瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

元気でいられる行為

2016-09-21 10:51:14 | 随想
疲れとは何か。
医学的にではなく実感としての話をする。

疲れた、と口にするのはどのような時か。
嫌なこと、気が滅入ること、不愉快なこと、などなど負の感情に襲われる時である。

もちろん肉体的なことにより疲れたと口にする場合もあるが、その疲れは心地良い疲れという場合もあり実のところ疲れより心地良さがまさっていることもある。
よって真の意味で疲れを感じるのは肉体ではなく精神である。

人は一日の大半を仕事をし、そして疲れたと言って帰宅する。
考えてみればおかしなことである。
仕事とはもちろん自分の生活の糧のためではあるが、社会を豊かにするための行為でもある。そのような行為をしながら疲れるなんて本来おかしいのだ。仕事をしたら元気になる。これが本来である。その行為が社会を豊かにしているのだから。

仕事をして疲れるようなら何が間違っているのである。やり方が間違っているのか、心構えが間違っているのか、そもそもその仕事をするのが間違っている、つまり不向きであるのか。

私たちは行為することで肉体的には疲れることもあろうが、精神的にはどんどん元気になれるのである。疲れるなんてあり得ないのだ。元気でいられるような行為こそが本来なすべきことである。
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