Google が今年1月に鳴り物入りで発売した 最新版 Android OS を搭載した「Nexus One」だが、登場から4ヶ月でオンライン販売を終了すると発表した。「Nexus One」は、各キャリアが販売する Android ケータイよりも、多くの新機能、最新の Android OS を搭載したが販売は振るわず 13.5万台ほどに留まっていたという。今後、Google は同社のこれまでの戦略の誤りを正し、キャリアを通じての販売に切り替えるという。
すでに英国では、「Nexus One」はタダで販売されているとのことで、日本の iPhone と同じ状態になっている。日本でも SIMロック/SIMフリー議論などが続いているが、一般的に理解されにくいモノを、多く販売するためには手を出しやすい価格で提供したり、実際に体験できる環境を用意していく努力が欠かせないという基本的な事実を改めて浮き彫りにしたニュースだと感じた。
長い目でみて、タダ端末 + SIMロック + 長期回線契約 という状況が本当にユーザーのためになっているかどうかは分からないが、これが現実だ。
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