やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

シカゴの色々(写真付き)のお話。

2007年08月29日 | Chicago!
 昨日荷物が届いたので、荷解きを開始! お気に入りの靴とか服とか出来てたら、俄然エキサイトしちゃって昨日は物凄い勢いで荷解き 流石に疲れた… 今日はゆっくりやります…。(注:これらお気に入りは、キャンプに持って行かなかったので、2ヶ月ちょっと振りの再会

 で、デジカメのケーブルが出てきたので今日は写真をしまーす。

 まずは、今泊まらせて貰ってる友達の家のある街から見たシカゴ。
 
 なんだか良く分からないよねすいません。 

 次。私の家の近所。

 私の家はこんな素敵なトコじゃないけど、ちょっと歩くとやや郊外型な家が建ち並んでてカワイイ どことは書かないけど、とあるヨーロッパ系の移民が多い地域デス。で、ちょっとヨーロッパ風の家が多いかな。大きくなったら()あんな家に住みたいわ 今まで住んでた東海岸の、大きな家が建ち並んでるのも大好きだけど、ここは何かこじんまりした感じ。ま、シカゴ市内だし、大都会の住宅街ってトコなのかしらん。超郊外型人間のChewieは、大都市のど真中より、こーいう方が好きデス

 次ー。シカゴ中心部。ループと言います。まずはこれ! 
 シカゴって言ったらやっぱコレでしょう。Chicago Theatre。わーい、やっと見られた~
 
 ループ内には、「プラザアート」なるものが。屋外に巨匠のアート作品がドカンと置いてあるのだ。建物もユニークな物が多くて、ちょっと歩くだけで色んなタイプの建物を見られます。

 こちら、デュブュッフェの「起立した野獣へのモニュメント」in front of James Thompson Center
 なんだか良く分からないけど、なんだか感動しちゃった、という作品であります。それより後ろの建物が面白いの~~。が、広角レンズのカメラでも収まりきらない程大きかったので、全体の写真はありません。Thompson Centerのリンクを見てください。

 ちょっと歩いたら今度はピカソ、「無題」。  はぁ、この作品、40周年なんですね?その帽子、無い方がいいと思うんだけど。見方によっては、色々違う物に見えてくるんだけど、私の第一印象はマントヒヒwith変な帽子。帽子がなかったら、「女の人に見える」ってアイディアも分かりますが…。

 その向かいはミロ。「ミロのシカゴ」っていう作品。 ちょっとかわいい。他の作品に比べて規模が小さいんだけど、頭にフォークを載せたお嬢さん、お疲れ様デス。

 ちょっと歩いて今度はシャガールの「四季」。私はこれが一番好き~
  
 タイルのモザイクなんだけど、ガイドブックによると、「ガラス、大理石、花崗岩などのモザイクは、実際に人間の手によって細かく砕かれている」(地球の歩き方)そうです。カラフルでいいでしょ? シャガールらしく、ミュージシャンも一人、二人ちゃんと居ましたよん。

 もうちょっと南に歩いたらカルダー作の「フラミンゴ」。大きいデス。
 重さ50トン、高さ53フィート(約16メートル)だって。


 色々面白い物が屋外にあるシカゴですが、この前、両親も一緒に行ったミレニアム・パークのお写真。
 今の所、Chewieのシカゴ・ナンバー1はこれ。Jelly Bean。2月に来た時もここの写真、ブログに載せました。あぁかわいい ん…かわいい…のかしらん? 

