第３０５５話 最強のどろだんご

「後悔していることがあるねん」

中２になった息子に　懺悔する。

息子（小学生）が作った「最強最高のどろだんご」を

捨ててしまったことを　素直に詫びて

なぜあんな「すごいどろだんご」を

作ることができたのか　たずねてみた。

 

小学校では作った

（できたて）どろだんごを固める（寝かせる）

タイミングで　よく荒らされる　らしい（笑）

だから、みんなが置いている花壇付近ではなく、

誰にも　気づかれないところに

誰にも　気づかれないよう

葉っぱに包んで隠したはいいが、その後、

息子自身　作ったことを　すっかり忘却。

不意に思い出し、見に行くと、

落としても割れない　なんとも固い

「最強どろだんご」ができていたそうな。

 

「あんまり触ったら　あかんてことや。

放っておいた方が固く、強くなるねん」

息子の言葉が「最強の子育て」に思えて（笑）

うなづきながら　肝に銘じる。

 

※　いまだに　あの「最強のどろだんご」を

思い出しては　捨てたことを後悔。

なくなった後に知る　私にとっても　あれは

息子の「丁寧な仕事ぶり」を感じることができる

思い出最強の　美しいどろだんご　だった（泣）

捨てる前に持った時の　ずっしりした重みと共に

ママの記憶には　永遠に残っているからね！