瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

俯瞰

2018-12-21 04:59:38 | 随想
どっちから見るかの違いですね。こっちか見れば表。あっちから見れば裏。そういうことでしょう。実は同じものを指している。コインの裏表ですな。裏だの表だのといいますが同じもンです。

とはいえ、別の視点を持つのは難しいですなあ。ってぇか別の視点があることにすら気がつかないことが多いですもんねえ。人のモノの見方は天動説ですから。自分は絶対的で不動。自分がそのように見たってぇことが真実。自分を相対的には見ませんねえ。自分を別の視点から俯瞰することはありません。

すべてを俯瞰できる視点を持てれば、表も裏もなく、同時にどちらも見られます。
それにどっちがいいではなく、どっちもいい。片方を肯定すれば、もう片方を否定することになりますからね。同じものを指して肯定したり否定したりはできません。だから、どっちもいい。

でもそんな視点を持っているのは、そう、神さまだけでしょうねえ。

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