第241話 運動会の思ひ出

2009年10月14日 23時56分13秒 | 子育て・「おママごと」

今年は晴れの運動会(昨年は雨だった)
オープニングは恒例の年長児による鼓隊。
やはり今年も泣けました。
プロでもない園児の演奏にとめどもなく流れる涙。開幕。

かけっこ。
ここにくるまで、ずっとヨーイ・ドンの練習をしてきた。
予行練習ではあまりにも広い小学校の校庭で立ち尽くしていた。
去年はお友達が一斉にスタートする中、出遅れた自身に号泣だった。
今年は、
あまりにも早いスタートダッシュに1番
かと思いきや、息子が連れ戻されている。
こ、これは、
走者じゃないのに走ってしまった?!
まだ自分の番じゃないといわれ(たぶん、そんな様子)、いじけている。
今度こそ出番寸前、泣く寸前。
Tシャツを半端じゃなく(胸まで)たくしあげ、おへそを触っている・・・
解説しよう。
公衆の面前で恥ずかしいが、彼にとってはこのくせ、精神安定を兼ねている。
スタート。
丹田パワーでなんとか持ち直し、笑いながらゴール(先生)目がけて走る。
それだけでママ、感無量。
なのに、今年は、一番!! 早速、リプレイ。今、見た結果に盛り上がる。

続きまして、コスプレ。否、親子競技。
今年はペンギン♪(昨年はにわとり)
入退場門にて早着替えなのだが、息子がペンギンの衣装を嫌がる。
傾き始める機嫌。不吉。
ペンギン体(ナイロンシャツ)もペンギン顔(紙帽子)も装着できず、入場時。
事態はさらに深刻、すっかりご機嫌ななめ。
先生方がこの日のために手作りしてくださった衣装である。
なんとしても着て、競技に参加したい。
お友達に先を譲り続けたが、最終走者になったにもかかわらず未装着。
息子、マックス号泣。
涙と鼻水、すべての出口から大放出。4筋、流しっぱなしでスタート。
本来なら障害物競走なのだが、息子がしがみついて離れない。
体、くの字の息子を抱きながら、どの障害も乗り越えることなく、
平坦な内周を走り、終了。

退場後「お義父様とお義母様は?」主人に問う。「もう帰った」と。
かけっこ1着の幸先のよさに嫁としての欲が出たのをKは敏感に感じ取ったに違いない。
己の邪心に敗れた・・・そんなことを考えていた矢先、目の前に知人。
「今年は主人のお父さんとお母さんが来ていて、いいとこ見せよう、見せようと
 親が思えば思うほど、子供はねぇ~(笑)」早速、ネタ。嫁の思いに盛り上がる。

勝ってもニコニコ、負けても笑える運動会。
1本の日傘を2人で差して観戦している仲睦まじいご夫妻や、
平日は「こんばんは」と小さく挨拶を交わすパパが
走るお嬢様の名を大きな声で叫ぶ意外な一面などに触れ、
愛情に満ちているではないか運動会。
親子競技終了後、息子があっさり眠りに落ちた。
今年度の我が家の運動会はこれにて閉幕。


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