に泣きますよ」って警告までしてあった。Sparksのは今まで読んだのはどれも好きデス。A Walk to Rememberは翻訳出てますネ、「奇跡を信じて」デス。この題名…直球すぎる~。Sparksの題名は物語の最後の最後に感激する様になってるのに。

 な・・・長くなった 早く練習しなさい、私。

ブログ一周年 & のだめドラマのお話。

2008年01月22日 | Weblog
 このブログに引っ越してから1年経ちました。ってただそれだけなんだけど。

 この一年で丁度100エントリー書いたようです。カテゴリーで内訳を見てみると、普通日記が一番多いけど(23件)、本業のMusic♪のカテゴリーも21件。一応真面目なブログとなっております(笑)。クラシック音楽に興味の無い方々にはつまらないでしょうが、これを読んで少し興味を持って貰えたりしたらとっても嬉しいデス ミュージシャンの知られざる生活をデスね…やっぱりあまり面白くないか 
 
 グルメとお料理がもう少し増えても良さそうなので、ちょっと頑張りたいと思います 

 いつもコメントを頂き、又コメントは残さないけど読んで下さってる皆さん、どうもありがとう もうちょっと面白く書ける様に頑張りま~す


               
  最近、日本から送ってもらったDVDを見ているんだけど、今現在、お正月の「のだめ」を見てます。千秋くん、泣きすぎ 

 この前オケで「ティル」を弾いたばかりだし、チャイコフスキーのコンチェルトも練習中だし、何かタイムリーです。 

 因みに、ヴィエラ先生役の人、本物の指揮者です。私の大学で特別講師みたいな感じで時々オケを振っていた、Zdenik Macalっていう実は凄い人。今はチェコ・フィルハーモニックの指揮者になっています。お元気そうで何よりです。一度リハーサルでバランスを崩して倒れちゃって、オケ全体が真っ青になった事もあります。ビックリした。

 指揮者コンクールでは、片平さん役の人が一番指揮(の真似)は上手かったねぇ。あんなに頻繁にジャンプしなくてもイイと思うけどw 出演したオケも、役者さんたちの指揮で「ティル」を弾くのは大変だったでしょう。

 まだ指揮者コンクールまでしか見てないんだけど、追々感想を述べたいと思いマス。それより私も練習しなきゃー!ぎゃぼーーーー!!!
 

怖いもの見たさ(?)に…のお話。

2008年01月20日 | Weblog
 寒いです 先週のあたまに、エスキモーみたいなコートのデビューしちゃいました。

 そんで今日は最低気温が-20℃。体感気温は更に10℃くらい下を行くシカゴ。ということで、本日、一体どんなモノなのか、興味本位で外へ出てみました。ニューヨークで、年に1回くらい、体感気温が-20℃になる事がありますが、それ以下は初めて。
 
 午後3時くらいで、実際の気温は-13℃、体感気温は-24℃。
 
 エスキモーみたいな長いコートを着て(顔の下半分は覆える)サングラスして(だってやたら天気は良い)、毛糸の帽子+コートの帽子を被って、スパッツも履いて出てみた。

 んで、外に出た途端に笑っちゃったネ。空気が澄み過ぎちゃってて、意味がワカンナイ()。刺す様な寒さとはこの事でしょう。所謂「しばれる」ってヤツ、北海道で。鼻だけ出ているので、その内鼻の感覚が無くなって来ました。

 と言う訳でした。流石-40℃まで耐えられるダウンコートで覆える部分は寒くないんだけど。明日から少しずつ気温が上がるので、まぁどうにかなるでしょう。今日は5分くらい歩いてスーパーに行ったんだけど、これ以上は歩きたくないな。

 
 ところで、今「しばれる」など、北海道弁確認の為にwikipediaしたところ、今まで絶対共通語だと思っていた言葉の数々が実は方言だった!
 驚きの余り、只今弟と交信中。

 例えば。
「おつゆ」(お味噌汁)
「なすび 」(「なす」のことであるが、関西方面の言葉が北海道に根付いた典型的な例)
「ちょっきり」(ぴったり/ちょうど/きっかり)

 …普通に使ってました が、弟は何故か「おつゆ」と「ちょっきり」が北海道弁だという認識はしていた様デス。私は今まで何をやっていたんだ?!

