山形建築研究所-BLOG-休憩室

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地盤調査

2018年04月28日 | 家中のすまい
既存建物の解体工事が終わった<家中のすまい>の現場では昨日、地盤調査が行われました・・・ということで調査立会いです。
当ブログでも何度かお伝えしていますが、調査方法はお馴染みの<スウェーデン式サウンディング試験


調査に使われる機械は『Geokarte』(ジオカルテ) 以下写真は全てGR DIGITAL Ⅳ ノートリミング。


引き抜いたロッドに付いていた土は、少しの砂が混じった粘土。

今回はサウンディング試験とあわせて<表面波探査法>でも調査を行いました。
<表面波探査法>とは、物理探査の一種で、地面をゆらして、その“ゆれ”の伝わる速さにより地盤の硬さを判断するというもの。

地盤に人がわずかに感じ取れる程度の小さな地震を起振機(写真奥)で人工的に発生させ
地面の中を伝わる表面波(レイリー波)の速さを2つの検出器(写真手前)が計測を行いパソコンでその計測値を収集します。
この調査方法のメリットは、結果がすべて数値で、つまり客観的なデータが得られるということです。
さらに、地盤支持力しかわからないサウンディング式試験とは違い、地盤支持力と沈下量の両方を調査することもできます。

地盤改良はとても大事な要素ですが、できる限りコストを抑えたいというのがホンネです。
そこで地盤状況を高い精度で把握すれば、安全・安心・的確な判断をすることが可能となるということです。(^^)v



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