建築会社決定

先週の記事＜見積アップ＞でお伝えしていました園舎改修工事の建築会社選定の続きです。
「一社に決定するのは難しい…」と書いていましたが、決めないわけにはいきません。
競争入札のように一円でも安い入札の会社にということで、最安値の建築会社に決めれば済むことなんですが
安けりゃいいのか？、これから始めようとする工事の品質に不安はないのか…と考えるのはどなたでも同じこと。

あまり聞きなれない名前だと思いますが、見積書の項目には「現場管理費」と「一般管理費」と云う名前で諸経費が計上されます。
で、この二つの項目の違いは…
現場管理費は、現場で働く監督の給与や現場の労務管理費、安全管理費、福利厚生費、交際費などの経費で、現場で発生する費用。
一方、一般管理費は、施工会社の役員報酬、現場で働いていない経理担当者などの給与、企業維持にかかる経費（事務、社屋など）、利益。
要するに工事・現場に直接かからないが、その会社の存続に必要な費用会社の諸費用。
簡単に言うと現場と会社の経費の違いといったところ。

見積比較表を作成して工事項目ごとに検討をしてみると、金額の差となる原因は、いわゆる「諸経費」の違いで
最安値となった建築会社は、この一般管理費が安いということが最安値になった理由で、一般管理費率は一般的に言われている下限ギリギリ。
見積内容を精査した結果、見積り漏れや安すぎる工事単価などは見当たらず、諸経費を頑張ったという会社の熱意を決定の理由としました。

打合せの帰路で見つけた菜の花…車を停めて　写真はGRⅢ　適宜トリミング


建築会社が決まりひと安心といった感。(^^
今回の工事は園舎を利用しながらの改修工事ということで安全第一は云うまでもありませんが、工程管理の難しい現場となりそうですので
上の写真のようにスカッと現場を納めてもらいたいところです。よろしくお願いします。


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