普段、ファイルのバックアップに使っている IOデータのネットワークHDD(NAS)のHDL-GTR3.0の4台のハードディスクのうち 1台が故障した。HDL-GTR3.0は、RAID0で利用したときに 3.0TBの容量が利用できる NASだ。実際には、RAID5で利用しているので、実効的な容量は、2.2TBだ。
このNASの1つのHDDが「未認識」となってしまって、RAIDクリティカルな状態になったのだ。
サポートページをみると、この GTR3.0の場合、交換ハードディスク型番は「RHD-750」。価格を調べてみると、同社の直販サイトで取り扱っていて、\14,800だった。750GB HDD なので、現状の市価は 7,000円前後のはず。単純に容量単価で考えると、たかだか、\14,800 とはいえ、ボってるなあ、という気もするのだが、そもそも 750GB品は、ほとんど扱われていない。
現在の HDL-GTR3.0に使われている HDDはというと、「Seagate ST3750840AS (750.2GB)」だった。ネットでいくつか、ググってはみたものの、HDL-GTR3.0を全部 1TB HDDに換装したという例などは見つかったものの、一つだけを交換してみたという事例はみつけることができなかった。ということで、迷った挙げ句に、純正の交換ディスク「RHD-750」を買ってみた。この記事は、その報告だ。
「RHD-750」だが、購入してみたところ、4月30日の夜注文で、5月2日(土)の午後には配達されてきた。中身をみてみると、なんと Seagate ST31000333AS。
1GBの HDDで、なんと、 今年の頭にドライブのファームウェアに不具合があるという報道があった HDDだ。もっとも、ファームウェアのアップデートが提供されているので、実際には問題はないのだろうという気がするが、IOデータは安価に仕入れたんじゃないかなあと思ったりするところが少しムカつく。
で、交換自体は簡単だ。
HDL-GTR3.0の電源が入った状態で、そのまま未認識になった故障ハードディスクを抜きとり、新しい「RHD-750」を挿入する。
すると、自動認識され、「ピー、ピー」という音が鳴り続けて、RAIDの再構成が行われるのである。ほぼ 12時間以上かかる気がするが、おおむねその程度で完了する。本体ボタンを押下すると、音は消せる。15:30 から再構成を開始して、23時頃に 43%。朝 9:00頃に確認してみたら 100% 終わっていたという感じである。
ちなみに、「Seagate ST3750840AS」は現在取り扱いがない。ついでにいうと、「Seagate ST31000333AS」も、価格.com では取り扱いがなくなっていた。いやー、ハードディスクというのは、ほんとに足が速いというか、あっと言う間に市場からなくなってしまいますなあ。
まあ、ひとまず、IOデータの純正品も、HDL-GTR3.0で利用されていた 750GB品とは別のものだった、ということで、故障の際には、同じメーカーの HDDで上位容量のものを購入してみると使えるかもしれませんね。
「RHD-750」等の交換ハードディスクを購入されたことがある方々も、ぜひ、情報を発信してもらえると、壊れた人が助かるんじゃないか、と思ったりしました。情報をいただければ、WindowsCE FAN の本ブログとかにも掲載しておきますので、ぜひコメントください。
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