木の香り

　今日は昨日の続きで、和室の床組みから板張りまで行いました。まず、大引きをいれます。束にはプラ束を使うのですが、床の高さが低すぎるので一番短いプラ束でも入らず、束石の下を少し掘り、収めていきました。既設の土台部分には昨日防蟻材を塗り、大引きにも今日塗りました。そして、シロアリ駆除の薬をまきました。タルキをながし、板を張っていきます。この板は杉板なのですが、切ると杉の良い香りがします。施主も、「木の良い匂いがする」と言っていました。しかし、この匂いは長くもちません。畳を入れれば、い草の匂いで消えます。畳を入れなくても、一週間ぐらいで消えます。その他に、気付いた点は直しました。明日、畳の寸法を取りに来て、来週早々には新しくなった和室になることでしょう。
　夜は、組合のセミナーに参加してきました。今日は、スイスに研修に行った方から写真を見ながらのものでした。築３００年の住宅や木製サッシュなど、日本では常識ではないことが、多い。気候や風土がちがうから仕方がありませんが、見習うべきところは私のものにしたいです。