 さて、このBeanの空洞部分に入れちゃうんです。という訳で行ってみた。 一番てっぺんは、普通に映るんだけど、とっても遠くに見える。ちょっと混乱

 ミレニアムパークの別の見所。
  
 クラウン・ファウンテンって言うらしい。写真はないけど、この口から噴水が出てる時にですね、その辺に居た坊やが傘をさしたまま噴水に突進。はぁ~楽しそう。私も20歳若かったらやってるな。

 まだあります。今日のブログは長いのだ。
 パビリオンと芝生席。ガイドブックで見るより、本物を見た方が感激します。という訳で皆さん、遊びに来てクダサイ
 
 最後に、オーケストラホール。

 
 と、今の所こんな感じです。皆さんもシカゴに来て見たくなったでしょう?(笑)今度、ねおこちゃんが来たら(そうよーねおこちゃん、来る事になってるのよー)建築ツアーにも参加してみたいと思ってます。あれ、ねおこちゃんは建築ツアーは参加済みなのだろうか? 

シカゴ到着~のお話。

2007年08月26日 | Chicago!
 なんとかシカゴへやってきました。あぁ大変だった! ここ2週間、ばよりんも触ってません。今日は2週間ぶりにのんびり&ばよりんの練習しようと思ってます。

先週、家探しのためにシカゴへ来て、キャンプのお友達の家に泊まらせてもらいました。1日目に2軒見せてもらって、2軒目が気に入ったので、すぐに契約。その手続きがとっても大変だったんだけど、なんとか無事に(ほぼ全部)終わりました。で、一度戻って荷造り→お引越し。今回は両親共に手伝ってくれたので、大変助かりました。で、昨日シカゴへ来ました。荷物が届くまで、またお友達の家に泊まらせてもらってます。感謝感謝。が、お友達ご本人はまだしばらく実家に居るので、私はハッキリ言って暇! 退屈! 誰か遊びに来て~

 実は一昨日から台風が来ていて、飛行機が飛ぶのか、シカゴに着いてからどうなるのか(停電してるかも!)心配だったんだけど、お友達の家のある街は何の被害もなく、建物や木が破壊された跡もありませぬ。あぁヨカッタ! シカゴ中心部は凄い事になってるみたいなので、まだ足を運んでません。あ、でも昨日、空港からの電車から見た限りでは大した事なかったなぁ。

 さて、Chewieの新居! (シカゴの新聞のウェブサイト、台風情報によると、このアパートの建物は「ダメージ」だそうなだから、まだ今回来てから一度も足を運んでない)

 studioっていう一部屋タイプの物件。でもstudioなのに、フルキッチンが付いてて、しかもバスルーム、及びクローゼットのセクションはドアが付いてます。結構広い。もしこれをNYで借りるとしたら…いくらなんだろうか。実は、今まで住んでた家の私のベッドルームよりも広くて、まぁここにダイニングセットとか入れるから広くなきゃ困るんだけどね、でもこれから家具を揃えて~、インテリアを考えて~と、楽しいplanningをしてます。うふふふ。

 シカゴの街は、そりゃNYに比べたら小さい小さい。だけど、大都市なのにキレイで、色んな人が居ます。人の歩く速さはNYよりも遅くて、でも日本よりは速い。そんな感じデス。シカゴの速さに慣れたら日本でゆっくり歩いてイライラする事もなくなるかしらん(笑)。 まだダウンタウンにあまり行ってないし、毎回同じエリアにしか用がないから、まだ行ってないエリアもたくさんあるんだけど、少しずつ探検していこうと思ってマス。

 中心部への行き帰り、必ずChicago Cubs(野球チーム)の球場を通るんデス。カブスはめっちゃ弱いチームで、ここ1世紀、ずっと優勝していないのだ。だけど地元に熱烈ファンがたーくさんいて、ゲームのある日は(大体昼間なんだけど)カブスのTシャツを着た人たちが球場付近にぞろぞろと集まってくるの。全然今まで野球に興味無かったけど、一度ゲーム中に球場の横を電車で通って、突然カブスを観に行きたくなった。だけど、チケットを取るのは至難の業なんだって。

 先週、家探しの後、シカゴの「プラザアート」なるものを観に行きました。街中がギャラリーみたいなモノで、シカゴ中心部にピカソやミロやシャガールの作品が屋外に設置されているのだ。シャガールは中々素敵だった。写真は、カメラのケーブルが荷物から出てきてからUPしまーす。

