○12月2日土曜日、ソンミン(ユン・サンヒョン)は会社の飲み会で酔いつぶれ、同僚のユナが付き添うことになる。
次の日、ソンミンは携帯電話の呼び出し音で目覚める。
電話に出ると、同僚のギスから会社に遅刻していると言われる。
日曜日なのに何を言っているのか、と答えると今日は12月9日土曜日だと言う。
確かに携帯の表示も、テレビも12月9日となっていた。
半信半疑で出勤するソンミンに、職場の目は冷たい。
ギスに一週間の記憶がないことを話しても取り合ってくれない。
ソンミンは病院に行くと、きのう予約していたと言われる。
そして医者と話している時「女を助けろ」という声を聞く。
なんだか、わからないまま一日を過ごし、明日は日曜日だからとソンミンは寝る。
次の日、また電話がかかってきて、ソンミンは目覚める。
また、ギスから遅刻しているという電話だった。
その日は12月8日金曜日だった。
もう、ソンミンはなにがなんだか、わからない。
職場に行き、病院に行く。
そこで、また「女を助けろ」という声を聞く。
次の日、ソンミンが目覚めると予想通り、12月7日木曜日だった。
テレビで、マンションのエレベータが落下して男が死んだというニュースが放送されていた。
職場の空気はあいかわらず暗い。
次の日、ビール缶が散らばる中ソンミンは目覚める。
職場で、ようやくソンミンは気がつく。
ユナがいないことに…。
ユナを探すソンミンが見たものはユナの机の上の白菊の花束だった。
ユナは12月5日火曜日の社員旅行で事故死したのだった。
そこでソンミンは今の自分なら、ユナを助けることができることに気づく。
次の日、ソンミンが目覚めると12月5日火曜日午前0時だった。
だれかのアパートのドアの前に立っていたソンミンは、なぜそこに立っていたのかわからず、家に帰る。
そのアパートにはユナが住んでいた。
社員旅行でソンミンはユナを見守る。
ユナはソンミンに「ほんの小さなことに気づくと人生は変わる」と意味深な事を言う。
結局、ユナは事故死してしまい、ソンミンは家で酔いつぶれる。
次の日、12月4日月曜日、ソンミンはまだユナを救えると気づき、会社に行くが、ユナは風邪で休んでいた。
なんとか、ユナの住所を探り出し、ソンミンはユナのアパートに行くが午前0時になってしまう。
で、気づくと12月3日日曜日午前0時、ソンミンは酔いつぶれて、ユナが付き添っていた。
ユナはソンミンを家に返さないようにしようと引き留めるが、ソンミンはホテルに誘われたとユナを誤解し家に帰ってしまう。
ソンミンはエレベータに乗り、後から来た男を無視してドアが閉まる。
エレベータが動き出し、ソンミンは気がつく。
後から来た男の顔はニュースのエレベータ事故で死んだ男の顔と同じだったと…。
ソンミンの机の上に死んだソンミンの写真が飾られている。
ユナは、朝目覚める。
「ユン・ソンミンを助けろ」という声がユナに聞こえる。
今日はお休みで、なにげなくCSを見たら、ユン・サンヒョン主演の短編ドラマをやっていました。
時間パラドックスもののドラマでしたが、土曜日の次の日が日曜日じゃないという、勤め人にはドキドキの展開に引き込まれました。
それから、目覚めるたびに一日ずつ、戻っていくという設定が新鮮でした。
オチもこれしかないという感じ、すっきりしていました。
考え込むと、ずっとソンミンとユナの助けあいの日々が続いてしまいそうな…。
ソンミンとユナの関係もすごい。
ソンミンは、ずっとユナがいないことに気づかないほど、ユナに感心がないんです。
でも、ユナが死んだことを知り助けようとする。
たぶん、そのとき、はじめてユナを意識したのかもしれません。
社員旅行でユナと話し、ユナの悲しい過去を知り、ユナに惹かれていく。
でも、日曜日には、ユナにホテルに誘われたと思い込み怒って帰ってしまうくらいの関係なんですね。
まー、ユナにとってのソンミンもそんなものなんでしょう。
しかし、このドラマで韓国は土曜日も仕事するのかってところが、一番驚きました。
火曜日の社員旅行もね。