第994話 穏やかな抱擁

2015年06月07日 04時55分32秒 | 子育て・「おママごと」

愛されるより 愛したい。

確かにそうなのだ、確かにそうなのだが、

自分の所属する組織(職場や学校)において、やはり 嫌われるより、愛されたい。

無視されるより、認めてもらいたい という本音。

 

主人との会話 (テーマは「男と女の仕事論」・笑) の中、男尊女卑があるという観点から

私が、(女性である私は) 「相手にされないし、注目されていない」 と答えると、

息子が 台所に走ってきた。

「今、なんていったん? 注目されてないって何?」

「ん? ママが注目されていないってこと」 と答えた途端、息子は何も言わず、私を抱きしめた。

 

抱擁といっても息子の身長からすると、私のお腹に息子の頭。

腰の周りを細い子どもの腕が包む。

(忘れ物が多いけれど、私が何か言ったらすぐ怒るけれど、面倒臭がって勉強しないけれど)

この子は、(大切なことを) ちゃんとわかっている・・・

息子の手に力強さも熱さもないけれど、この絶対的な愛に癒される。

 

「職場で注目されてなくても大丈夫。 ママにはKがいるから大丈夫」

そう答えると、任務を完了したみたいに あっさり1人遊びに帰っていく。

息子が去った後、

自分の味方が1人でもいたら、 憂いなくその場に安心して立っていられる

を かみ締める。

 

 


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