 他にシカゴでした事。
マクドナルド50周年記念店にてランチ。マクドナルドはシカゴ生まれなんだって。何年か前に、マクドナルドが50周年を迎えた時に、シカゴに記念店を建ててしまった。食べ物は普通のマックと同じなんだけど、お店のディスプレイがちょっと面白い。50年代~00年代の、流行った物の展示、大きな事件のパネルがあるのです。50年前のマックの紙コップや袋などなども飾ってあるんだけど、今と全然違うんだよね。

Magnicefent Mile へちょっと足を踏み入れる。シカゴの「五番街」みたいな物です。NYよりも高層ビルに囲まれてる感じがして、ちょっと雰囲気が違うんだけど、結構面白いエリアかも。

シカゴ美術館へもう一度。先週両親も来た時に美術館へ行きました。私は2月末にオケストラのオーディションの後行ってるんだけど、その時は見られなかった物も今回はありました。やっぱりミニチュアルームが最高

*ミレニアムパーク:今度写真を載せまーす。

 と、いう訳でシカゴからでした。ほんっとに誰か、遊びに来てねん。


 

 

キャンプのお話 ~miscellaneous編 「箒のメニスカス」~

2007年08月17日 | キャンプ
 今日はシカゴで暇してるので、まとめてブログUPしちゃいます。キャンプの小話をいくつか。

① 何かと問題を起こし続けたMitchellくん(10歳)。とある日は、他の男の子たちと喧嘩して、関わった子たち全員でディレクターに呼び出され、何が起こったのか、作文を書かされました。全部で4人の子供の作文を先生たちで読んだら…
「Mitchellが剃刀の刃を持ってEthanに襲い掛かり(!!!)、それを防ごうとしたEthanはそこにあった箒のmeniscusでMitchellに襲い掛かった」

え、箒のmeniscus?! 箒の表面張力?! 大爆笑! 

 それ以来、meniscusが先生達の間で流行り…
a) 箒を持ったPeterが「箒のmeniscus!! 」と、箒の掃く方でJamesに突進。Jamesは「違う、箒のmeniscusは逆側だー!」と逆側のmeniscusで応戦。
b) meniscusの本当の意味の「表面張力」に、お食事の度に挑戦するJennifer。お水が欲しいという先生に、表面張力が見えるまで水を注ぎ、その度に「meniscus」と繰り返す。
c) 他のmeniscusも登場。こうなったら何でもアリ。

② 前述のMitchellくんは、先生やカウンセラーたちの「オトナの恋愛事情」に詳しい、と自分で言い、可笑しな空想をしていた様です。先生たちの恋愛事情としては、「JenniferとJamesは付き合ってる。DylanはChristinaが好きだけど、彼女はレズビアン。Chewieは女の子が好き」。
あぁ~~全部ハズレ! JamesはゲイでJenniferと付き合ってません。Dylanは彼女がNYに居て、Christinaも私もレズビアンじゃありません。
 
③ 17歳のMarkくん。ADDを持っているので、彼のサックスの先生、Dylanが彼のカウンセラーに「Markの事で何か知っておかなきゃいけない事はある?」と聞いたら、「彼は突然やって来ては『Mの形!』って言って、指でMの形を作るんだけど(小文字のmを人差し指、中指、薬指で作る。「三」って形を作って、それを逆さまにして出来上がり)…まぁ取り合わなくていいです」と。

 案の定Dylanは初対面で「Mの形!」の挨拶をされ、「Yes」と答えたそうな

 その話を聞いて、一度でいいから「Mの形」を見たかったんだけど、チャンスが無く、仕方ないのでDylanと私の挨拶が「Mの形」になった。当然、Dylanと私の写真は、Mの形のポーズしてます。

