山形建築研究所-BLOG-休憩室

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鐵工所

2024年02月22日 | 仕事
昨日の事ですが、1月の記事<配筋検査>でお伝えしていたプロジェクトでは鉄骨製品検査のために群馬県昭和村へ・・・寒かった。(^^;)

以前は製品検査の前に「原寸検査」といって、設計図で1/100、1/30などの縮尺で描かれている構造図を原寸大で書き直し各部の納まり等を
チェックする検査がありましたが、今では工場内のCAD化が進んで納まり等の確認はCADデータで行うようになっています。

鉄骨の製品検査では柱や梁などの製品精度の検査をします。
製品には許容誤差が日本建築学会のJASS6の中に精度検査基準が定められていて管理許容範囲内であれば製作、施工上問題無しと定義されています。


柱や梁などの製品精度の検査、管理許容範囲を超えた製品は無く製品精度検査は合格。 以下写真は全てGRⅢ
鉄骨は溶接することで1カ所当り1.0~1.5ミリ程度縮んでしまいます、そのために製品を切断する際には、縮みシロを勘案し加工します。


そして目視検査ではわからない溶接部分の検査、超音波探傷検査。第三者検査機関からの報告と製品の抜き打ち検査も行い無事に合格。


完成した溶接の仕口、溶接ビード… 目視検査合格! なかなかキレイなビードです。 GRⅢ ブリーチバイパス

合格した製品は工場内で錆止め塗装を行い、来月には現場へ搬入され、いよいよ建て方となります。(^^

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