でぇごんさんの大子日和♪

旧名「大子のでぇごん」。でぇごんさんの茨城県の大子町での日々つれづれ。
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奥久慈大子のお盆~花火大会と灯籠流し~

2014年08月18日 | (旧記事)きままに書き綴る

残暑厳しい折、ゲリラ豪雨も時折な茨城県の大子町からです
お盆がすぎ、赤とんぼが平地に下り出す頃。
草むらでは虫の音が響き、夕方はカナカナカナ…夜はすいーーーっちょん♪
秋の足音も聞こえています。
暑さ寒さも彼岸まで。

さて、先日の大子のお盆、恒例の伝統行事「花火大会と灯籠流し」です。
お地蔵さんは年柄年中お参りするのですが、忙しくしていたため写真がありません…



大子の商店街は夜店が並び、通りの昭和風情と相まってレトロな空気感がたっぷりでした。



本町通り「あんどんまつり」
地元「本町夢プランの会」の皆さんが総出で演出をしています。
今年は明星大学の学生さん達も参加し各所にその行灯が吊されました。
大子町地域興し協力隊の一つの事業でもありました。

さて、暗闇が迫る頃、人々は久慈川河川敷に繰り出していきます。



久慈川には、大子町連合若連および旧七町内の若連の皆さんによる灯籠流しが厳粛に、そして燦めかしく流されました。
この「花火大会」は若連に携わる、町内の若者達によって開催されているのです。

日本一大きなお地蔵さん「大子地蔵尊」も、地元町内の祭典実行委員会によって受け継がれています。
かつての始まりは地蔵尊の縁日で、子安安産祈願・水難供養に灯籠を流したのが伝わっています。
しっかり伝統を継いで開催されている、とても意味の深い花火大会なのです。



仕掛け花火でスタート!



山間の街にこだまする爆音はここだけのもの。



「花火大会と灯籠流し」
故人を偲び、夏の水難供養も兼ね、子安安産を願う、小さな田舎町のお盆でした。