第758話 いっぷく、する?

2014年07月01日 05時17分51秒 | Weblog
手水舎(神社で参拝前に手などを洗い清める場所)で息子と順番待ちをしていた時のことである。

お遍路ファッション(金剛杖、白衣)に身を包んだご婦人が、
「(息子に)ずっと順番待ってるの、大変でしょ。
これは塗香(ずこう)といって、手につけてこすると、手を洗ったのと同じ効果があるの」
そういって、息子と私の手に薄茶色の塗香を分けてくださった。
言われるがままに手をこすると、高貴な香りがふわっとひろがる。
けがれを除くというこの塗香の香りにすっかり魅了され、即・購入に至る私。

前話(第757話・職業婦人)でも少し触れたが、働いている(生きている)と、ヤな事含めて色々ある。
そんな時、吸わない私はたばこで一服もできないので、この香りを吸って心を清める。


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