きほんひとりさんの紹介していた本を読みました。
佐々木 典士著 ワニブックス 2015.6
ここまでミニマリズムについてまとまった本を読むのは初めてでした。
モノを集めることで自分が何者かを知ろうとしたのに、だんだんモノが多くなると自分がモノに支配されて、自分を見失うというロジックはおもしろいです。
「はてしない物語」ってエンデの本があります。
この本では主人公が本の世界に入り込んで、自分の願いを叶える度に自分の記憶を無くしていくんですが、ミニマリズムとは「はてしない物語」とは逆方向に自分の持ち物(記憶?)を無くしていくことで自分を見つけるということなんでしょう。
しかし、ミニマリズムの行きつく先には何があるんでしょう。
ミニマリズムの過程はとても楽しいのですが、その果てに、最後に残った自分まで捨ててしまいそうで怖い気がします。