道具立ては、この感覚器そしてこの脳しかないんだから、これらの道具の機能の範囲内で認識するほかはないよねえ。機能の範囲っていうか機能の仕方というか。で、認識したところで所詮この脳が認識したいようにしただけのハナシであって、ま、夢をみてるのと変わらないといえば変わらないよねえ。別の仕組みの脳なら別の認識をするだけなんだし。実像はどこにもなくただ虚像があるだけ。たしか猫は甘いを認識することが出来ない(あ . . . 本文を読む
原因がわかんなきゃ対処療法でいくしかないけどさ、ま、それだと根治しないのも当たり前なわけだし。根治させるにはやはり原因究明はしないとね。目先のことに右往左往して場当たり的なことしてても、気休めみたいなもんだもの。
においは元から断たなきゃ駄目、なんてCMもあったよねえ(いつの話だ)。ま、そういうことなんだけど、やっぱ原因わかんないことも多いか。あれこれと複雑だったりするしね。よし!仕方がない、対処 . . . 本文を読む
「浮き足立つ」をNHKの番組で誤用したのはちょいと前の話なんだけど、あたしは今日知りました。この記事に対するコメントもたくさん書き込まれていて、その通りだなあ、と思うことも多々あり別に付け加えることなんて何んにもないんだけど、前回、元気をもらいましたっていう言いまわしは嫌と書いたことでもあるし、言葉遣いつながりで前回の補足も込みで書いてみましょうか。
NHKが何をやらかしたかっていうと、「浮き足立 . . . 本文を読む
興奮するようなイベントに参加した時とかに感想を訊かれた人が元気をもらいましたって答えるの多いよね。いつからこういう言い方が増えたんだろ。以前だったら、元気が出ました、とか、元気付けられました、って言ってたと思うんだけど。あと勇気をもらいました、とかいう答えも多いよね。
スポーツで優勝したチーム(あるいは人)に対しても感動をありがとう、だったりするし。
こういう言い方、なんだか気持ちわるいのよね、あ . . . 本文を読む
生命が種の保存を考えようが、あるいは遺伝子が自己増殖だけを考えようが、あたしにはどっちでもいいのよ。生物学ではパラダイム・シフトなのかもしれないけどさ。どっちでもいいというのは、どちらにせよ、そこには意思が感じられ、何故そんなものが存在するのかしら、という不思議のほうがあたしにとっては問題なのよね。
肉体という物質に精神という非物質が宿る不思議。脳と意識の研究がどのくらい進んでいるのか知らないんだ . . . 本文を読む
ニーチェが、悲劇は人生肯定の最高の形式だ、といっているというのを読んだんだけど、ちょっと虚をつかれた感じだね。普通悲劇が人生肯定だなんて考えもしないもの。書いてあることを読むとなるほどと感心するのよね。ま、あたしは何んにでもすぐ感心する性質(たち)だけど。
ニーチェはギリシア悲劇のことをいっているらしいんだけど(あたしは「悲劇の誕生」を読んだわけじゃないのよね)、悲劇なんてことで人生肯定を描くギリ . . . 本文を読む
人的資源って気安くいうけどさ、資源といった時点で人を物あつかいしてるのよね。バカにしてるのよ、この人的資源って言葉。
先の戦争でもやっぱり人的資源って言ってたのよ。で、人を物あつかいして行き着いた先がどこかっていうと、特攻なのよね。人をミサイルと同じにしちゃったんだから酷い話よ。
いまもあいかわらず人的資源って日常的に使ってるんだから、その行き着く先はだいたい想像がつくわね。こんな考え方してて明る . . . 本文を読む
この国は若いんじゃないかしら。幼いと言ってもいいかもしれないくらいに。
(そんなことないでしょ。神武天皇から始まったとは言わないけど、それなりに歴史はあるよ)
それはそうなんだけどね。なんだか今の日本は戦後から始まった俄か作りの国家のような気がするのよ。戦争までの日本を御破算にして、それまでの歴史をなかったことにして、赤ん坊からやり直したような感じがするの。
(極端な見方だなあ。歴史は簡単にリセッ . . . 本文を読む
政治ってぇのは関心のあるなしにかかわらず関係を強要してくるのがかなわないのよね。誰一人逃しゃしねえぞっていう感じ。なんていうの一網打尽?
(いや、それ違うだろ)
天網恢恢疎にして漏らさずっていうかさ。
(いや、だから使い方間違えてるから。言葉知ってるふうで、逆にバカ丸出しだぞ、それじゃ)
ま、つまり気分よ、気分。気分が伝わればいのよ。たとえば、お魚が機嫌よく泳いでいたら投網で大勢の仲間と一緒に獲ら . . . 本文を読む