 ある日、DylanはMarkとすれ違った時に、自分から「Mの形」をして見せたら、少し考えてMarkは大文字のMを両手で作る事に成功。レベル2です。ここで説明するのも馬鹿らしいので、「Mの形・レベル2」の作り方は自分で考えて下さい。・・・と思ったら、Dylanのレベル2の写真があるので、載せてしまいましょう。Dylanはかわいいので、皆のeye candyでした


④ 先生二人のキャバレーデュオ、James and Coleが今年も大活躍。

 えと、この二人は弾き語り&ハモりが得意で、今年の彼らのテーマソングはChildren
♪”Children, the apple of my eye, Children, you make me want to cry. Children, oh how I love to die. Oh Children, you make me want to die".
これをデスね、私は室内楽のレッスンが終わる度に聞きたくて、ColeかJamesを探し、「歌って歌って!!」。Children, you make me want to cry/die! なんて、何てピッタリなんでしょう。

⑤ 去年は7週間で650枚くらいの写真を撮った私。今年は、冬に新しいデジカメを購入し、その時に「キャンプのコンサートホールでもズームでいい写真が撮れるように」デジタルズームが15倍のカメラを買ったのデス。その結果、全部で1500枚くらい撮りました。コーラスとミュージカルのオフィシャルカメラマンだったってのもあるけど、画素数も高いので、パソコンが一気に重くなってしまった
 そんで何人かの先生にヘッドショット(プロモーション用写真)を撮って、って頼まれてたんだけど、中々時間が合わず、最後の夜にバーで写真を撮る羽目に。酔っ払ってるので、全然使えませーん
 
⑥ お別れで私は一度泣いてしまいました しかも、それが何故か先生とのお別れじゃなくて、生徒! 前にブログにも書いた、Miriamっていう子ですが、良く成長してくれたな、っていうのがあって、お別れのハグした時に私が先に泣き出しちゃったのです。厳しい事を言ってしまった、ってまだ私も心のどこかで引っ掛かってたのかな? お陰で、言いたいこともちゃんと言えずにお別れとなってしまった 色んな子供達が、”Chewie, you are awesome! 来年も帰って来てね!"って言ってくれました。感涙。ちょっと厳しく教えちゃったかな、って子のお母様に「実は、うちの子、Chewieに習ってから、地元の先生をもっとキビシイ先生に変えなきゃダメかもしれない、って思い始めてる。きっかけを与えてくれて、どうもありがとう」と言われました。それならいいけど…ホントに厳しすぎたかも~って心配してたのです。

 帰るためにパッキングしてた時は本当に哀しくて、私の部屋に遊びに来てくれた先生達とも普通に話が出来ず…。実際にお別れする時は泣きそうになってたので、Jenniferが「この辺で止めないと、Chewieは泣いちゃう」ってみんなと私を引き離す作戦に出ました。お陰で泣かなかったし、皆にはまた直ぐに会えそうな気がします。実は今、シカゴで、ミュージカルのキャプテンの家に泊まらせてもらってます。ご本人は実家に帰ってて居ないんだけど、9月には再会出来るので楽しみにしてます。7週間毎日毎日顔を合わせていた皆と突然会わなくなるって、変な感じ。


キャンプのお話 ~ストレス発散法とfriendship編~

2007年08月17日 | キャンプ
 土曜日にキャンプが無事に終了し、日曜の午後、泣く泣く家に戻りました。そして今、シカゴに居ます。蒸し暑いデス。
 
 キャンプを振り返って、今年のハイライトを挙げてみましょう。まず思い浮かぶのが、去年もそうだったけど、先生・スタッフ同士のfriendship。皆で協力し合って、最後まで行けたんです。
 そして、いくらキャンプが好き、教えるのが好き、子供が好き、と言っても、やっぱり上手く行かない時があって、子供の態度だったり、能力だったり、キャンプ全体のフィロソフィーだったり、そういうモノにストレスを覚える事が皆あったのね。でも、毎日三食、他の先生たちと一緒に食べて、その時に色んな話をする事が出来て、それだけでもストレス発散になりました。「今日誰々のレッスンがあったんだけど、また練習不足で!」とか、「今日のリハーサルで誰々の態度が悪かった! 」とか。