 しかも。鏡のガにアクセントが来るもんだとずーっと思っていたら違うんデスね、標準語は。 

 結構面白いので、お暇な方はWikipediaリンク見てみてね。結局何を伝えたいのか分からないブログエントリーでした

 

コンサートとレッスンとコンサートのお話。

2008年01月16日 | Music
 とうとうマーラーのコンサート♪ 実は一回目のリハーサルはクリスマスの前だった。途中休暇を挟んでいた事もあって、長いサイクルでした。今回も満員で客席の一番上まで見事に埋まっていました。

 本番はデスね、もっとOutwater氏とリハーサルして、全員が(勿論私を含めて)ちゃんとコンセプトを理解していたら完璧だっただろうな、という感じでした。ところどころ危うい所があったけど、magical momentもあって楽しかったです。「最後の最後まで、『曲の重さと重心』を感じて弾いて下さい」とリハの最後に言われてたんだけど、それは良かったかな。

 元々このコンサートは、チョン・ミュンファンが指揮の予定だったのが変わったので、オケの中にはOutwaterじゃ物足りない、と贅沢を言う人も居ましたが。いいじゃん、Outwater。まだ若いのに有名なオケは殆ど全て振ってるじゃん。

 コンサート後のお楽しみ オケ仲間とバーに行ってフローズン・ダイキリを飲みました。グラス一杯、全部飲んじゃった♪完食(?)したのは初めてでーす。おめでとう、Chewie トレーニング・オケでお酒もトレーニングされちゃってマス


 さて、今日は子供っちの練習をみるレッスンへ行って参りました。2回目。その子の先生とのレッスンのビデオを見ながら、一緒に練習してくれ、とお母様に言われてビデオを観たんだけど、Chewieはショックを受けたよ 

 アメリカ人のおばさんの先生なんだけど、めちゃめちゃ怖い! 怒鳴るわ、弓の先で子供を突付くわ こんな怖いレッスンを見たのは初めてかも。子供っちはこれに慣れちゃってるみたいで、特に怖がってる様子はないんだけど

 そのレッスンだと、先生が自分のコピーを作ろうとしてるだけで、子供に真似をさせて終わってるのです。ま、まだ11歳だし。
 だけど、もう11歳。少し頭を使って練習したら弾く事にも意味が出てくるでしょう。「先生がここは大きな音でって言ったから大きな音で弾いてる」という感じなのです。
 なので、レッスンで先生が説明していない、「何故」こう弾かなきゃいけないのか、「どう」練習したらそう弾けるか、を私が説明してあげて、それで練習させたのです。

 そしたらレッスンの後でお母様が、「そんなに説明しなくていいから、5回ずつとか繰り返し練習させてくれませんか?」と仰るのです。いえいえ、お母様、ただ繰り返し弾かせるだけなら、わざわざミュージシャンを雇わなくても誰かが「監督」すればそーいう練習は出来るでしょう。
 と、そこまでは言わなかったけど、「今whyとかhowが分かったら、後で同じ様な問題がある時に自分で解決出来る様になるし、弾く事にも意味が出てきますよ」とだけ言いました。

 私も練習に付き合うレッスンは初めてで、お母様が私に何をして欲しいのか、更に子供っちが何をして欲しいのか良く分からなくて暗中模索であります 

 その後Chicago Symphony(CSO)のコンサートへ。ベートーヴェンのピアコン1番とチャイコフスキー4番。とても良かったデス。今日の指揮は、やっぱりキャンセルしたチョン・ミュンファンに変わって、ロシアのPolianichkoさん。CSOデビューだそうですが、中々良かった。そして、CSOの金管は本当に素晴らしい チャイコフスキーは凄く向いてるわん Beethovenのピアコンも、久し振りに聞いたんだけど、やっぱり私、Beethoven様々が大好きデス!

