第399話 職業病

2011年12月03日 07時53分53秒 | 子育て・「おママごと」
子供が生まれてから朝日の差し込む部屋に寝る場所を変えた。
窓際からの冷気を私の体で遮って、息子にまで届かないようにという思いから右手に窓、左手に息子の順。
あれからずっと寝る時は左を向きながら眠るようにしていた。

歯医者さんに行くと「ずっと同じ方向で眠っていませんか?」と問われる。
どうやら長い時をかけ、私の噛み合わせがズレている、
つまり、微妙な顔の歪みが発生しているらしいとのこと。
あぁ、いつも息子の方を向いて、左の頬を下にしていたからだなと。
・・・っていうことは治すには右側を下にして眠ればいいってこと?

夜中に目覚めては、息子の呼吸音のはかなさに息をしていないのではないかと口元に手をやり、
胸に手をおいてはほっと安心してまた眠る。
息子に蹴られて起きれば、息子が北枕で寝ている。どうしようかと息子の頭を覆い隠す位置に移動して眠る。
息子の寝顔を見ながら我が子の可愛さに頭をなでることもあれば、あまりにも主人似なので、暗闇に一人笑うこともある。

あお向けで寝ても、右の頬を下に寝ても、いつも朝は左手を枕に寝ている。
いつの間にか定着してしまった習慣というのか、癖というのか・・・
目覚めると、最初に左手に眠る息子を確認して起きる。
もう、こうなったら仕方がない。母としての職業病なのだと覚悟する。
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