 さて、先生たちの本当のストレス発散法について。レッスンや授業のプランを立てなきゃいけないから、実際に教えた後も忙しいんだけど、夜、よく皆でUNOで遊んだの。1ゲームに平均1時間も掛けて大熱戦を繰り広げていたのです。忙しいとUNO出来なくて、そういう日が続くと、UNO禁断症状になり、終いにはUNOをセラピーと呼ぶように。

 そもそも1ゲームに1時間も掛かった理由は、誰かが残り3,4枚になると、「○○が残り3枚デス!!!」と通報()があり、皆結束してその人を勝たせない様にするの。「reverseして!」とか「色変えて!」とか。もちろん、何色にして欲しい、までは言えないから、残りはmind reading。そして、勝ちそうな人の残りのカードを読むmind readingも。

 そして残り2枚でWildを使う時、わざと手持ちのカードと違う色を設定します。最初にやったのは他でもない私。「日本人のreversed psychology」(逆転心理?)と呼ばれ、少しずつ皆の間に浸透していったんだけど、お陰であまり使えないテクニックになってしまった

 そんで、Reverse, Draw Two, Wild などのカードを連続して使うと、we would start calling him/her names(悪い言葉で呼ぶ)。それはそれは凄かった。キャンプではそーゆう言葉を使っちゃいけないんだけど、先生達が住む家ではいいじゃ~んと。Chewieはそーゆう言葉は使わないし、誰も私がそーゆう事を言うとは思ってないから、期待されてなかったんだけど、ある日、他のスタッフメンバーに「彼はそーいうカードをよく使うから、最初はlittle f---erからスタートしたんだけど、段々エスカレートして、後でreal f---erになっちゃったんだよー」って言ったらreal f---erご本人が「Chewie!!」と泣きそうな顔になったので止めてあげました。はっはっは。

 そして私達の合言葉となったのが、”Green, B----es!”。Wildカードで緑色に変えた時にギターの先生が言った言葉。(これは私も、緑に変えたときに一度言ってみた。そしたら皆大爆笑。ウケすぎだって!)
私達は、何でも緑色を見ると、Green, B----es!と心の中で叫ばずに居られなくなりました。

 ま、皆で大騒ぎして、昼間のイヤだった事とか、ストレスの溜まる生徒の事とか忘れて、無邪気にお互いを罵りあい(!)、でも本気で怒ってる訳じゃないからカワイイもんです。キャンプを去る時に、オンラインでヴァーチャルUNOを出来ないか、と先生達で話し合いました。離れていてもインターネットでゲームしたい、と。誰か情報を知ってたら教えてくださーい。ゲーム中にGreen, B----es!とかメッセージを書き込めないとUNOじゃないんだけど。

 と。こんなに楽しくUNOやってたんだけど、最後の週は出来なかった! 何をしてたかというと、ミュージカルの舞台セットのペイントをしてたの。後半のミュージカルは”Hello Dolly!”。場面がコロコロ変わるので、舞台セットも多くて大変。なのに担当スタッフが足りない、担当スタッフ全員でペイント出来る日がない! という事で、キャンプのone of my bestfriendであるミュージカルの先生が一人でペイントしなきゃいけなくなった。大変過ぎるじゃーん!って事で、私と他の2、3人のセンセイたちでお手伝い。担当のセンセイをキャプテンと呼び、皆でHello Dolly!の航海へ。割と興味本位で手伝ってた先生が、もう一人と言い争いになり、キャプテンがハシゴに昇って仲裁に入る場面も。海賊っぽい。Arrrgh!!!

