臨床心理士を国家資格に 民自、法案提出で調整 民主、自民両党は25日、心の病を抱える人へのカウンセリングなどを行う民間資格「臨床心理士」を国家資格とする方向で調整に入った。人材を確保し専門性や能力の向上を図る狙い。「心理師」などへの名称変更も検討する。関連法案を来年の通常国会に議員立法で共同提出、成立させたい考えだ。 うつ病や自殺の増加などにより、心理療法のニーズが高まっているのが背景。国家資格として地位を安定させれば、志望者が増え、能力も向上するとの判断がある。 2005年にも同様の法案が検討されたものの、精神科の開業医から競合の懸念が示されるなどしたため提出に至らなかった経緯がある。 (47NEWS・共同/2011/12/26 02:00) |
まあ、国家資格化したからってカウンセリングのお値段が安くなるとか、保険がきくようになるとかいうわけではないだろうけども。
「うつ病は脳の故障だからクスリ出しときゃいい」的な単純な発想に対する反省が、微妙にだが国政レベルでも現われてきているということなのだろうか。それならまあいいことには違いない。
とはいえなんで「名称変更も検討」なのかはよく判らない。特に「臨床」を外そうとしているらしい理由は何なのだろうか。日常語としてみた場合に医療行為を連想させるからだろうか。