 ところで、「CSO二軍」みたいなうちのオケのメンバーは、チケットが余っているとタダで貰えちゃうんデス。今回は、初めて1階席のチケットを貰えたの そしてまた明後日のコンサートもチケットを貰いましたうふふ。

タイ風ご飯☆のお話。

2008年01月15日 | お料理
 ブログのカテゴリー分けをし直したところ、「お料理」のエントリーが一つしかなかった事に気付きました 

 という事で、今日のランチ。タイ風ご飯デス。初挑戦だったんだけど、結構好きな味でした

 

 一人分をちゃちゃっと作る、みたいな日本のレシピをこの前両親が送ってくれて、先週はエビチリご飯に挑戦しました。実はそれがエビチリ初挑戦。豆板醤がないので、作れないと思っていたらごま油で代用出来ちゃうのね 今日のタイ風ご飯も、ナンプラーが必要なんだけど、お醤油で代用してOKって書いてあったのでやってみた。
 このレシピは、代用出来る調味料が書いてあるので、海外で調味料が手に入らなくても作れちゃいます


 はて、ランチを食べたと思ったら、もう夕ご飯のお弁当を作る時間…。なのにメニューが決まらない 今夜はチョコレートなマーラーのコンサートなのですが、土曜の6時間リハーサルと昨日(日)の変なお仕事が、肩に祟っていて困ってます ヨガやってるんだけどなぁ。トシかしらん

 昨日のお仕事は、辿り着くまでが大変で、会場の近くまで行くバス・電車がナイので結構歩く羽目になったのね。一緒に行った友人Lは、自分では全く行き方を調べないで私に頼りっ放しで、仕舞には「こんなに歩くなんて信じられない」って私に当たってきたんデスよぉ。私のせいじゃないってば 
 ついでに、私が調べてあげた電車の時間になって「ねぇー絶対その電車に間に合わないわ~どうしよう?」って電話 してくるの、止めてくれませんか こゆ人と一緒にお仕事に行くのは足手まといになるんだけど…このお仕事をくれたのが彼女だから仕方がない

一回ずつの大切さのお話。

2008年01月13日 | Music
今日もマーラー。最後のリハでした。3時間のリハーサルx2コマ。これを乗り切る為に、ねおこちゃんに教えてもらったクッキーを焼きました オケの友達も喜んでくれて良かった それからオケの友達とディナー@Chewieの と言ってもパスタだけですが。夜一人でボーっとするより断然楽しかったデス
 
 リハーサルの一本目はホールで。なんだか上手く行かなくて心配になってきた あのホールの音響は素晴らしいけど、実は座る場所によっては良く聞こえない場所もある。今回のChewieの席は最悪デス。自分のセクションが聞こえな~い! 聞こえるのは隣のの音ばかり
 Outwater氏のやろうとしている事は分かるし、説明も分かるんだけど、そう弾くのがとても難しくて。マーラーって、奥が深い! チョコレートだけでは語れないのです(一つ前のブログ参照)。

 後半はスタジオで通し。今度は全部の音がバランス良く聞こえる。凄く良いマーラーが出来ました 良く、最終楽章に入る前に「もうすぐ終わっちゃう!」ってChewieは悲しくなります。今日も、もっとこのメンバーでマーラーを弾きたい!!と思い、まだコンサートが終わった訳ではないのに悲しくなっちゃった

 そこで思った。音楽って、その場限りのモノなのです(今頃何言ってるの…だけど改めて思ったの)。レコーディングしてもいいけど、演奏の側からすると、演奏中と後で聞くのでは全くテンションが違います。そして、同じメンバーで同じ指揮者で同じ曲を2回弾いても、絶対同じにはならない。昔、お習字の先生が良くおっしゃっていたけど、人は二度と同じ字を書けないのだそうです。
 
 つまりね、一回一回大事にしないといけないなぁと今日改めて思った訳です。例えば、Outwater氏と弾けるのは(今シーズンは)月曜のリハとコンサートだけ。寂しいよん 折角マーラーがチョコレートだとか教えてもらったのに、他の指揮者と弾いても舌鼓は打てないでしょ?(笑…勿論他の事もたくさん教えて頂きました。テンポを変えるのに、オケ全体に「核となる重さ」が必要な事、どうやってそれを作るか etc)

 昔、Pamela Frankというヴァイオリニストのレッスンを受けた時に、「いつも、これが人生最後の演奏と思って弾きなさい」と言われました。9・11の後だったので「いつテロが起きるか分からないでしょう!」って(笑)。
 それは兎も角、いつもそういう心構えじゃないといけないんじゃないかしらん。手の故障で弾けなくなってしまったPamだから余計に、「弾けるっていう事に感謝しなさい、いつ弾けなくなっても後悔しない様な演奏をしなさい」って事だったんですけど。

 この「一度だけのhappening」を聴きにですね、皆さん是非、コンサートへ足を運んで頂いて、クラシック音楽の本来の姿である生演奏をお聴き頂きたいと思います。CDもいいけどネ。ロボットの弾くヴァイオリンなんてもっての外。結局宣伝デシタ