 段々ペイントに慣れてきたChewieは一番細かい所を任せられる様になりました。実は左手でも、右手と同じ様にペイント出来る私。はみ出さないで丸とかやたら細い所とか塗れたので「信じられない!やっぱChewieは日本人なんだねー」って言われた。何だと思ってるんだー!? 「そこここにJapanese tasteが盛り込まれた」舞台セットとなりました(海賊船Hello Dolly!クルー談)。そして「日本人らしく(他のクルー談)」黙々とお仕事しました。一番うるさかった先生が帰った後は3人で静か~にペイントして、これがpeacefulで、UNOとは違う意味でセラピーになった。これが2日間。二日とも夜中の1時過ぎまでペイントして、大変だったけど楽しかった! 
 調子に乗った私は「キャプテン!あっしは新たな自分の才能を発見してしまっただよ!」と。冗談デス。

 ミュージカルその物の出来(子供達の出来)が芳しくなかったので、キャプテン・副キャプテンのストレスレベルが毎日上昇。ドレスリハーサルの後は、「ストレスレベル・赤」になり、普通に会話も出来ない位になっちゃった 見てられなかったので、小道具のお買い物を引き受けました。ロブスターの人形(ぬいぐるみじゃなくて、なるべく本物らしいもの)を探してるって言うの。流石にロブスターで有名なメイン州とは言え、そんな物は中々見つからず、2日間掛け、7軒目のお店にてやっとロブスターに遭遇。「あぁぁぁぁぁこれだ~~~~~~!!!!」と叫び、しかも私、やたら嬉しそうに見えたみたいで、お店の人が「一体何に使うの?!」ってビックリしてた。同時に探していた白いYシャツも、同じ日に何とか揃える事が出来て、ショーに間に合わせました。

余談:小道具をpropと呼び(propertyの略だって)、立ち位置・動き方をblockingと呼ぶ、という英語の業界用語も覚えました。ventingしながらイチイチ「blockingって分かる?」って確認してくれたキャプテン、ありがとう。何しろ私、日本人だから! 

 そんで私の最後のお仕事。ミュージカルのカメラマン今回は一列目・ど真ん中の席を予約してもらいました。全部で260枚くらい撮り、結構イイのがたくさんあります。ちょっと公開。
   

 最後に自分のペイントしたセットの写真も撮って、キャプテンとクルーとセットの前で記念撮影。

因みに、よく見えないと思うけど、キャプテンが手にしているのは、私が買ってきたロブスターon a silver trayです。Chewieが一番念入りにやったのが、白とピンクのストライプ。丸も全部私の担当デス。えっへん

 実は去年、キャプテンは「他の人にヘルプを求めて、たくさん説明するより、自分で全部やった方が速い」って考えてて、私達は滅多にお手伝い出来なかったんだけど、「先生達、皆でミュージカル・スタッフを助けたい」って事を分かって欲しくて、今回お手伝いをオファーしたってのもあります。

  こんな形で私はミュージカルをお手伝い出来たんだけど、私自身も色んなスタッフメンバーに協力してもらって最後までお仕事出来ました。皆それぞれ、特異な生徒が居たり、忙し過ぎたり、他の人のヘルプが無いと出来ない事がたくさんあったり。そんな時、皆物凄く協力的なの。Noって言われた記憶がない。そして、"venting"(ストレスとか感情の捌け口)が必要な時、必ず誰かが話を聞いてくれました。アリガトウ こういう子供の音楽キャンプに来て教えようって思う人の集まりだから、皆、教える事に対する熱意や態度とかが似てるし、いい先生たちでもあります。夏にこういう場で出会えてChewieはホントに幸せモノであります

 写真は、最後の日に、キャンパス内の湖にsunsetを見に行った時のものです。



キャンプのお話 ~お楽しみ編②~

2007年08月07日 | キャンプ
 怒涛のキャンプ後半戦。そもそも、前半より4日間短いため、お休みの日が少ないんだわちょっと大変。

 でも、後半が始まって一週間後は、2連休でした という訳で、先生達でお出掛けしよう!と、そこまでは良いんだけど、中々どこに行くか決まらない。

 結局一日目はビーチへ行く事にし、その日は5人で出発。最初にたどり着いたのがこちら。
 
 「ビーチを探してるんだけど」って地元の人に聞いて、教えてもらったのがここなんだけど、海は見えるが、砂浜にたどり着けない 結局、ここのパークには砂浜は無い、という結論に至り、地元の人に他のビーチへの行き方を聞きました。でも、きれいなパークで、何となく札幌っぽい。

 そして、遂に本物のビーチに到着! 

