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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









iPad ハードの本質は、“ゲーム機” 流のハードウェア設計か
この記事を読んで、慧眼だな、と感じた。
これまで、Apple のやってきたこと、というのは、Steve Jobs と、彼を頂点とした Apple という会社でしかなしえないような切り口で語られることが多かった。優れたユーザー・エクスペリエンスにせよ、マイナスのデザインといった切り口にせよ、出来上がったものを評価する軸としては、優れた軸なのだが、普通の企業でマネをしようとしても、どうしていいか、一から十まで分からないので、マネのしようがないのだ。

そこへ持ってきて、この記事の切り口は、その Apple のやってきたハードウェア設計のグランドデザインを見事に言い当てている。それが、

“高速ではないが省電力なプロセッサと、高速ではないプロセッサの割に強力なGPU”

という一文だ。そして、そこから連想できるものは、日本が得意としてきた (おそらく今でも得意としている) ゲーム機だ。ゲーム機のデザイン発想は、少ないメモリと高速だが意外と汎用性は低い GPU。そして、ちょっと前までは低速なプロセッサの組み合わせ (今でも Wii はそうらしい) しかし、そこから生み出される『娯楽』は、利用者を惹き付けて離さない。

そこに『クラウド』と表されるネットワーク上のサービスを組み合わせると、無限の楽しさを感じられる体験が生まれるのだ、というところが日本のゲーム機メーカーにはなかった発想で、それを作ったのが iPhone だとしたら、純粋据え置き型にしてみたのが、iPad なのだろう。

ここまで本質が言い当てられていると、iPad が利用している A4プロセッサや、ハードウェアメーカーが分からなくてもハードウェアとしては同じものを作ることができるだろう。後は、そこに付け加えるソフトウェアであり、エコシステムだ。そこまで作り込めれば、Apple と勝負するための土台は揃う。戦える企業が出てくるかどうかは分からないが、“高速ではないが省電力なプロセッサと、高速ではないプロセッサの割に強力なGPU” というのは、今後 4~5年程度は、使えるグランド・デザインなのではないか、と思う次第。

■本田雅一の週刊モバイル通信 インテルの悩み、Appleの結論
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20100128_345325.html
[ お知らせ ] / 2010-01-29 22:49:57 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




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