スウィーツとマーラーのお話。

2008年01月11日 | Music
 今日からオケは、客演指揮者とリハーサル 3日前までうちの常任がネチネチと(「のだめ」の千秋様よりネチネチです。ネチネチ大好きのChewieのリハーサルもネチネチです)、でもやたら速いテンポで準備リハーサルをしてくれたんだけど、そろそろゲストのEdwin Outwater氏とリハーサルしてもいい頃だよねー、と皆思っていた。

 Outwater氏は、うちのオケのハロウィンコンサートを指揮した人で、その時ちょこっと弾いたマーラー5番がとても良かったので今回のマーラー1番を楽しみにしてました。

 頭から、まずは管楽器の音が全然違う。オケ全体にエネルギーが戻ってきた感じ そして、マーラーのキャラクターをどんどん形にしていってくれました。「これはウィーンの音楽なんだよ。ヨーロッパの指揮者はアメリカでウィンナーワルツを振りたがらないんです、何故かと言うと奇麗(clean)過ぎるから。あなた達も奇麗過ぎるよ」と。

 「ここはね、ウィーンのチョコレートとか、ホイップクリームとか、そういう感じの所だから(と歌ってチョコレートで舌鼓を打つ真似)こう弾いてね。(ウィーンと言えばこの人、の)シュトラウスが『ホイップクリーム』って曲を書いたの知ってる?」と、2楽章のトリオで言われました。 
 そう言われたら、Chewieはザッハトルテが思い浮かび、弾きながら常にヨダレが出そうな状態でした。「甘い物を食べるとキムタク3人に囲まれている様な幸せな気分になる」とこの前お会いしたSさんが科学的事実として教えてくれましたが、マーラーで、「キムタク3人に囲まれている様な幸福感」を味わえちゃいました。ホントです。
 (と言っても、隣はこの前書いた困ったチャンで、見た目もなんですけど。)

 そして、流石ヴァイオリニストのOutwater氏は弦楽器に対する指示がとても良い 表現力豊かな弾き方とか今まで全然知らなかった弾き方を教えてくれました。それにしてもオイシイ...chocolatieなマーラーですなぁ

 
 Outwater氏は色んな事を言葉で説明してくれます。その辺もアメリカ人らしい。ヨーロッパの指揮者が英語でリハーサル(イギリス人を除く)となると、英語はペラペラでもそんなに喋りません。ネイティブの英語は論理立てて喋るモノの様デス。

 
 あぁ~~ザッハトルテ、本当に食べたくなってきた・・・・・・・・・・
  今、夜中の1時前だけど、もう一回マーラーのあの部分を弾くのでもいいから、味わいたいわん


 関係ないけど、今日から教え始めました 教える、というより子供っちの練習に付き合う、practice buddyってヤツです。これはChewieは初めてなので、お母様のご希望に添って頑張りたいと思います。11歳のとてもtalentedな女の子の練習なんだけど、ナンと週に2、3回! この子供っち凄いなぁ。

ハート型のから揚げのお話。

2008年01月09日 | お料理
 偶然ですが。

 

 真ん中のね、ハート型だったのね 

 今日はお休みだったので、ゆっくり「ざんぎ」(から揚げの事)サラダでも作ろうと思って。これは良く作ります。お友達が来るとこれデス。なので、例えばねおこちゃんは食べた事があります。これは、片栗粉で揚げるので、Chewieは片栗粉は必需品。でも近所では手に入らないので、クリスマスにコネチカットで2袋買って参りました。

 しかし、折角ハート型とか言っても、食べるのはわたくし一人。ホームビデオ大賞みたいな番組を見て、大笑いしながらから揚げサラダを食べました。

 
 ついでに、1週間前に、シカゴの図書館デビューしました。うふふ。なんと、シカゴ図書館の中心となる、Harold Washington Libraryは、世界最大の公共の図書館だそうで、建てるのに70年も掛かったそうな。9階建てで、どういう訳か音楽の練習室まであります 探したら日本語の本も結構あって、この前4冊借りてきました で、読み終わったので、今日は家の近くの図書館へ返しに行き、ついでに借りてきました。が、ここは小さい図書館なので、あんまりいい物は無かった。そして、何故か95%の本がハードカバー どーして??