 まだ水は冷たかったけど、男の子3人とも海に飛び込み、私とJenniferは足だけ水に浸かって鑑賞(?!)。途中でランダムにやってきた男の子(6歳くらい)が一緒になって遊ぶシーンもあり、楽しませていただきました。 
 
 それからポートランド中心部へ移動、ディナータイムデス。ここでもう一人合流し、シーフードレストランへ。去年も私はここに来たんだけど、シーフードチャウダーが最高なの。という訳で、他の皆にもお薦めし、チャウダーとお魚フライのハンバーガーを食べました

 そして、夜はSimpsons Movie! 実は私、今までSimpsonsはTVで観た事が無くて、ホントに面白いのか疑問だったんだけど、始めから最後まで、皆でずーっと笑ってました 行ってヨカッタ!

 
 オフ2日目。ハイキング・トリップ、4名様。行き先①は、半マイルくらいのハイクで滝を目指すコース。あまり険しい道ではなかったので、ラクラク、滝に到着。
  
 
 その次に行ったハイキングコースは、途中の滝まで行って戻るまで2時間半のコース、って書いてあって、「そんなに掛かるわけないじゃ~ん」と楽観的にスタートしたものの…

 何だこれは?!  

 やったら険しい山道に、上昇する気温 私達初心者なんデスよぉ~ 1つ目のハイキングコースでは、仲良く4人でオハナシしながら歩いてたんだけど、2つ目は2人ずつに分かれちゃって、私は遅い方のグループ。段々会話の少なくなり、沈黙のまま登り続け…awkwaaaaarrrrrrd!!! だって、後半から来た新しい先生で、まだあまりお互いを知らないんだもーん。

 1時間以上歩いてたどり着いた、途中の滝。出発地点から2マイル。これより更に2マイル行けば、山の頂上だって言うんだけど、もうきっついデス滝で一休みしつつ、やっと見えたmountain viewに癒され、4人でしばらく座ってました。


 更に2マイル登るか、もう山を降りるか、話し合いの結果、時間も時間だから、山を降りる事にしました。帰りはまぁラクだったけど、何せ急勾配だから、結構大変。でも、登りよりも会話が増え、楽しくハイキング。
 出発地点に戻ったら、ピッタリ2時間半のハイクでした。甘く見ちゃイケマセンね。

 ディナーをレストランで食べ、キャンプに戻り、夜は2日間のオフでボストンなどへ行ってきた他の先生達とreunite。1、2日ちょっと会わなかっただけなんだけど、お互い We missed you!でした。

 キャンプは残り6日間そろそろ家に戻りたいと思う半面、また皆としばらく会えなくなるのが淋しいです。今日は実は最後のオフなんだけど、残念ながら雨降り。午後、皆でNew HampshireのNorth Conwayっていう小さな街に行く予定。

キャンプのお話 ~後半戦!~

2007年08月01日 | キャンプ
やけに忙しかったキャンプ前半も終わり、後半に突入。毎年そうなんだけど、後半はキャンパーの数がグッと減ります。そして、何故か後半は弦楽器のキャンパーのレベルが突然下がります

 今年も同じく…初日のオーディションで弦楽器の先生たちで沈み込んじゃいました
 そして、更に困ったのが、前半から来ている3人のばよりにすと達。その内2人は結構自己顕示欲が強く、オーケストラの席順に文句を言い、前半から来ている人たちは、オーディション無し、ってキャンプ・ディレクターが決めたのに、「やり直せーー!!!」と殴りこみに来ました。しかもデスよ、泣き落とし作戦にまで出たんですよ、この子達。

