日経エレクトロニクス 2009年5月4日号のニュース記事。
電通大らが開発したカメラの撮影時のブレを検査する装置を使って測定したところ一眼レフカメラでは、ミラーとシャッターによる衝撃で、シャッター速度 1/60秒の場合、解像度が 1/4 以下に落ちてしまうと言う。2,000万画素のデジタル一眼レフカメラを利用しても、500万画素の解像度程度になってしまう。また、デジタル一眼レフカメラでは、三脚使用時に手ブレ補正機能をオンにすると、却って写真解像度が低下するという結果も得られている。最大で 10px 程度ブレてしまうらしい。
測定は、LEDを並べて、様々なパターンを表示する装置を、リモコンを利用したデジタル一眼レフカメラで撮影して、パソコンでその映像を解析することにより行った。
本問題は、一眼レフメーカーでも認識されていないらしい。
今後、本問題がどういう方向に発展していくのか、あるいはどのように解消された商品がアピールされていくのか、カメラファンでなくても注目かも。測定技術が、これまで気がついていなかった課題に光を当てた、という感じなんだろうか。
|