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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









中古パソコン@大阪でんでんタウン編
2008年は年初に登場したEee PCから、日本でもネットブックの流行が始まった。Eee PC、ASUS AspireOne 等も、「低価格ノートパソコン」といった説明的な単語から始まり、夏頃にインテルが「Atom」プロセッサーと「ネットブック」「MID (Mobile Internet Device)」という名所を発表すると、5万円前後で Windows XP を搭載したノートパソコンを「ネットブック」と呼称する動きが広まった。

そんな中で、個人的に関心があったのが、中古のノートパソコンの相場である。従来 5-10万円というのは中古のノートパソコンの相場である。新品で5万円台のパソコンが現れた今、中古パソコンの相場はどうなっているのだろうか。

というわけで、引き続き、大阪でんでんタウンで調べた中古パソコンの話。

まず、観察結果の要点だ。
デスクトップはほとんどみていないので、対象はすべてノートパソコンだ。

1.ディスプレイは XGA解像度が圧倒的。
2.価格相場は下記の通り。
 Pentium III世代は、2万円未満
 Pentium 4-M、Pentium M 世代は、4万円以下。
 それ以外は、5-6万円という値付けが多い。
3.HDD容量は、同じ価格帯で調べると 40GBくらいが平均的。
4.メーカーで多かったのが、IBM、NEC、東芝。
5.Tranmetaや、VIAのプロセッサを搭載したいわゆる変わり種はほとんどない。

店頭では、“クリスマス特価”という名目で半額の値付けのものも多かった。
この場合、IBM ThinkPad が 2.5万円台。ただし、Pentium4-m や Pentium III世代がほとんど。つまり世代的には、X40/T40/A30クラス
高解像度マシンとしては、Let's Note Yシリーズが 2台あっただけ。

これらを見た後で、Atomを搭載したネットブックのスペックをみてみると、プロセッサとしては、Pentium M の 1.6GHz相当だから、中古で4万円~6万円で販売されている製品とほぼ同等。メモリは、1GBなのでちょっと多い。OSは同じ WinXP、でもって HDDは新品で 120GB - 160GBが搭載されているというのが実状だ。画面は XGAに比べて、若干縦が短い 1024 x 600。もちろん、バッテリも新品。さらに付属品やメーカー保証がきちんとついてくる。
ということを総合的に考慮すると、個人的には中古パソコンのメリットはほとんどない。強いて言えば、A4ノートには、CD-ROMか、DVD-ROMドライブが内蔵されている点が中古パソコンの優位点か。しかし、それも同じ中古店頭に並んでいた \1,980の外付けUSBドライブを買えば解決する気がする。

となると、ネットブックの登場で、中古販売店の販売は相当苦しいのではないだろうか。「クリスマス特価」として、半額で販売しようとしているのは、ある意味テストマーケティング。この価格なら売れるということになれば、店のオーナーが判断して価格の大幅切り下げも実施される可能性があるのではないだろうか。

あと、ちょっと期待していたのは、私が好きな高解像度マシン SXGA+ (1400 x 1050)クラスの中古品もないかなあと思ってみてみたのだが、見つけたのは、Let's Note の Y2が2台だけ。メモリが 768MBと中途半端なことと、Let's Noteのキーボードが今一つなじめないので購入は見送ってしまった。それでも、2万円台とかなら、衝動的に買ってみるのもありだったのだが、残念ながら4万円台。だったら、ネットブック+自宅では高解像度ディスプレイという使い方も視野に入ってくるのだった。

ということで、大阪でんでんタウンの中古パソコン事情でした。
[ 取材日記 ] / 2008-12-15 00:52:12 コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )




     




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