 殴りこみに襲われ、可愛がっていた自分の生徒に散々文句を言われ、しかも泣かれたChewieが「もうヤダーー」と言っていたら、もう一人のばよりんの先生、Jeffが「ブラインド・オーディションにします!!!」、弦楽器のリーダーのチェロの先生、Richardが「僕もじゃぁオーディションのジャッジやる」と。

 それから、前半から来ているMiriamちゃん、ばよりにすと(殴りこみの一人)。高校生でCIT(counselor in training)なのに、来年カウンセラーに推薦できません! ってくらい、大人気ないのです。リハーサル中はお喋り、レッスン・リハーサルには必ず遅刻などなど。その子がミュージカルをとるか、スタッフ・オーケストラをとるか(両方とも同じ時間にリハーサルがある)で悩み、でもミュージカル側もスタッフ・オケ側(Chewie)も、この子の態度には手を焼いているので、どちらもホントは欲しくない、と。

 でも、どちらかには入るので、ミュージカル側と私とで、Miriamと話し合いました。「スタッフオケで弾きたいなら、一週間トライアル期間をあげるから、絶対に遅刻しない、リハーサル中はお喋りしない、ちゃんと集中する、練習する、この4つを守って欲しい」と話しました。ミュージカル側から「主役はあげられないけど、この役をあげる」と言われ、私から色々条件を言い渡され、一気に色んな事を言われて、overwhelmだったんでしょう、Miriamちゃんは泣き出しました 

 あーあ。Chewieはその一日で2人もキャンパーを泣かせちゃったよ 「これで、MiriamもJulia(前述、泣き落とし第一号)も、私の事嫌いになっちゃうー!」と、ミュージカル側代表にこぼしたら「絶対Chewieのコトを嫌いになんてならないから大丈夫。高校生くらいの子は、オトナとして扱って欲しいから、今のChewieの言い方で良かったんだよ。あの子達が、約束を守って成長して、その時ちゃんと誉めてあげれば大丈夫。あの子達を信じてあげて」と言われました。キャンプディレクターも、軽く冗談で笑い飛ばし、「2人しか泣かせてないの?!一日5人がノルマよ!!」と。

 結局、Miriamちゃんはスタッフオケを選び、その日から彼女の態度がガラっと変わりました。キャンパーオケのリハーサルやsectionalでは率先して子供達を静かにさせ、椅子や譜面台のセットアップを手伝ってくれ、質問がある時はちゃんと指揮者や私のタイミングを伺ってから質問する様になりました! ビックリ。私としては、コトある毎にありがとう、とか、「今日のリハーサルで指揮者がMiriamの事誉めてたよ」とかちゃんと伝える様にしました。キャンプが終わる時にちゃんと、彼女を誉めてあげなきゃ。そして、カウンセラーに推薦してあげようと思ってます

 私のスケジュールが出来上がってみれば、何故か前半と同じくらい忙しいんだけど、まぁいいや。全体的にレベルが低いのは仕方ない。そして、私の教えてるばよりんの子9人だけのViolin Choirを、またまた今期もキャンパーコンサートに出品しました。

 今回は、バッハのコラール。簡単なんだけど、小さい子達が居るので、この曲に。大きい子たちを小さい子と組ませて、パート訳はバッチリです。本番は皆楽しそうに弾いてたから良かった

 さて、キャンプものこり2週間。後半最初の1週間は、ヤケに優しく、自分でも気持ち悪くなるくらい猫なで声で教えてたんだけど、もう甘い事は言ってられない、あと2週間じゃ仕上がらないってばー!しかも子供達が段々out of controlになってきた 今日は特に午前中の授業がどれも凄かったので、ランチタイムに他の先生にセラピーをしてもらいました。「私自身もコントロールを失ってきたーーーー」と、自分も他の先生も良く意味が分からない事を話し合いました。

 
 写真は、私の教えてるスタジオから見える夕焼け。この日はとてもpeacefulだった。